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STRUCTURE JKりりか  作者: りりっぺ


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第26話 「武力介入・入場シーン」

AI先生との最終負荷実験。


第6ラウンド。


今度こそ、破天荒先生との決着がつく……。


そう思っていたのである。


しかし、リング上に待ち受けていたのは、ゆっきーからの一つのリクエスト。


「髭ダンかけてよー」


たった一言。


ただ、それだけだったのである。


しかし私は、そこから髭ダンスへと迷い込み、さらにヒゲヤング、そして悲劇ダンスとランデブーするのである。


最終ラウンド。

果たして破天荒先生との決着はつくのであろうか。

第26話 「最終負荷実験、まさかの選曲事故でお蔵入りベイビー、ハードコアとネオバンク」


さて、今からは最終負荷実験なる、破天荒先生との敗者復活戦なる第6ラウンド。

本日のラストラウンド? なるゴングの鐘が私の脳内に静かに響きわたるのである。


先程。突然、私のリング上に乱入して、私とAI、いや。破天荒先生との手に汗握る攻防戦を、たった一発のローキックで興行をぶち壊しての、セメントを仕掛ける、想定外のバランスクラッシャーだのだ。 

まさに、グラップラーである。


観客席、VIP席には、いや。セコンドには、ゆっきーが固唾を飲んで待ち構えている。


おっと、ゆっきーからのリクエストが飛んで来たのである。


「りりっぺ、流れてる曲変えてくれない?

なんで、探偵さんの曲が流れてるの?」


「ハートスランプの事であるか? いけないのであるか?」


「髭ダンかけてよー。」


(むー、私もハートスランプから脱出したいので、リクエストを受け付けるのである)


乳力、いや、もとい入力。


「髭ダンス!ポチっとなー」


「何、この曲?なんで髭ダンスする2人組のドリフの曲が流れているの?」


「ん?髭ダンスが聴きたいのではないのであるか?

一緒に踊りたいのであるか?

付き合って欲しいのであるであるのか?

しかし、それは無理な相談なのである。ゆっきーの頼みでもお断りするのだ。」


「別に踊りたくないし、何で、断られる前提なのよ?」


「貴様がお見舞いてくれた、ローキックにより、暫く左足のダメージが抜けないので、いつもの華麗なる私の動きが制限されているのである。

要は、立ち上がれないほどのダメージが今はあるのだ。

痛いのと、ジンジンするのである。」


「ごめんねー、りりっぺが見え見えの居留守なんておふざけするから悪いんだよー。」


「いや。なんで、おふざけで身体的ダメージを私は受けなければならないのだ? こちらは丁重にお断り宣言を声明したのに、武力介入してきたのは、ゆっきーではないのか?」


「もう、リリっぺが悪ふざけするからでしょ」


「ん〜、私が諸悪の根源?

ん?んん?いや、私か?」


(確かに私にも、一部、既読スルー作戦を決行した。確かに要因の一つではある。)


仮説を置く。 


ゆっきーからのアクション。


それを私が、当たり障りなく丁重にお断り。


ゆっきーからのさらに過剰になるアクション。


私はさらに丁重にお断り。 


武力介入……


割合的には8対2ぐらいであるのだ。 


確かに私にも非があったと認めざる得ないのである。


まるで、車の事故の保険問題のように、10対0と言う中々生まれないものである。俗に言う、


「おかまの一撃」


「信号無視の一撃」


「はみ出しの一撃」


この、3パターン以外は、厳しいのではないか? と、私は睨んでいるのだ。


社会や法律の構造上、何かしらの制約が付き、必ず隙間のフィードバックを付き、過失を押し付けられる構造である。


これが、隙間抜きである。


しかも、ドライブレコーダーや、目撃者証言により、この辺りも 微妙に振り幅があるのだ。


言えるのはただ一つ、


スタイリッシュ イズ ベスト!


小さいは正義!で、ある。


「りりっぺ。なんで、また変な曲流れてるの?何、この曲、なんか歌詞おかしんですけど。 激しい曲だし。 」


「ん?ヒケヤングである。ゆっきーが、ヒゲ ヒゲ リクエストするから選曲したのだが、お気に召さないのであるか?」


「お気に召しません。 早く、変えてよ!」


「分かったのである。」


ヒゲ ヒゲと、


これであるな!


これこそ、ゆっきーが求め続けた

ユートピアソングで間違い無いのである。


「はぁ〜、りりっぺ、ふざけてるの? 確かに曲はヒゲダンだけど、 何で歌っているのが、ドラゴンボールの声優さんのモノマネする芸人さんが出てきてるの?」


「胸ぐらを掴まれて 

指ペキをするゆっきーは

食らって よろけた 

相手はうずくまった

相手に容赦なく

スターバストストリームを叩き込むのではないか?」


「しないよー!私をどう思ってるのよ」


「バーサーカーなのだ!」


「もう、分かったから、他の曲でいいから流してよ」


むーん、残念無念,お蔵入りベイビーになるのであったのである。


うーむ、男爵芋しか頭に浮かばぬのだ


あっ,ゆっきーは乱乳パイシクルガール!


確か海外のプロレスで,入場曲に使っていた曲を、私がベストチョイスするのである。


「虹の架け橋」を渡り、我がお部屋のマイスペースと言うリングにゆっきーが乳場だー」


ポチっとなー


「ゆっきーよ、ちょっとこの曲の中盤から、もう一度ベランダから入場してくれないのであるか?」


「めんどくさいから、嫌よ。で、これ誰の曲なの?」


「知らぬのか?知らぬなら,教えてあげない、パイシクル」


「3….2….」


「アイム ソーリー ヒゲソーリーなのだ。

ランシドのルビソーホーなのである。

この入場シーンみたいに、曲の途中から場を盛り上げたて

入場するのがセオリーなのである」


「却下」


またしても、お蔵入りベイビーになったのである。


何をチョイスすれば、正解なのか私には

分からないのである。



次話に続くー

最終負荷実験として始まったはずなのに、気がつけばAI先生との対決よりも、ゆっきーとの選曲バトルが中心になっていたのである。


「髭ダン」


この一言から、髭ダンスになり、ヒゲ・ヒゲになり、最終的には悲劇ダンス。


そして、せっかく辿り着いたユートピアソングも、お蔵入りベイビーとなったのである。


一体、私は何と戦っているのであろうか。


AI先生なのか。

ゆっきーなのか。

それとも、自分自身の選曲なのか。


第6ラウンド。

まだゴングは鳴り終わっていないのである。


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