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彼女は古今和歌集の中でこう評されています。
「小野小町は、古の衣通姫の流なり。あはれなるやうにて、つよからず。いわば、よき女の悩めるところあるに似たり。つよからぬは女の歌なればなり」
(小野小町の歌は美女と名高い古の衣通姫の歌と通じるものがある。慎み深い表現ではっきりとは主張しない内容は乙女の悩み事に似ている。このような表現は女性だからなのだろう。)
この一文が「美女」のイメージへと繋げた可能性もありますね。
さて、歌の解釈ですが一般的には、
花の儚さと自分を重ねたもの。
そして歌詞には、いたずらに眺めている間に時を「経る」という意味と、降る長雨という意味が掛けられているとされています。




