魔力量上昇と家族会議
母が部屋を出るのを見送ってからステータスを確認する
「ステータス」
名前:アロイス=フォン=ベルク
年齢:5歳
所属:ベルク伯爵家次男
状態:健康
魔力:1000/1000
適性:火•水•風•土•闇•光•炎•氷•雷•金•『空』
うおっ一気に倍になってる。なんとなく増えた原因は分かるけど取り敢えず説明を聞くまで待つか。
さて気を取り直して魔法の練習だ。
「あれ、身体強化と魔力の圧縮しかやることない?」
属性魔法のやり方とか何にも教えてもらってないや。
どーしよ?魔力の圧縮やる?やるか。
「あ、そうだ圧縮した魔力で身体強化すれば上級属性の魔法使う時に便利じゃないかな」
取り敢えずやってみよう。
「むむむむむー、圧縮しながら動かすのちょっと難しいな。気を緩めるとすぐ圧縮が解けてしまう、なるほどこれは要練習だな」
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「これより第2回家族会議を始めます」
「母さん急にどうしたの?それに第2回って、いつ第1回を開催してたの?」
「ユリウス、貴方は忘れたの?この間そこにいる馬鹿旦那のお説教をしたばかりじゃない」
「あれが第1回だったんだ、ただのお説教会では無かったんだね」
「あれは、アーガスがお馬鹿過ぎるからそうなっただけで本来はお説教をする予定では無かったのよ」
「えーそれに関してはなんの申し開きもありません。深く反省します」
「そうね、反省しなさい。それよりも今は今回の事よ」
「今回はどうしたの?またアロイスに何かあったの?」
「ユリウス、今回はアロイスに何かあったわけではないの、アロイスの知識の話よ」
「知識?アロイスは昔から書架に入り浸って本ばかり読んでたから、それなりに知識は豊富だと思うよ?」
「ええ、物語や図鑑、他国の本など色々あるのは知ってるわ。でもね、アロイスの知識は本を読んだだけでは得られない知識があります」
「どうしてそんな事知ってるの?」
「今日アロイスに、魔法の練習を1人でさせてくれってお願いされたからテストに合格出来たらって条件でテストさせたの。で、そのテストの内容なのだけど、高等部の最終学年で習う問題のみを出したのだけど、全問正解するには学年の主席レベルでないと出来ない筈だったのよ」
「てことは、アロイスはそれを全問正解させてしまったんだね?」
「そうよ、アーガス。本人は書架で読んで勉強したと言っていたけど。そんな本屋敷の書架には無いのよ、なのに独学で学んだと言ったのよ」
「それはおかしな話だね、書架にないのにどうやって勉強したのだろう?」
「アロイスは何か私たちに言えない様な秘密を抱えてるのは間違いないわ、だけどそれを無理矢理聞いて良いものか悩んでいるのよ」
「あ〜、なるほど確かに無理矢理聞くのは良くないね。アロイスが自分から話すのを待つか、それとなく聞いてみるか、どっちかしか無いね」
「父さん、母さん、僕は別に聞かなくても良いのではと思いますが」
「あらどうして?」
「アロイスが言わないってことは、言えない何かあるか、言う必要がないのだと思います」
「ユリウスの言い分はもっともだね、アロイスは言ってこないなら私たちもそこまで気にする必要はないんじゃないか?」
「2人がそう言うならそれで良いけど、もしアロイスがその事に悩んでいたら?」
「アロイスが悩んでいるかは見ていれば分かるんじゃないかい?」
「それもそうね、あの子顔に出やすいものね。分かりました、ではあの子が言ってこない限り気にしないことにします」
「うん、それが良い」
「僕も賛成」




