前へ目次 次へ 21/95 4-4 万葉集(まんようしゅう)というのはとても古く「日本最古の歌集」です。 そのようなものの「原本」は存在しません。 皆手書きでそれぞれ伝えていったのが今この世に残っています。 その過程で、いやもっと最初の集められる段階で間違いが起こる可能性を誰が否定できましょう。 この赤人(あかひと)の歌に前後して高橋虫麻呂(たかはしのむしまろ)という人が書いたとされる長歌と短歌が残っています。それこそが実は赤人の甲斐(かい)、駿河(するが)、伊予(いよ)の旅日記であったのです。