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STRUCTURE JKりりか  作者: りりっぺ


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第15話 「理論色の覇気・武装色の覇気」

「神の座」と「15分前行動」の裏に隠された、現代社会のバグを見逃すな。ルーム圏外からお届けする、少し斜め上のローカルネットワーク観察記、第15話の幕開けである。

第15話 有名税の対価


ホームにて、たわいもない会話をしているが、洋服のおしゃれな話でさえ、スポーツブランドに変換されている。


何故だ?(何故なのである?)


お年頃なら、


「こんなワンピや、パンツやブランドが今、流行ってるよねー」


「化粧水はこれがいい」


とかの会話がスタンダードではないのか。


オシャレとコスメの会話が一切ないのだ。


何故、汗の吸収率や、伸縮性があーだこーだの会話になるのであるのだ?ここはどこの世界なのだ、一体……


しかも、私はその会話のルーム圏外にお取り置き状態である。


中々、会話に入る切り口が見出せないのだ。


四人は武装色の覇気を纏っているのである。


私は一人、理論色の覇気と見聞色の覇気……。


(私は、言うなれば、後方支援型であるのだ。)


まもなく電車が到着します。


白線の内側までお下がり下さい。


(今日もご苦労様アナウンスである。)


誰が、好き好んで白線の内側に入るのか。


今だに理解できない、謎である。


ふむ、以前、昔のアニメで超人パワーで電車を猫か犬から救うために、電車を真正面から受け止めて止めていた、額に米と書いたキャラがいたはずなのだ。


現実であれをやると、構造的に——


いや、物理的に木っ端微塵確定なのである。


今なら、PTAや保護者から絶対にクレームが入る、現代の時代である。


「もし、子供が真似をしたらどうするんですか?」


みたいな、ヒステリックグラマーではなく、ただの変な脳内変換思想で、自分の自己主張を言いたいだけの押し付け、ストレス発散だけの構造であるが、本人はそれを自覚していないのである。


夫婦生活に不満があり、そこに更年期障害と組み合わされた、ヘンテコ思想だと私は思っている。


我が家にはそんなヘンテコ思想は無く、マミーもダディも見る限り、夫婦生活は円満である。


あれらは、絶対に家庭生活と社会の不満のストレスの捌け口に使う、自己主張型である。


扉が開きます。


ご注意下さい。


(はい、お疲れ様アナウンス。ご苦労様なのである。)


扉が閉まります。


駆け込み乗車にご注意下さい。


(ご苦労様なのであるが——)


世間では、基本15分前行動という、この日本の中では誰が決めたか、言い出したのか分からぬ、謎の暗黙ルールが存在するのである。


誰だ?(言い出しっぺは?)


ふむ、政府の浸透型作戦の、時間をかけて侵食させる手法ではないかとも仮説に置けるのである。


(いや、経団連の方が可能性は高いのではないか?

仕事の社会人としての最低限マナーの仮説も捨て切れないのである.)


まあ、私の今の生活には、特に関係のない暗黙ルールなのであった。どうでもいい問題である。


遅刻!これさえ回避すればいいだけなのだ。


電車に乗り込むと、空席だらけ。


座りたい放題、確変である。


しかし、私はその空いた神の座に腰を下ろすことは、これから先の人生でもないのである。


座れば負け……


(私のヘンテコな矜持である。)


私のマイポジションはポール角。


私の体を預けるのに最適な器具と場所である。


電車での、神の座に鎮座して、隣の方と間を取りパーソナルスペースを開けている所に、強引に神の座に割り込み、ぎゅうぎゅうになりながらも、食らいつき鎮座する猛者。


あれは、神の座に対する執着な心理の構造である。


間を空け、神の座に腰を落とした方の心理は、


「折角隙間を空けて座っているのに、何でこの隙間をピンポイントで狙い、確保しに来るんだ!」


である。


しかし、心の中ではそう思い、葛藤があれど、口には出すことはしない。


(大人である。)


あの神の座を狙いに来る、浅ましい連中には、一度誰かが正義の輩というクレームを言い、対処してほしいものである。


しかし、現代社会にはSNSという全世界拡散機能なるものがあり、その場を撮られ、勝手に動画を撮影して、SNSにポチっ。


大炎上待ったなしの国民劇場の始まりである。


そして、承認欲求を満たすために、自ら死地へ向かう若者たちが絶えない構造である。


私には、


「押すなよ、押すなよ」


の、あの熱湯に自ら喜びながら、笑いの渦へダイブする偉大な芸人トリオと同じ構造に見えるのである。


そして、大炎上してから初めて、やったことに対する重大性が分かり、謝罪する。


しかし、それは表だけ、表面上だけ謝罪しておけば収まるだろうという、人の心理である。


人の本質とは、基本変わることがない普遍的なものであると、私は思っているのである。


いわゆる、台本ありきの演出を遠目で見ているようなものであるかと。


哀れなり、承認欲求の猛者よ。


デジタルタトゥー恐るべし。


歴史に名を刻むのであった。


(黒歴史という名の。)


次話へ続くー


電車に乗るまでの、ただそれだけの話である。


しかし、人間というものは、どうでもいいところから色々と考え始める。


今日もまた、そんな一日なのであったのである。

お鳥様貴族 コスパ最高である。

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