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「すみのえの きしによるなみ よるさへや ゆめのかよいぢ ひとめよくらむ」
藤原敏行、平安時代初期の歌人で書家でもあったそうです。
藤原公任の撰による、『三十六人撰』に選ばれた歌仙の一人でもあります。
この歌は、「歌合」という競技のなかで作成されたものです。
歌合とは、左右に分かれてお題に従い歌を一首詠み、批評合戦を行って審判が勝敗を決めるというもので、この歌のお題は「恋」です。
漢字混じりで書くと、
「住吉の岸に寄る波夜さへや 夢の通ひ路 人目避くらむ」
注釈:「住吉」と書いて「すみのえ」と読む。
となります。




