前へ目次 次へ 85/95 17-4 「千磐破(ちはやぶ)る 神代(かみよ)も聞かず竜田川(たつたがわ) 唐紅(からくれない)に水括(みずくく)るとは」 (こんな素晴らしい景色は神様だって見たことないでしょう!竜田川の水が唐紅に括り染められているとは!) ※唐紅(からくれない)とは海外由来の高級な紅色の染料のこと。 古今集(こきんしゅう)の業平(なりひら)評、「しぼんだ花で色はもう無いが香りだけ残っているような」とはこの歌のことでしょうか……評した紀貫之(きのつらゆき)さんは「どんなものかは知らないがなんだか見事さは伝わってくるぞ」と言いたかったのかもしれませんね。