前へ目次 次へ PR 92/95 19-1 「なにわがた みじかきあしの ふしのまも あはでこのよを すぐしてよとや」 漢字混じりで書くと、 「難波潟(なにわがた) 短き蘆(あし)の節(ふし)の間も 逢はでこの世を過ぐしてよとや」 となります。 伊勢(いせ)は、平安時代の女性で、藤原敏行(ふじわらのとしゆき)、と同じく藤原公任(ふじわらのきんとう)の撰(せん)による、『三十六人撰』に選ばれた歌仙の一人でもあります。 伊勢守(いせのかみ) 藤原継蔭(ふじわらのつぐかげ)の娘なので「伊勢(いせ)」です。 伊勢(いせ)の御(ご)、伊勢(いせ)の御息所(みやすどころ)などとも呼ばれ、多くの歌を詠んで歌人として活躍していたようです。 当時は名を伏せるのが普通でしたので本名は不明。