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中学1年生の頃、運動部に自分は属していた。
セツもまた違う運動部に所属していた。
セツは自分と同じ部で同じクラスの男子と付き合っていたが、自分がケガで部活を辞めた時、時を同じくして彼女は男子と別れた。
彼女が部活に精を出し始めたのも同時期だった。
そのころを境に自分は嵌っていたゲームを、自分と同じ故障者2人と毎日のように、このバス停で計二年間プレイした。
「なんで体操着を着ているんだ?」寒くないのかという疑問も浮かんだが発せられる前に、空気と一緒に胃に入っていった。
「火事で服これしかないの」
とどまって話はするつもりがないのか彼女は歩き出した。
服装がそう見せたのか、今の彼女はすごく六年前の思わせる。
声色も顔立ちも、そして足取りも。
「どこへ行くつもりだ?」
文字的に見ると強張る表現だが、自分の口調から来てるのか、強張っていないと自分でも分かる。
「そこのコンビニにね」
ここからコンビニまで歩いて2,3分だ。
道中、現時点の夫の話でもされるのだろうか。
それを正気で受け止められる自分はいないと分かっていながらも話を聞く決心をした。




