お勉強
お披露目会の翌日、早速父によるスパルタ教育が始まった。
朝の挨拶をして朝食の席に着く。
「アロイス、朝食を食べたら早速勉強だ」
「はい、父上宜しくお願いします」
「アロイスは今日からお勉強なのね、頑張ってね」
母が遠い目をしながら言ってきた。
なんか嫌な予感がする。
「アロイス、僕は何もしてあげられないけど、死なないで」
昨日は忙しく兄と会っていなかったからか、久しぶりに感じるが不吉なことを言ってくるあたり、きっと父による勉強と言うなの地獄を見たのだろう。
やはり、はやまった感が否めない。
「母上、兄上そんなに父上の勉強は大変なのですか?」
「大変というかとてもストイックなのよ、あの人は」
「ユーリ、私達の家系ではあれが普通なのだよ」
「普通と思ってるのはあなただけよ」
「と、とりあえずやれるだけの事はやってみたいと思います、万が一の時は骨を拾って下さい」
「そうだね、やる前から脅してもいい事はないだろうけど、無理はしないでね」
兄の優しさに頷き父と一緒に部屋を出る。
「こらから、魔法の勉強を始めるわけだけど、その前にアロイスはこの国の事はどれくらい分かるかい?」
「一般教養ですね、まずこの国の名前はメイガス、今から約5000年前に今代の国王陛下サイラス=ヴァン=メイガス陛下の先祖にあたる方が建国し当時では珍しい民衆の声を聞きより良い政治をした賢王と伝わっています」
「良く覚えたねその通りだよ、では他の一般教養も言えるかい?」
「はい、まずは通貨ですかね、銅貨から始まり銀貨、金貨、白金貨と10枚毎に次の硬貨になっていきます白金貨以上になると100枚単位で黒貨、虹貨になります、さらにその上に赤貨と言われるものが有りこれは各国1枚ずつ持ち、国である証として使われています」
「正解だ、では硬貨の素材については知っているかい?」
「はい、銅貨は銅、銀貨は銀、金貨は金、白金貨はミスリル、黒貨はアダマンタイト、虹貨はオリハルコン、赤貨はヒヒイロカネと言われる赤貨以外では見ることの出来ない幻の素材と言われています」
「よし、良く勉強しているね、では通貨以外はどうかな?」
「この世界の周期ですね、1日が25時間あり火、水、風、土、闇、光の日がありこれを1週間とし4週間過ぎると1ヶ月経ち25ヶ月経つと1年になります」
「そうだね、では最初は何の日から始まるかな?」
「良く間違えやすい事ですが、光の日から始まります。
これは、創造の神様が世界構築する際に光と共に世界が出来上がったとされているからです」
「偉いね、ちゃんと理由まで言えたね」
「この屋敷にある本はあらかた読みましたから」
5歳まで記憶が無かった割にはしっかりと勉強していた様だな。
「じゃあ一般教養はこれくらいにして、魔法の勉強と行こうか」




