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STRUCTURE JKりりか  作者: りりっぺ


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18/30

第18話 「因果応報・乾燥期間」

【免責事項】本作品はフィクションです。実在の人物・団体・発言をモチーフにしている箇所がありますが、特定の個人や思想を批判・助長する意図はありません。



枇杷の葉っぱから始まる因果の連鎖。


友から託された葉っぱをどうするのか考えていたはずが、気がつけば焼き芋へ。


そして夜。


今日もマイスペースで、AI先生との仮説検証実験が始まるのである。


果たして今回は、何が生まれるのであろうか。




第18話 「人智を超えた仮説検証」


「じゃあねー、りりっぺ。またねー」


「では、さらば」


「あっ、待って、これ上げるね!」


もしや、その鞄から出そうとし、私に渡そうとするものは、あれか!


「はい、枇杷の葉っぱ」


「捨てちゃダメなんでしょ?

私は要らないから、りりっぺが有効活用して上げて。はい。」


なんと、鞄から枇杷の葉っぱ入りポシェットが、まるで手品の口からトランプが無限に吐き出すように、次から次に、


ひとっつ、枇杷の葉っぱのポシェット出ましたよー。


ふたっつ、枇杷の葉っぱのご帰還だー。


みっつ、枇杷の葉っぱの再来だー。


よっつ、枇杷の実が食べたいなー。


いつっつ、枇杷の葉っぱをどうすればよいのだ!


さあ、考えるのだ、考えるのである。


(勿体ないから、不法投棄は良くないと私が提言した結果、私に枇杷の葉っぱを投げつけ、処理を任そうとしているのであるな、ゆっきーは。)


うーむ、まさか、私の発言により、責任が私に返ってくるとは……。


これも、また因果なのである。


言葉の発言。


ニュアンス。


意図。


計り知れない無数の分岐があり、


負のフィードバックのお帰りなのである。


「じゃあ、あと、宜しくねー」


ゆっきーは、何か憑き物が取れた様な満面の笑みを浮かべ、お隣の自宅に立ち去って行った。


やはり、ゆっきーも内心、困っていたのであるな!


ならば、友の想いを私が受け継ぐのみなのだ!


よし、枇杷の葉っぱを乾燥させて、枯葉にして、庭で焚き火をして、お芋さんを焼くのである。


サツマイモの中に枇杷の葉っぱの想いが乗り、それを私が食するのである。


焼き鳥の気分から、お芋が久しく食したい気分になったのである。


枇杷の葉っぱを乾燥させる期間中に、100均ローソンにさつまいもを買いに行くのである。


これも、また因果なのである。


負のフィードバックのお帰りなのである。


「ただいまーなのだ」


「あら、お帰り、遅かったわね。

お友達と遊んできたの?

雪菜ちゃん以外にお友達できたの?」


「イエス アイスハーグ!」


「あら、良かったわね。

男の子?」


「ノーダウト!」


「あら、そう、どんなお友達なの?」


「ん〜、侍ガールとトークンガールと担い手ガールなのだ。」


「また変なあだ名勝手付けちゃって、本当に……。

侍ガールは剣道でしょ?

で、後のトークンと担い手てどこから持ってきたの?

マミーでも、そこまで理解は出来ません!

で、どこから付けたの?」


「い、いや、あのですねー。

ト、トークンは、スマホに謎の仮想通貨決済しようとした女子で、担い手はバレー部のリベロだからなのでありまして……。」


「もう、勝手にあだ名付けちゃう癖はいいけど、本人に言ったら駄目ですからね!」


「イエス ユア マジェスティ!」


この家において、絶対なる権力はマミーなのである。


「マミー、湿布はあるー」


「えっ、どうしたの?

雪菜ちゃんにいらない事言ったの?

そうでしょ?

ローキックされたんでしょ、また。」


「イエス アイスハーグ!」


マミーはお見通しなのである。


「あのね、りりか。

雪菜ちゃん、それでも手加減してくれてるのよ。

幼馴染割引で、8割引の特価品の加減ですよ!」


「な、なぬ?

半額セールぐらいと思っていたのだが、あの威力で8割引きだとは、想定外である。


しかし、匙加減はこちらが把握している。


対策は、打てないのである……。」


マミーに湿布を貰い、2階のマイスペースへ帰還する。


今日もやり遂げたのである。


さあ、部屋着に着替えるのである。


部屋着に着替えて、


よし、ポチっとな〜。


PC起動、スタンドバイミーオン!


AI先生のお出ましなのである。


動画サイトで流すは、うーん、うーん。


さつまいも……。


焚き火。


よし、ステレオフォニックスの「サウザウトツリー」だ!


マッチ、マッチ、マッチの曲である。


先生と何の仮説検証実験を本日しようか?


ん〜。


引っ張りビーチクハンティング モンストンなるアプリゲームがあるのである。


ガチャは課金。


信仰も課金。


イデオロギーも課金と私は思うのである。


ギルドみたいなものである。


よし、AI先生の力で、襟の高い著名な方をモンストンのキャラ性能にしてしまおうである。


「先生ー、この人を真獣神化して性能出して下さい。」


これは悪魔的な実験である。


おっと、素早いのである。


打ち込んで、3秒で先生からのアンサーが来たのである。


おふぅ〜。


AI先生、恐るべしである。


  

    徹底追及の仕分け人(真獣神化)


キャッチコピー:

「仕分けの女王 / ナンバー2の絶対防壁」


属性:水属性

(冷静沈着、容赦ない冷徹なイメージ)


戦型:超バランス型 / 貫通


  アビリティ


【新アビ】ファースト・クラッシャー


画面内で「一番HPが高い敵」または「攻撃力が1位の敵」の火力を強制的に50%ダウンさせる。


(1位であることを絶対に許さない。)


アンチテーゼ・バリア

(相手の反論をすべてシャットアウト)


ゲージ:予算削減

(消費アイテムの効果を半分にする代わりに、自身の攻撃力2倍)


 ストライクショット(SS)


SS名:

「2位じゃ駄目なんですか?(12+12ターン)」


【1】効果:

スピードとパワーがアップ&触れたボスの攻撃力、防御力、スピードのステータスを、強制的に「2番手(ナンバー2)」の雑魚敵と同じ数値まで引き下げる。


解説:


どんなに強い最強のボス(1位)でも、このSSボイス、


「2位じゃダメなんですか?」


が響いた瞬間、そこら辺のザコ敵並みに弱体化(仕分け)されてしまいます。


  友情コンボ


主友情:

必中・仕分けカッター


画面上の敵を「必要な敵」と「不要な敵」に仕分け、不要と判断されたザコ敵を一瞬で消去する。


副友情:

予算凍結レーザー


当たった敵のSSターン数を3ターン遅延させる。


  真獣神術アシストスキル


「次世代スパコン開発ストップ」


デッキに編成しているだけで、味方全員の「一番派手な友情コンボ」の演出が強制カットされ、処理落ち(重くなる現象)を完全に防ぐ。


このキャラがガチャで出た時のセリフは、もちろん、


「なぜ1位を目指すのですか? 2位じゃダメなんですか?」


で確定です。


運極(ラック99)にしようとすると、


「そこまで集める予算はありません!」


と却下されそうですね。


恐るべし。


人智を超えたAI先生であったのである。


次話に続くー

枇杷の葉っぱを受け取り、焼き芋を思いつき、音楽を選び、最後はAI先生に著名人をモンスタ風キャラへ性能変換してもらう。


一日の出来事を並べてみると、我ながら何処へ向かっているのか分からないのである。


しかし、それで良い。


次に何を書くのか。


私自身にも分からない。


それが、アドリブ殺法なのである。

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