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さて、最初の部分で「実際のところは根拠が薄く、確実な作者は不明なのだそうです。」と書きましたこの歌。
ただの直感ですが、やはりなんとなく作風が家持君らしくないと感じています。
それを説明するには数多い越中万葉などを解説しないといけないので、残念ながらここでは説明を省いてしまいます……
ただ、「鵲の渡せる橋に置く霜の 白きを見れば夜ぞ更けにける」この歌は万葉集には載っていません。ずっと後の時代の新古今集に載せられています。
歌の意味ですが、「鵲の渡せる橋」というのは「天の川にかかる橋」のことで、その星々の白い光、「霜」を見ていると夜も更けて来たのを感じる。
と言うような意味です。
これだけだと、山部赤人のときと同様、うん、まぁきれいな夜景の歌だね。何となくロマンチックな感じかな。くらいの感想ですが……




