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O M T N A S 作戦

※エロ要素があります。苦手な方は注意。

「やっと見つけたぞ鶯谷倭斎隗!」

街をぶらぶらと歩いてると貧乳が話しかけてきた。

「お!貧乳の黒犬じゃねぇか。どした?胸が大きくなる方法でも教えてください!ってか?」

すぐさま右手を引き、頬を殴ろうとしたのだがそんな攻撃止まって見えるらしく避けてしまった。

「も~!馬鹿馬鹿馬鹿!!!」

子供みたいに地団駄を踏む。俺は思ってしまった「かわいい」と。

倭斎隗は恋愛感情が欠損してる生物らしく、笑いながらその地団駄を見ていた。

「で、今度は何を企んでる?」

突然聞いた。

「企んでなんかいない!私達はお前にばかり奢って貰うばかりでは納得がいかん!だから…」

「だから?」

「家の別荘に来ないか?ごちそうするぞ。」

倭斎隗は苦笑しながら

「不味かったら帰るからな。」

と言った。こうして別荘に行くことにしたのだった。


別荘は思っていたよりずっと広かった。それもあの黄犬が「うわ~広ーい!黒犬の別荘より広いんじゃない?」とかぬかしやがったからだ。

しかし、この街別荘ありすぎでは?てか高校生が親なしで別荘に遊びに来るって信じられない……

「いいか。お前はとりあえずバックの奥に隠れていろ。奪われるかもしれないからな。」

「え~!ご馳走は??」

「後でタイミング見計らってバックの中にぶち込んでやるから!」

不衛生だ。一概にはそう言えるかもしれない。だが、ご馳走の誘惑には勝てなかった……そして俺はバックの奥へと隠れた。

「さっきから何話してんの。うるさいのよ。」

黒犬の声が聞こえた。

「あっ……ああ!これはその……」

「その?」

「ひ、独り言だ。」

「ふ~ん。独り言をそんな大きな声で言うなんて病んでるのかしら。」

嘲笑だ。明らかな嘲笑だ。これは……やっちまったな

倭斎隗。ふふふふとバックの奥で笑った。

話は変わるが、バックの中にいて嫌だと思う事は一つだけあった。それは動けないとか揺れると当たるとかでは無い。"空が見れない"それだけが死ぬほど嫌だ。空は生きる希望であり、最大の癒しなのだ。だから、バックの中にいるのはやっぱり嫌だ。

「ふふ~♪お帰りなさい!ご主人様~!」

耳を疑う一言が聞こえた。あれ?ここはメイドカフェか何かだったのかな?

「何の冗談だ?ふざけた格好して。」

怒ってる。そりゃそうか。

「まあまあ。黄犬はこういう事しちゃう子なんだよ。許してやってね?」

白犬がなんか宥めているらしい。

「黙れ、巨乳。揉むぞ。」

今度はこっちが耳を疑う発言をした。これはもしかしなくてもセクシャルハラスメントなのでは?

「……優しく揉んでね。」

回答も回答だと思う。セクハラにセクハラで返すとは。まあ低レベルな事。

「冗談に決まってんだろ。やっぱりお前ら変態ばっかなのか?」

「「「違う!!!」」」

三人は一斉に叫んだらしい。その振動はこっちまで響いてきた。

「お~。怖い怖い……で、わざわざ別荘に招いた理由は何だってんだよ。」

「この格好を見れば分かるでしょ。」

「そうこれは私達、野犬団の……」

「メイドでおもてなし大作戦!!だよ~」

へ~そうか。メイドの格好でね。おもてなしか。偉い。偉い~!……等とは全く思わなかった。

「うるさい。料理はどうなった。」

もはや怒りを通り越して呆れた言い方の倭斎隗を気にしつつチャックの隙間からそっと空を見た。飛行機雲だ。時間はいつの間にか夜らしい。


「おまたせ~!オムライス出来ました~!」

声だけしか分からんが、とにかくオムライスを持ってきたらしい。声は白犬だった。

「はい。あ~ん♡」

何かとてつもなく気持ち悪い声だ。俺はマンドラゴラの叫び声でも聞いてしまったのだろうか?

「余計な事をするな。自分で食う。」

それはそれでどうなのか?てか乗ってあげよう……

「そんな事言いながら頬照れてるぞ!意外と分かりやすいかも。くふふ……」

残念だ。すごい残念だ。普段見れない顔を見れるチャンスだったのに!つーか腹も減ったし、寝る事にする。


「あ~お腹いっぱいになっちゃたな。持ち帰りたいんだけど……」

その声にはっ!と目覚める。もしかしたら?

「ならこのお弁当の箱を使うといいわ。幸い何も入れてないし。」

この声は黒犬だ。気が利くな。

「ありがとう。いや、もう夜も遅いから帰るね。じゃあな。料理美味かった。」

そこでもういいだろうと、バックから顔を出して見えたのは白犬の胸に挟まれる倭斎隗だった。

「あ~白犬ずる~い!じゃあ私ぎゅってしちゃう!」

後ろから黄犬が抱きついた。正にセクシャルハラスメントの極み。

とゆうか真っ先に気になったのは真顔だった倭斎隗の顔と今にも人一人殺しそうな黒犬の顔だった。



「じゃあごちそうさま。」

こうして何だかんだあり、別荘から帰った。

「ねぇ?女の子に胸当てられて嬉しかった?」

バックから顔を出して聞いた。

「ところがな全く嬉しく無かった。不思議だよな。

空を見たら、月が「頑張れ。」と言わんばかりに輝いていた。そうか。今日は満月か。

「ま、人によるからな。」

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