勉強会
食事会何終わって数日学園に入学して初めての休日。
皆んなの勉強を見る日になった。
朝食堂でみんなと待ち合わせをして、8人が余裕で入れる個室に入っていく。
「さて、今日はゾル君の出来具合を見ようと思います。他の皆んなは各々で勉強をして分からないことがあったら僕に聞いて下さい」
「「「「はーい」」」」
「…やらなきゃ駄目なのか?」
「勿論。もしやらなかったらゾル君だけ別のクラスになって皆んなと居られなくなるよ?それでも良いの?」
「それは嫌だけど、俺本当に頭いい悪いから教えてもらっても無駄だと思うぜ」
「それはやってみないと分からないから、取り敢えずやろう?」
「…分かったよ」
「よし、じゃあ始めようか。まずは何からやる?」
「歴史かな、暗記するだけなんだけど覚えられなくて」
「そっか、まずは覚え方から教えようか」
「覚え方?ただ覚えれば良いだけなんじゃ無いのか?」
「それでも良いんだけど、でもそれだと忘れちゃうんでしょ?なら別のやり方で覚えれば良いんだよ。例えばその年に起こった自分の興味のある事と一緒に覚えたり。ゾル君はどんな事が好き?」
「飯、魔法だな!」
「そ、そっか、例えば、20代前の国王陛下の名前は、トルキス=ヴァン=メイガスなんだけど、その年は色んな街が大豊作だったんだけど、大豊作はトルキス様って覚えたり出来ないかな?」
「なるほど、大豊作って事は飯に困らないって事だもんな。それなら覚えられそうかも」
「そーそー。そんな感じで、自分の興味のあること好きな事と合わせて覚えると2つのことが同時に覚えられるし一個一個覚えるより時間も早いから、勉強する時間も減るから一石二鳥、ゾル君にとっては一石三鳥だよ」
「勉強する時間が減るのは良いな、よし頑張ろ‼︎」
「アロイス、ここが分からないのですが」
「どこ?あ、ここね。これは……………だよ」
「なるほど、ありがとうございます」
「どういたしまして」
皆んなに色々教えながら結構な時間が経った。
「そろそろ休憩しようか」
「さんせー‼︎」
1番にゾルが返事をして、それに続いて皆んなが賛成する。
「友達と勉強するというのは良いものですね。問題に躓いても直ぐに分かりやすく教えて頂けますし」
「そうだね。僕もいつも1人で勉強していたし、分からなかったら本とか読んで答え探してたから、それに比べると凄く良い環境にいるよ」
エリナとギールが嬉しそうに話をしている。
「確かにそうね、私も1人でやっていた時よりも効率が良いと思う」
「わ、私もそうかな。私達の村には本は無かったけど、村で教えてくれていた人よりも分かりやすかったし」
シルフィとトルネも同じ意見の様だ。
「…私も」
ベティは相変わらず口数が少ないけども、勉強会には意欲的に参加してくれている。
「僕も凄くありがたいと思う。皆んなと勉強した方が忘れない気もするし」
「俺もそんな気がする」
ラーダとゾルも皆んなと同じ様だ。
「皆んなの役に立てたなら良かった。この調子で頑張ろう」
「「「「はい‼︎」」」」
その後僕達は休憩を挟みつつ勉強をしながら皆んなとの仲を深めていった。




