小説を書くのは、裸を見られるみたいなものだ
ようやく、終わった。
いや――終わらせた、が正しい。
こんばんは。雨日です。
ようやく、公募を提出した。
「終わった」ではなく、きっとこれは
終わらせた、が正しい。
公募を終わらせると決めてから、およそ三ヶ月。
一ヶ月で書き上げ、残りの二ヶ月で整えた。
書いているあいだ、ずっと何かを書き続けていた。
途中で胃を痛めながら書いた。
1年半で200万文字書いたんだ。
10万文字で終わらせるなんてーー逆立ちしながら、カツ丼を食べるようなもんだ。
10万文字?冒頭で終わる。
ヒーヒー言いながら書いた。
豪雪の中で書き始めて、春の盛りに終わる。
振り返ると、少し笑ってしまう。
やった。やった。万歳。
学生時代、試験を終えたあとのような、あの解放感だ。
もう、書きたくない。
そう思うかもしれない、と書いている最中は思っていた。
けれど――
終わった瞬間、ふと、思った。
ああ、エッセイを書きたいな、と。
公募に取り組んでいたことは、誰にも言っていない。
家族以外には、誰にも。
友人にも、知人にも、知り合いの編集者達にも。
ブログの読者にも、お客さんにも話していない。
理由?
恥ずかしいからだよ。
小説は、心の中を覗かれるようなものだ。
うまく言えないけれど――
裸を見られるような、そんな感覚に近い。
だから、知られたくない。
書き終えたはずなのに、
ふとした瞬間に、原稿を見返したくなる。
けれど、それはきっと愚かなことだ。
書き上げた公募は、昔の恋人みたいなものだと思う。
振り返れば、きっといくらでも出てくる。
「ああすればよかった」
「こうしておけばよかった」
でも、もう戻れない。
だから、しばらく封印することにした。
もし、通らなかったら?
そのときは、そのときだ。
相性もあるし、実力不足だから。
そのときはまた見直して、別の公募に出せばいい。
それでもだめなら――なろうに投げようと思う。
なろうの読者様は、懐が広い。
非テンプレで、群像劇で、しかも暗い。
六十六万文字。しかも、まだ続く。(本気?)
それでも、読んでくれる人がいる。
書いたことが、無駄ではなかったと思える場所がある。
そう思うと、少し気が楽になる。
こうして、大きな課題を終えた連休は、いつも通り。
仕事をして、
連載を書いていこうと思う。
皆様も、良い連休を。




