その頃
「アロイスは大丈夫でしょうか?」
「どうだろうね、僕達に魔法を教えてくれてたとはいえあの状態を見ると流石に怒られるかなぁ?」
アロイスがゼフについて行った後にアロイスの放った魔法の惨状を見ながらグループのメンバーが話し合っている。
「でも、無属性魔法の有用性を説けば多少の事は大目に見てくれるんじゃない?」
「確かにこの無属性魔法は使い勝手も良いけど、流石にこれは…」
ショットが着弾した場所は、5.6m範囲で地面は抉れ、木々は倒れている、まるで大型の魔物が暴れたかの様な有り様になっていた。
「説教だけで済めば良いけど、もし罰則なんかがあったら俺たちで庇うか、アロイスと同じ対応をして貰えば良いんじゃね?」
「確かにアロイス君だけに責任を押し付けるのは僕も良くないと思うな」
「そうよね、私達の為にここで試したものね。もし私達に見せる必要が無いのなら王都の外で試す筈だもの」
「そうだね、もしなんらかの罰則があるのならその対応で行こうか」
「そうですね。では早速先生の所に向かいましょう」
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ここは50年ほど前に出来たとある国の王城
「陛下本当によろしいのですか?」
不安そうに自らの主人に問う
「今更何を言う。このままではせっかくワシが作った国が潰れるでは無いか。そうなる前に他国から奪わなければなるまい」
「ですが、彼の国ならば事情を説明すれば援助をしていただけるはずです」
「ふんっ、そんな事をすればワシの国が下に見られるでは無いか。そんな事はあってはならん、助けを求める位なら奪い尽くす。それともワシの言う事が聞かんのか⁉︎」
「い、いえそう言うわけではございません。陛下の御心のままに。失礼します」
男は主人のいる部屋から出て行きため息をついた。
「この国も終わりだな。まさかメイガスに戦争を仕掛けようとするとは、あの国は300年前の悪夢で消えなかった唯一の人国だと言うのに、陛下は何を考えているのか…」
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「あはは、アロイス君凄いよー」
お腹を抱えながら爆笑する空間の支配者。
「本当凄いね、まさか無属性魔法使うなんて。どう思う?魔法の」
「……」
「あれ?どうしたの?ちょっと不機嫌」
「…私が教えた知識の中には無かった」
「いやだってあれ本当は駄目なやつでしょ?」
「…うん。無属性魔法は扱いづらいから下手に使うと暴発する」
「だよね。でもまさか自分で考えて使うとは…いい加減笑うのやめなよ、空間の」
「だってー、面白いんだもーん。いやーやっぱりここに呼んで正解だったかもー」
「面白いのは確かだけど、今回のは一歩間違えれば危険だよ」
「でもー、それ私達にかんけーないしー」
「まぁねそうなんだけどさぁ、アロイスの周りにいれば面白い事になる奴もいるから楽しみが減るよ」
「んー、正直どーでもいーかな。私はアロイス君見れればそれでいいからねー」
「そう言われると僕もそうだけど…」
「おい、お前ら今度は何をした‼︎」
「どーしたの?創造のーそんなに慌ててー」
「どーしたの?じゃ無いだろ‼︎お前らあの土地に何をした‼︎」
「バレたっ。空間のどうする?正直に言う?」
「誤魔化してもー無駄っぽいねー。ちょっと魔素量をいじっただけだよー」
「何がちょっとだ‼︎あんなに集めたら魔物が大量発生するだろう!しかもあの土地がどんな所か忘れたのか‼︎」
「え?なんだっけ?そんなに重要な所?」
「しらなーい」
「…?」
「…はぁ。お前らは本当に。この世界を壊すつもりか⁉︎」
「……あっ、思い出した。あそこ生命のがいる」
「「あっ」」
「思い出したか。で?どうするつもりだ?あれがまだあのままならこの世界が終わるぞ?」
「でも今この世界にはアロイスいるよ?」
「そしてまた殺すのか」
「アロイス君なら大丈夫じゃない?私の空間で魂修復してたんだから、耐えられるでしょ」
「そんなわけ無いだろ、もし耐えられるほどの魂ならアロイスはこの世界で普通の人間として生きていけないだろ」
「あー確かにそうか。でもあの程度なら大丈夫じゃない?流石に復活する事はないんじゃない?」
「確かにあの程度なら大丈夫だと思うが何が起きるか分からんだろ」
「それはーその時に考えるよー」
「はぁ、何かあったらしっかりと責任とれよ」
「分かったよー」




