魔道具製作・奴隷
「魔力を劇的に上げる方法は諦めます。しかしそんな魔力総量が多いい魔法使い達がいても魔石を作ることが出来なかったなんて、魔石って凄い魔力が秘められているのですね」
「そりゃそうよ。アロイスは生活の魔道具を使っていて何も気づかなかったかしら?」
ん?何か不思議なことでもあったかな?
「いえ、特にこれといって何かに気づいた事はありません」
「そう、色んなことに目をつけてる割にはしっかりとみていないのね。魔石ってね、使い捨てする様な物では無いのよ」
それって永久的に使えるって事か?
「ずっと使い続けていられるのですか?」
「そうよ。魔石を割ったらしない限り、使えなくなることが無いのよ」
す、凄い!
「それは凄いですね、それなら魔力が沢山いるのも頷けます」
「そうなのよ、魔道具を使い続けても無くならないほどの魔力が必要って事よ」
魔石、作ってみたかったなぁ。でも無理ならしょうがない諦めよ。
「それじゃあ魔道具製作の説明に戻るわね。魔石を魔道具にするにはまず魔力を圧縮して作りたい物をイメージしながら、圧縮した魔力を魔石に注込めて特殊な模様を施せば完成よ」
思ったより作り方は簡単なんだな。
「その特殊な模様とは何ですか?」
「知らないわ」
えー、知らないのかよ。
「私は専門的に魔道具を習わなかったのだから知らなくて当然よ、アーガスだって知らないわよ」
「うん、父さんも知らないよ。そう言うのは専門家に任せるのが一番だからね、私達は戦闘一筋で来たからしょうがないさ、もし興味がある様なら学園で学べば良いよ」
そうか、確か10歳になったら学校に通わなきゃなんだよな、でも魔道具製作に必要な事を教えてくれるのなら行く価値はあるか。
「分かりました、もっと詳しいことは学園で学んできます」
「それが良いわ。次の町が見えてきたわよ」
新しい目標も出来たし事だしこれからどんどん楽しくなってくな、創造の神に文句を言うのは忘れないけど。
「次の街ですか、どんな所ですか?」
「あの町は前の町と違って串焼きの当たりハズレが無い町よ」
あんな町が他にもあったら最悪だよ。
「それは安心ですね、他には何かありますか?」
「他は、何かあったかしら?」
「んー、これといって無かった気がする」
母上と父上がなにも無いと言うなら何も無いのだろう。今回は宿で大人しくしてよ。
少しして町に着くと前の町の様に衛兵に心付けをして宿に向かった。
「あれ?」
「どうしたの?アロイス」
外を見ていたら見慣れない光景を目にした。
「母上、あの首輪を付けている人は何ですか?前を歩いてる人の言いなりみたいに見えますが」
「見てしまったのね、まだ早いから教えなかったけど
見たのなら教えるしか無いわね。あれは奴隷よ」
この世界奴隷がいるのか、何となく良い気分では無いな。
「奴隷ですか、否定はしませんが気分の良い物では無いですね」
「奴隷は一定数需要があるのよ」
「例えばどんな所ですか?」
「1番多いいのは鉱山かしらね」
あー、なるほど確かに鉱山なんかに送れるのは奴隷のほうが都合が良いか。
「納得出来ました」
「でも鉱山に送る奴隷は犯罪者だけよ。他にも商店なんかでも雇ってたりするわよ」
「鉱山は危険な所だから死んでも大丈夫な人を送る訳ですね。商店でも雇うんですね」
「賃金が安く済むから雇いやすいのよ」
「商店が雇う奴隷は犯罪者では無いのですか?」
「ええ、商店なんかが雇う奴隷は、借金奴隷か口減らしなんかで売られた普通奴隷のどちらかね、後護衛の為に戦闘奴隷なんかも雇う所もあるわね」
「奴隷でも色々種類がいるのですね」
それにしても奴隷か。今は欲しいとは思わないけど、そのうち必要になったりするのかな?
そんな事を思いながら宿へと向かい、夕飯を食べその日を終える。




