↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
109/115

27



「本人の器質的・器量的な問題・精神内界構造の問題に加えて、カルトテロリズム実践者やスパイ工作員やマフィア、政治集団は、犯罪隠蔽(いんぺい)工作をはじめとした内部告発者潰し、本当に世界や社会にとって有用な研究や人、企業を潰す事や財産乗っ取り、利権犯罪、詐欺目的の神秘現象の捏造なんかの為に組織的に犯罪やテロリズムを行なっていて、なおかつ、税金や公的資金や法や制度、社会的インフラなんかをそうした私利私欲のための犯罪やテロやスパイ工作の為に悪用している──ここまでくると、あまりにも有害過ぎて、眩暈(めまい)がしそうだよね」


 私がそう言うと、聖一さんが「だから、こうした危険で有害な人間を野放しになんてできないんだよ」。次いで海が言った。


「こういう人間の集団に対しては、きちんと線引きして、徹底的に対処していかないといけない。いくら集団に紛れていたとしても、それは個々の人間の集まりなのだから、こうした個々人にきちんと責任を取らせないといけない。個々人の罪が一見微罪のように思えたとしても、実は一人一人が集団や組織で同じ目的を共有している『殺人や傷害、テロ等の重大犯罪者』だから、その様に重い責任を負わせるべきなんだよ。加害者や加担者は法の抜け穴を狙って、敢えて取り締まりの難しい分散型の犯罪にしているのだし、その分、とても悪質だって事でもある。でも、そこにはきちんと意図や作為があるし、同じ目的を共有しているのだから」。


「甘く見たり考えてはいけない、ってこと?」


「そう」


「その為にも、実態に合った法整備も必要になって来るだろうね」


 聖一さんがそう言って、海が頷き、それから言った。


「これだけ悪質な事をしでかしているテロリストや快楽殺人者なんかの異常者を法で裁けないでいるなら、これはもうある意味当然のこととして私刑が横行してしまうだろうし、カルトテロリズム実践者やスパイ工作員、マフィアや政治集団による重大な組織的犯罪に関与した人間、実行犯や加担者、依頼者、利用者なんかを野放しにしない為にも、こうした悪質な犯罪やテロ行為を裁くための実態に合った法律は必要だよね」


 確かに。私が頷いていると、聖一さんが言った。


「こうした重大犯罪に税金や公的資金を使い込んでいるのも見逃せないし、制度や社会的なインフラを悪用しているのも見逃せない。地域社会や学校、企業や組織の中でいじめや嫌がらせネットワークを使った健康加害犯罪・テロを行っているのも見逃せないし、本来なら誠実に職業倫理を持って責任を果たすべき立場や役職にあるのを利用してそれを悪用しているのも見逃せない。こうした重大な人権侵害犯罪やテロ行為に加担している企業や組織、共同体の持つ重大な責任問題も見逃せない。 一部の権力者や金払いのいい犯罪者や異常者や変質者の犯罪隠蔽や利権犯罪、責任逃れ等の為に、こうしたものが利用されているのも見逃せない。


 被害者やその家族はとてつもない苦しみをそこで味わっているし、加害者側は本来機能すべき機関にすら入り込んで集団で隠蔽工作もしているから、被害者やその家族、犠牲になるものは出口のない苦しみという拷問をずっと受け続け、自死や病気に追い込まれてしまったり、本当に殺されてしまったりしている──とても甘い処罰で済ませられる様な問題ではないし、許すとか受け容れるという問題でもないんだよね、既に。


 加害者や加担者、依頼者や利用者には何らかの裁きや厳格な制裁が必要だし、それが法に則って行われる必要があるので、実態に合った法整備が必要なのであって、それがないと共同体内の最低限の秩序を保つのが難しくなるからでもある。法があるからこうしたものを取り締まるのではなくて、厳格に取り締まるべきものごとが実際にあるから法を整備する。この問題は、現実から切実に、実態に沿った対処を要請されているものなんだって事が肝心なところ。


 こうした背信行為や実際の加害加担による重大な賠償責任についても甘く捉えるべきではないし、それは被害者に対しても、社会全体に対してもであって、安易に加担している人間も組織も含めて、被害者や社会に重大な被害や損害を与えているのだから、個人としても、集団としても、組織としても、重い責任を負うべき問題なんだよ」


「確かに、身勝手な理由や快楽・利益目的で人を殺したり傷つけたり、作為的に病気にさせたり自死に追い込んだり──こういう事をする人間がいれば、共同体内の協力関係が健全に働くとは言い難くなるよね。それだけでなく、カルトネットワークによる社会的インフラや制度、税金や公的資金の盗用や悪用まで当然の様に行われているし。そうした人や集団は、はっきり言って、危険な異常者や変質者、社会的信頼や職業倫理の面からも全く信用できない詐欺師や犯罪者の括りに入ると思うし、少なくとも、一般社会に自由に紛れ込ませるべきではない種類の人間だと思う。それが企業や組織なんかの集団であっても同じだと思う」


──いつだったか、静香さんが自己愛的な変質者、とか潜在的攻撃性パーソナリティーとか、色々教えてくれたことがあった(※第1章 13参照)なあ、と何となく思い出す。


 海が付け足すようにぼそっと言った。


「その企業や組織にカルトやマフィアや政治集団の繋がりがないか、たとえば経済的緊密な関係とか──出資者とか株主とか──調べる必要があるよね」


「そうだよね。そこから、点在していた問題のある人や企業、組織の問題が裏ではしっかりと、いじめや嫌がらせネットワークやカルトネットワークで繋がりがあることなんかが見える化されやすいかもしれないし」


 私がそう言うと、それまで黙って聴いていたレネ君が淡々とした調子で言った。


「そもそも関係性自体が腐敗したものになるし、それは癌細胞の様に健全な関係性にまで侵食して、結果的に健康的に機能すべき共同体感覚や関係性をどんどん腐敗させて全体的な機能不全にしてしまうから、寛容さとか理解するとか受け容れるとか、そう言う問題ではないんだよ、基本的に。健康的な共同体感覚や関係性を育む人たちにとって、あまりにも負担が大きすぎるし、それは致命的な破壊性や有害性の何ものでもないのだし(実際に犠牲を押し付けられた被害者は自死や病、孤立、社会的な死に追い込まれるなどの取り返しのつかない被害を被っている)。


 その個人や集団の内面に、自分自身の自我・自尊心・自己愛なんかを支える為に他者の犠牲を必要とするというメカニズムを持っている人々については、従来の在り方で共存していくのは無理があると思うし、こういう個人のもつ深刻な問題や影響について、きちんと考える必要もあるよね」


 みんなはそれぞれに頷きつつ黙ってしまう。


「少し前までは集団に紛れてしまえたかもしれないけれど、今は技術的にも個人の特定やその管理や監視が容易で色々な要素が識別可能だから、こうした個人の持つ問題は、絶対に避けて通れない問題として立ち上がって来るよね……」


 私がそう言うと、聖一さんが「それは必要な事だと思うよ」。次いで、レネ君が言った。


「被害者や犠牲者に押し付けられて都合よく見過ごされ、結果的に今の今まで温存されてきてしまった根本的な問題に焦点が当たり、それらと向き合う時期が来たのは自然の流れでもある。そうした問題を持つ個人や集団に関して、社会としてどう対処するのかも含めて、きちんと考える必要があるんだよ」


「……置き換え可能な人間の問題というより、もっと根本的に、社会や共同体だけでなく大きな生態系から見て、その人間や集団がいない方がいい場合が本当にある、ってことがはっきりするのかもしれないけれど」


 海がそうつぶやくと、レネ君も聖一さんも黙って頷いた。


「そもそも加害者や加担者自身がそれを犠牲者や被害者に押し付けていたのだし。それが自分達の正体や隠れてしてきたことがばれて残酷な真実の急転回ブーメランになったとしても、ある意味自業自得としか……」


 私がそう言うと、みんなも黙って重い雰囲気で頷く。


「ただ、実態に合った法整備がきちんとされる必要はあるよね。恣意的で野放図な私刑の標的が替わるだけでは意味がないから」


 聖一さんがそう言って、レネ君も頷いて言った。


「社会構造やその環境や共同体の規範や基本的な認識や世界観なんかも刷新されていく──そうした過渡期にいるんだろうね、きっと。時代的なものもあるだろうし。いろんな要素が合わさって今、まさに、こうなっているのだから。少し前までだったら全く考えられないような事がどんどん明るみに出て来ているし、隠せなくなっても来ているしね。ある種の人達が周囲や被害者を騙しづらくもなっている──特に、被害者のふりをして異常な加害侵害行為を長期に亘ってしてきた個人や集団の危険性や有害性がここまで可視化されやすくなってきたのは、人類の長い歴史の中でも今までにない事だろうし。


 集団や社会や制度、環境なんかの外側にある問題にすり替えられて、うやむやにして、根本的な問題が解決されないまま持ち越され今まで温存されてきたのだろうけれど、本当はその個人が負っていた責任や基本的な問題を厳しく追究する機会が、長い歴史の中ではじめて実現しようとしている──それは、目に見えない精神や関係性の質や、社会的な責任や倫理、在り方の問題なんかについても多くの人が意識化して認識できるようになってきたからであって、それは間違いなく人間の意識の進化といってもいいと思う」


「そこに何か明るい希望の様なものを見ているの?」


 私が尋ねると、レネ君は「そうとも言えるけれど、その分、また新たな問題も持ち上がるだろうなと思っている」そう淡々とした調子で言った。


「人間の持つ情け容赦のない悪意の根源の様なもののメカニズムが見えて来たようなものだからなあ」


 海がそう言って、聖一さんが頷いた。


「そもそも個人の中で生じているバランスの欠如が、それに繋がっている。外界にそれを彼等彼女等は投影して、それを自作自演で世界に創り出していて、犠牲者や被害者等の外的なものごとに都合よく押し付けている。自身の中にあるものとの調和を欠いているゆえに、自分達の歪んだ妄想や妄執、欲望や衝動、そうしたものに自分自身を乗っ取らせているにもかかわらず、それらもすべて被害者や犠牲者に責任を押し付けて正当化してしまうし、自分自身で歯止めを利かせられない。そして甚大な歪みの連鎖を惹き起こしていく──周囲を巻き込みながら。そうなるには社会的な関係性や環境の問題もあるだろうけれど、個人の資質や器の問題も切り離せないからね」


 ──被害者や犠牲者になってしまった人は、その執拗で身勝手な悪意に曝されつきまとわれる。そして人生や社会的な生命や関係性や本来なら得られたものや発揮できたものの殆どすべてをめちゃくちゃにされて、奪われ、破壊される。その異常な悪意に絡めとられ、人権侵害をはじめとした徹底的な虐待や暴力を受け、加害者や加担者の身勝手で未熟な個人の中で処理できない葛藤や問題のごみ箱の様に扱われるのだ。

 

 これだけは言える。こうした事を自身の内面に必要とする人間は、他者を身勝手な目的で犠牲にする前に、関係性などの社会的なアクセスに一定の制限を設けられる必要がある。彼等や彼女等のような人間は、好き勝手に他の存在や関係性を利用してはいけないし、扱わせてもいけないのだ。身勝手で未熟な彼等彼女等の犠牲になる為に、その存在があるわけではないのだから。そうした人々の面倒を見たり受け入れなければらない義務は、被害者や犠牲者にはない。その義務があるのは身勝手な理由から犠牲を必要とする当人自身であって、自分自身でそれを処理できるようになる為に、自分で自分自身の面倒を見る、そうした自分自身を受け容れる努力をする義務があるのも当人自身だからだ。


 そして、先ずは加害者や加担者は、そうした自身の立場や在り方を知る必要がある。 


 自分自身に問題があり、その内面や精神内界構造が未熟で歪んでいるために、多大な迷惑を他者に及ぼしているのだ、という事実を知るべきだと思うし、それに真摯に向き合うべきだと思う。もちろん、自身がしでかした被害者や犠牲者の被害や損害に対しての重い責任も負うべきだし、自分自身がしてきたことがどういう事だったのかも、身を以(も)って知るべきだと思う。


 これは共同体や社会を健全に機能させていく為に必要な事だし、最低限の制裁の条件でもあるからだ。

 

「カルトテロリズム実践者やスパイ工作をしている人達は、被害者に対して365日24時間、あの手この手を使って、代わる代わる嫌がらせをしているよね。特に化学物質過敏症や香害を使って健康加害テロの嫌がらせをしている人達は、自宅に居ても外に居ても被害者が苦しむ様に、陰湿なやり方で用意周到に手をまわしている。盗聴盗撮も当たり前にしているし、それを使って、執拗に追いかけつきまとうし、本当に異常だと思う。


 若い女性の被害者から聞いた話では、自宅のトイレやお風呂に入る時にも盗撮や盗聴をされていて、移動先にまで追いかけてくる様に、その場所の建築資材や通風孔や配線カバーなんかを利用して有害物質を散布している。香害物質の柔軟剤等の原液をそのまま噴霧するように、被害者の行く先々で強烈な臭気や高濃度の有害物質を浴びせたりもしている。完全に異常者だし、変質者だよね、やっていることが。それも甚大な苦しみを伴った健康被害を被害者に与えるテロ行為をこうやって、しているんだよね。こうした人たちは。被害者が訴えるにしても、聞いた人がとても信じられないような、被害者自身の精神状態が疑われてしまう様な陰湿で綿密な悪意を張り巡らして」


 私がそう言うと、聖一さんは「実際に体験した人ではないと解らないような、信じられないような陰湿な方法をとるのがカルトテロリストのやり方だからね。被害者自身に問題があるように見せかけて、二次被害三次被害へと効率的に誘導する為でもあるし」。


 私達にとっては珍しい話ではないので淡々と話していたが、海は今ここで初めて聞いた話だろうから、かなり驚いていた。


「外に出ても、加害者や加担者が入れ代わり立ち代わりつきまとってきて、被害者が有害物質を強制的に摂取するようにテロ工作をし続けるし、こうした嫌がらせを愉しんでやっている事もそうだし、身勝手な理屈でそれを正義だと思い込んでしまっているのもそうだけれど、本当に生理的に無理、というか嫌悪感しかないんだよね。こんなことをしている人達に対しては。あまりにも気持ち悪いし、同じ人間として共存するにはかなり無理があると思うんだけれど」


 私がそう言うと、海が「その話、本当なの?」と信じられないような表情で私に尋ねた。


「そう、全部事実だよ。これは実際に被害者自身の身に起きていることで、それは全て事実だけれど、それを被害者自身が自分で証明するのは凄く難しい。そうした手法を使って、カルトテロリストたちは加害侵害行為や健康加害テロをやっているんだよ」


 レネ君が海に説明した。


「セイのところに、そうした相談者が尋ねて来るんだよ」


「……なるほど」


「聖一さんが特別な能力をもっていて、それが事実だとわかる人だから、ここに相談に来る被害者の人達はまだ救われるけれど、殆どの被害者の人達は自分自身に問題があるかの様に、作為的に何重にも張り巡らされた綿密で陰湿な悪意に絡めとられて、孤立無援の中で追い詰められて、自死をしたり、病気にされてしまったりしているんだよ」 


 閉口する海に、聖一さんは静かな表情で言った。


「相談業務の事は守秘義務があるから詳しく話すことはできないけれど、神奈ちゃんが言っている事は事実だし、今もこの瞬間も起きていることだよ。健康加害テロを行うのは、カルトテロリズム実践者やスパイ工作員の常套手段なんだ」


「……そんな危険な頭のおかしなやつらが野放しになっているなんて気味が悪いな」


 海はそう言って、それからその表情を苦痛に歪めるようにして、


「神奈の言う通り、ちょっと無理かも──気持ち悪い。同じ人間としてありえない。そんな頭のおかしな悪質な事を正義だと思い込めてしまうのも、重大な健康被害を与える様な加害行為を実行してしまうのも、加担してしまうのも。それを面白がっているのも──こいつらは完全に危険で有害な異常者だろう、どう考えても。知らずに同じ空間に存在していると思うと本当に気持ち悪いし、それは何とかしないといけないだろう。先ずそんなやつらを野放しに出来ないよ、普通に考えて」


「こうしたカルトテロリスト達は、被害者やその家族をいかにうまく追い込めたかどうかを自慢し合ったり、称え合ったりして、標的を自死に追い込んだり病に追い込んでは、祝賀会の様なものしたりして喜び合ったりしているんだよ」


 私が何気なくそう言うと、海は本気で吐きそうな顔で「気持ち悪すぎるだろう。何なんだそいつら」。


「多分部活やサークルみたいなノリで、いじめや嫌がらせをする様な種類の人達なんだよ。被害者に甚大な被害や損害を与える事や自死に追い込んだりする事で純粋な喜びや快楽を得ていて、それに中毒しているみたいな感じなんだと思うよ。薬物依存みたいに、快楽殺人に夢中になっている」


 さすがに閉口してしまった海に、レネ君が言った。


「こうした残虐な悪意もその実行も、その個人の内面に、そうしたものを必要とする構造があるからで、そうした人間が集団になるとどういう事になるかがよくわかる実例だよね」





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。