003. 片田舎のおっさん、魔法少女になる
「ヘイブラザー! 俺と契約しようぜ!」
え? 何言ってんのコイツ?
歴戦のIT派遣戦士が、迂闊に契約なんかするわけないだろ。
契約条件を書面にして持って来い。
何度騙されたと思ってんだ。
「持ち帰って、検討する」
良く分からないものは、保留して先送りだ。
課題管理表には載せておくから。優先度低でな。
その内、みんな忘れて、そのままプロジェクト終了だよ。
「おいおい、俺との契約に乗り気じゃないってのか? アレか? 起こし方が気に入らないのか? お兄ちゃん、朝だよ! が希望か? あぁ!? ソレ病気だから、もう一回泌尿器科に行った方がいいぜ」
日本語習得の教材に問題があったらしい。
幼女らしからぬ柄の悪さだ。
じゃあ、幼女らしさって何だ? って言われても俺は知らんが。
新喜劇とか観ちゃったら、どうなるんだろうか。
関西弁は精神まで汚染するからなあ。
「なんで泌尿器科なんだよ。もう行きたくねぇよ」
と、一応突っ込んでみたが、すぐに後悔した。
「あ? そりゃ、お前の大脳辺縁系が、萎びてるからさ。お前の、大事なアレみたいにな!」
こいつの言語中枢に、日本語パックを再インストールする必要があるのかも。
大脳辺縁系なんて理解してるのは感心するけどね?
まあ、いいか。
自由に育てばいいさ!
せもぽぬめは、俺の朝食を用意してくれる。
トーストにベーコンエッグ、雑に淹れたコーヒーだ。
躾けをした覚えはないのに、何かと俺を世話してくれる。
躾けられているのは、むしろ俺の方かも知れない。
やっぱり、猫なのかも知れない。
せもぽぬめは、つぶあんのおはぎを食べるらしい。
丁寧に小皿に移してから、小さいフォークを添えている。
せもぽぬめは、大人しくおはぎをもぐもぐしながら、アニメを食い入るように観ている。
主人公が、ペットショップで文鳥を購入して、名前をつけたり、謎の契約をしたりしてる。
「まずは、我に名前を付けてもらおうか」
アニメに影響されたのか、そんな事を言い出した。
一人称が揺らいでいるのも、アニメの影響だろう。
「せもぽぬめ、じゃないのか?」
「契約時には新しい名前が必要だ。同じ名前の再利用は出来ない」
パスワード変更時のエラーみたいな事を言われた。
パスワードの入力を頻繁に求めたり、定期的に変更させるのって、セキュリティ的にはむしろ脆弱なんだけどな。
なかなか改善されないよなぁ。
「名前なぁ…」
命名する事によって、ネームドモンスターとして進化するのだろうか?
だとしたら、迂闊な名は付与出来ないな。
プロジェクト管理においても、命名ルールというのは非常に重要だ。
適切な名前を付けておかないと、それだけで事故になる。
「アン、今日からお前の名はアンだ」
こいつ、あんこ好きだし。
ずんだ餅好きだったら、ズンダモンだったよ。
あんこ好きだから、アン。
十分妥当な命名だよ?
基本設計書の、命名規則の章に、明文化したっていい。
しかし、せもぽぬめは、「お前、雑に付けてないか?」って顔してる。
ぷっすぅ、とはなで溜息をつくと、チョココロネをかじり始めた。
「なんだ、不満なのか? じゃあ、コロネな」
魔法少女コロネ。
ありだと思うんだが?
日曜朝に放送してくれたっていいくらいだ。
今度は、「じゃあって何だよ!?」って顔してる。
「コロネも嫌なら、パピコでどうだ?」
こいつを拾ってから、我が家の冷凍庫にはパピコが常備されている。
最近は、季節限定のレモン味が、特にお気に入りらしい。
「アンがいい」
複数の選択肢を提示した事で、納得したらしい。
せもぽぬめ改めアンで決定だ。
「俺はタマヨンな」
拾ってすぐに名乗ったはずだが、改めて名乗っておく。
「承知した。タマヨンとアンの契約を執行する。この契約は、死ぬまで解約出来ない」
「おい、何か物騒な事言ってんな? 契約条件を精査させろよ」
死ぬまで解約出来ないとか重過ぎるんだけど!
そもそも、何の契約? 俺、魔法少女になっちゃうの?
「うるさい。じっとする」
怒られた。
幼女に怒られると、なんかこう来るもんがあるよね。
如何にも魔法陣って感じのエフェクトが立体的に浮かび上がる。
「ぐるぐるどーん!」
アンが、そう叫ぶと、部屋全体が青い光に包まれ、ゆんゆん揺らいだ。
なかなか凝ったビジュアルエフェクトだったよ。
魔法使いが主人公のアニメを観た成果かな?
「契約完了しちゃったの?」
特に、魔法少女になった実感などは無い。
ちょっと背中が痒いけど。いつもの事だな。
アンは、答えの代わりとでもいうのか、左拳を突き出して来た。
薬指に、不思議な光沢のリングが嵌っている。
俺の左手薬指にも対になってそうなリングが嵌ってんな?
外してみると、内側に何か刻印されている。
俺とアンの名前、それに今日の日付が、西暦で入ってる。
指輪といえば、タッチレス決済出来るガジェットくらいしか知らんのだが。
まるで、アレだな。
マリッジリングだか、エンゲージリングだか知らんが、如何にも契約の証っぽいわ。
「これって、契約の証なの? これ失くすと無効になったりしない?」
むしろ無効にしたい。クーリングオフは可能だろうか?
「それはただの記念品だから、契約の効力と関係ない。ただし、失くしたら血尿が出る。契約の刻印なら、背中にある」
血尿とか、ピンポイントに俺のトラウマを抉る呪いだな!?
で、何? え? 背中に契約の刻印? 痒いのってそのせい?
「刻印って何だよ? まさか入れ墨じゃないだろうな?」
そう言いながら、スマホをアンに渡し、シャツをめくる。
意図を察したアンが、俺の背中にスマホのカメラレンズを向け、ぱしゃっとやる。
「おい! なんだこれ、銭湯とか温泉に入れないじゃん!」
アンが撮影した写真を確認すると、背中一面にパステルカラーの入れ墨が。
図柄は、魔法少女スタイルのアンだ。
痛車ならぬ、痛オヤジだ。
同意も無しに、何て事してくれるんだ。
こいつ、魔法少女じゃなくて悪魔の化身なんじゃ?
「心配ない。他人には見えない」
ならいいか。いいのか?
魔法少女を拾ってる俺が、倫理とか道徳を根拠に批判するのもな?
「ちなみに、俺のは右のお尻に、おはぎのイラストだぜ? カッコいいな?」
「あ、そう」
不公平じゃないか?
アンは、俺のイラストを背負うべきなのでは?
でも、幼女の体におっさんの刻印はさすがに不幸が過ぎるよな。
契約の証じゃなくて呪いだよ、ソレ。
俺も、額に肉とかロリコンとか彫られるよりは、いいか。
背中なら、自分でも見えないしな。
既に確定した事を嘆いても仕方無いので、適当に自分を納得させておく。
優先して解決すべき課題は、これは一体何の契約かって事だよ。
「で、これって、何の契約なの?」
「使い魔契約」
「あ、そう」
理解不能な領域に、一気にぶっ飛んだな。
魔法少女契約なら理解出来るのかと言えば、そうでもないけどさ。
アンは、魔界からやって来た悪魔なのだろうか。
天界の天使とか、異世界の妖精なのかも知れないけど。
まあ、いいか。
よく分からないものを、いきなり理解しようとしても無駄だ。
新製品を扱う時は、マニュアルを読む前に、まずはいじくり倒してみる。
システムエンジニアの基本だ。
理解出来そうな部分から攻略するのがコツだ。
「使い魔って事は、俺も魔法使えるのかな?」
使えたらいいなー、空を自由に飛びたいぜー! と期待しつつ聞いてみる。
しかし、アンから返って来たのは、あまりにも無慈悲な回答だった。
「は? お前の干からびた前頭前野の演算能力じゃ、魔法は無理だぜ?」
どうやら、魔法の行使には高度な演算能力が必要らしい。
システムエンジニアのポンコツ脳では不足だというのか。
あんな事も、こんな事も、ダメらしい。
「なんだよ、空を飛んだりしたかったぜ…」
「いきなり随分と贅沢な事だな? ドラゴンにでも転生してから夢見てくれよ。無理だけどな」
ほほう?
空を飛ぶのは、難易度が非常に高い。
ドラゴンが実在する世界がある。
俺がドラゴンに転生するのは無理。
やっぱり、日本語で喋ってくれると、いろいろと分かって来るな。
通じる言語って大事。
「しかし、空か。使い魔契約をした我なら可能かもな? そうだな、試しておくべきだろう」
「え? ドラゴン級の魔法使いなの?」
俺が拾った生き物は、思いのほか大物だった模様。
アンと俺は、マンション前の駐車場に出て来た。
特に、呪文を唱えるでもなく、いきなり宙に浮き上がるアン。
「行けそうだ。なかなかご機嫌な感じだぜ? ブラザー」
一気に上昇し、小さな点くらいにしか見えない高度まで到達するアン。
続いて水平方向へ加速。
ずっどーん!
大気を切り裂く音が響いた。
音速を越えてませんかね?
大気との摩擦熱と、衝撃波で死んだりしないだろうな。
きーん! と、ジェット戦闘機の様な音をたてて旋回すると、すとんっと降りて来た。
摩擦熱も衝撃波も問題が無かった様だが、ふらふらして調子が悪そうだ。
「おー、うぇっ! なんだこの世界の空、空気汚なっ! 魔導粒子も濃過ぎる」
魔導粒子って何だろうか?
この世界にも、そんなファンタジーっぽい物質が存在するというのか。
「空を飛ぶ魔法は、常用出来ないって事かな?」
「そうなるかな。俺の命は、特価セールしてないからな」
俺も一緒に空を飛ぶのは無理そうだな。
今日は、保険と年金の切り替え手続きで役所に行くから、飛んで行けたら楽だったんだが。
「転移魔法とか使えないワケ?」
「転送パケットが欠けたり、上位レイヤーでプロトコルの変換ミスがあったりすると、乳首が増えたり、生きたウサギのぬいぐるみになったりするけど。それでもいいなら?」
IPネットワーク的な解説を、ありがとう。
こいつ、いろいろ学習してんな。働いて俺を養ってくれないだろうか。
「魔法に演算能力が必要だって事は、何となく理解したよ」
「理解が早いな? コマンドを憶えれば、簡単な魔法くらい使えるかもな?」
CLI操作ならオペレーション可能って感じか?
そういうのは得意だぜ。LPICも、教本だけは買った。
魔法だから、無詠唱は無理だけど、詠唱すればって事なんだろうな。
「なんだそれ、詳しく」
「うちに帰ってから」
俺とアンは、区役所に向かっている。
しばらく車の運転はするな、とアンが言うので徒歩で移動だ。
幼女の足に合わせて歩くと1時間近くはかかるだろうが、ニートにはちょうどいい運動になるだろう。
「タマヨンには、健康保険も年金も不要だと思うんだけど」
「税金みたいなもんだから、逃れられんのだが。どういう事?」
アンが、気になる事を言い出した。
「使い魔契約したじゃん?」
「それだけじゃ分からん」
「使い魔は、一心同体というか、一蓮托生の関係だから。寿命も分け与えてるし。軽く不老不死になってる」
「へー、そうなんだー」
レッドゾーンを軽く振り切ってたと思ってたら、まだ未知の領域があったよ。
驚き過ぎて、フラットな感想しか出て来ない。
んん? しかし、50過ぎて老化が止まるってのは、微妙だな!?
「もしかして、視力が回復したりする?」
さっきから視界が歪んでいる。
もしかして? と眼鏡を外したら、4kかよ! ってくらいはっきり見える。
「老化は止まるだけだから、老眼はそのままだけどね」
また、微妙な。
近視の唯一メリットは、老眼と相殺になる事。
裸眼だと、遠近の狂いが相殺されて、スマホの画面とか近くを見る時は眼鏡不要なのだ。
近視だけ治っても、眼鏡が老眼鏡に変わるだけか。
「抜けてる歯も、生えるはず」
「マジかよ! それはうれしいな」
俺は、上の前歯が3本無い。
20歳の頃に、無茶したのが原因で、折れてしまったのだ。
それ以来、差し歯を入れていたのだが、支える歯の根っこが痛んでしまって抜いた。
差し歯は自由診療になるから、そこそこ金がかかったのに。
5年前に40万円出して、入れ替えたばっかりだぜ?
歯根が無くなると、インプラントで対応する事になるのだが、もっと金がかかる。
今は、保険が適用できる部分入れ歯だ。
一気に、じじいになった気分だが、どうせこうなるなら最初から入れ歯で良かったよとも思う。
それが生えてくるのはいいな。
歯というのは、本来生え変わる可能性を秘めているそうだ。
それを促す薬が開発されて、治験中だというニュースを最近聞いた。
そういう部位であれば、自然治癒可能な体になったという事なのだろう。
「でも死んだものは元に戻らないからね。死んだ毛根とか無理」
「あ、そう」
ハゲは不治の病だったかー。
俺の、頭髪の毛根は「戦国武将か武士なら良かったのにね? ちょうどそこ剃るところだし」って感じで死んでいる。
40代後半で抗うのを止めて、ずっと坊主頭にしている。
スキンヘッドもいいかな、と思って一度だけ試したけど、思ってた以上に悪人面になってビビった。
坊主頭も慣れれば楽でいいもんだよ。
洗ってもスグに乾くし、ほぼメンテナンスフリーだ。
伸びたら、自前でバリカンをあてるだけ。
だからまあ、別にいいよ。多くを望んではならぬ。程々を知らねば。
いや、その程々が半端無い気配なんだけどね?
「不老に関しては、だいたい分かった。不死ってのはどういう事?」
「私の寿命を分け与えたじゃん?」
「その寿命は、どんくらいあるわけよ?」
アンが見た目通りの幼女なのかは不明。
ファンタジー世界のエルフみたいに、数千年の寿命があるのだろうか。
だとしても不死は言い過ぎじゃん。
「んー、惑星と同じくらい?」
また、すごいスケールで来たな!?
神話レベルなら覚悟してたけど、天体レベルかー。
地球の場合で100億年とかだっけ?
太陽の崩壊に巻き込まれて終わるんだったか。
それ以前に、人類が生存可能な環境じゃなくなるわー。
これってもう実質無料ならぬ、実質永遠の命だな。
極小サイズのフォントで、いろんな注意事項が書いてあるやつ。
「仕事どうすんの? 今日から無職なんでしょ? 永遠の命を支える資産あんの?」
区役所で用を済ませて帰宅すると、幼女に将来の心配をされてしまった。
仕事部屋のパソコンで、派遣の仕事情報をぼーっと眺めてはいたのだが。
ちっともやる気が沸いてこない。
それをアンに見透かされたのだろう。
いったんは、もう働けないかー、とか思ってしまったせいだろうか。
他人にいいように使われるのは、もう嫌だなって思いに至ってしまったのも大きい。
システムエンジニアの現場は歪んでいる。
仕事が楽しくてしょうがない、なんてシステムエンジニアには会った事が無い。
俺も、半年後には55歳だ。昭和の頃なら、定年退職なんだがなー。
働かない理由しか思い付かない。
しかし、永遠の命を支えるためには、早期リタイアは無理だろうな。
そんな資産は無い。
「うーん。独立出来ないかとは思っているんだがー」
「魔法なら、倫理規定に触れない限りは、手伝えるよ?」
倫理規定? そんな制約があるのか。
そうでなくても、犯罪行為は自重したいところではあるが。
魔法で金を稼ぐといっても、犯罪行為しか思い付かないんだよなあ。
「魔法かぁ。未来を予知する魔法とかある?」
未来が予知出来れば、デイトレードとか楽勝じゃない?
そう思って聞いてみる。
「出来なくはない。ある程度は予知出来る。正確さは3割程度だね」
3割程度か。
それだと、デイトレードに使うのは無理か?
いや、7割きっちり損切りして、3割がっつり稼げば?
保留かな。
原資が溶けたら本末転倒だ。
俺に、投資の才能は無い。
NISAの枠内で投資信託を買っておこう。
「仕事については、いずれ考えるとしてだ。さっき言ってた魔法のコマンド教えてくれない?」
アンのレクチャーで、魔法のコマンドをいくつか試した。
まず基本は、生活魔法ってやつだろう。
コップ一杯の水を出したり、ライター程度の火を起こしたりするやつ。
しかし、うぉーたー、だの、ふぁいあー、だのコマンドを実行しても何も起きない。
発音のせいかな? と「わらぁ」なんて言ってみたが、一滴の水たりとも出て来ない。
「コマンドまたはファイル名が違います、って感じだな」
「生活魔法は、難しいんだよ」
「え? むしろ基本なんじゃ?」
「蛇口をひねれば水は出るし、ライターがあれば火がつくでしょ。そんな世界に生きていて、生活魔法が必要だと思う?」
「なるほど?」
必要があればこそ、そこに発明があり、科学は発達して来た。
逆に言えば、不要なものは発達しない。
魔法も然り、って事か。
「もっと簡単なのを試そうよ」
「それって、どんなの?」
「一家まるごと消し去るとか、マンションを粉々に破壊するとか」
破壊力高過ぎ!
え? まさか、上の階が最近静かなのって、やっちまったんですか?
「それは、ちょっと気軽に試せないんだが? 元に戻す魔法もあるの?」
「破壊よりも再生の方が、ずっと難しい」
「案外、論理的に説明付くんだな、魔法って」
渋谷辺りなら、破壊してもいいかなー、ってワケにはいかんしな。
奴隷商の様な中小の人材派遣会社が、渋谷に集まってるからな。
いつか破壊したい、とは思わないでもないけど。
「仮想環境を作って、試してみればいいよ」
「え? そんなサンドボックスみたいな事出来るんだ」
開発中のプログラムを実行したり、不審なファイルを開くのに使うのがサンドボックスだ。
壊れちゃ困るシステムからは、完全に隔離されている。
それが魔法で可能って事か!?
「サンドボックス実行! ぐるぐるどーん!」
視覚のコントラストと、聴覚のダイナミックレンジが狭まった様な気がするが。
仮想環境に入ったという気はしない。
何も変わっていない気がする。
良く晴れた空を雲が流れ行く様が窓の向こうに見え、ほのぼのネタを元落語家が読み上げるラジオの音が聞こえている。
「仮想環境に入ったわけ? 現実世界と変わらんが」
「観測できる範囲の現実世界を、まるごとシミュレーションしてる」
「すげえな」
シンプルな感想しか出て来ない。
「ここでやった事は、現実世界に何も影響しない。解除すれば、すべて元通り」
「俺が死んじゃうとどうなる?」
「それも無かった事になる。ただし、記憶だけは残るから、トラウマになるような行為は推奨しない」
この魔法だけでも、うまく使えば金を稼げそう。
野良の魔法少女、拾ってみるもんだな。




