パーティ?をしよつ
「あっ!そうだ!」
突然に倭斎隗は言った。
「寿司だ!手巻き寿司パーティをしよう!」
いきなりなんだ。手巻き寿司パーティ?
この男はいつも唐突だ。
「よし!鐘道、別荘へ戻るぞ!バックに入ってろ~!見とけよ見とけよ~!」
言われた通りバックに沈むと、がくんと揺れた。
走り出した様だ。激しくバックは揺れた。
「着いた!米だ!米は……彼処だ!」
バックは置かれたらしい。反動ですこしびっくりした。
ひょっこり顔を出して見ると、倭斎隗は米を抱えていた。
そう言えば米を買ったんだ。忘れていた。
てかいつの間にか別荘に!?早くない?
体感時間は十分も無かった。
「鐘道!この袋に乗れ!早く!」
「……?分かった。」
ひょいっと登って米の袋に乗った。
「よし!しっかり捕まってろ!行くぞ!」
「着いた……」
はぁはぁと息切れをしている。流石に米の袋を抱えながら走るのはキツイか。米の袋空いてるんですが、どうやって支えたんだ……
辿り着いたのは前に会った、少年の家だった。
「すいません~!居ますか?」
中に呼びかける。すると、あの女性が出て来た。
「はい、なんでしょうか?あ!貴方は!」
「どうも。鶯谷倭斎隗です。」
「どうしたの!そのお米!それにぬいぐるみが乗ってるし……」
「実はこういう訳でして……」
倭斎隗は説明をした。米が余った事。活用法が分からない事。手巻き寿司パーティがしたい事。 等を。
「成程。分かったわ。でも一つ条件がある。」
「何ですか?」
「盛大にやってもいい?」
「勿論です!」
こうして手巻きパーティをする事になった。




