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三十五話

 私がアトリエに篭って早一週間。何故か私の頭にスフェラがくっつき(機嫌が悪いのか私の髪の毛引っ張ってる)、レオンハルトは連れだそうとするし(眉間にシワがよってるよ)、少女組が私の自室でお茶会するし(その度に引っ張り出される)、フレイは泣きながら私に引っ付くし(うざったい)、ミーアとリーリナから遊びのお誘いがあるし(引きこもるなー!!とお叱りをもらった)……そんなにカンカンカンカン煩かったかな?野郎共に対する怒りを込めて打ってたから魔剣出来ちゃったけど。

 一仕事終えた私は魔剣を持ってリュツィフェールの元に向かった。


「……あれ?リュツィと交代したの?エリス」

「えぇ。貴女が引きこもっている間に交代しました」

「そう。じゃあ、これあげるよ。誰かに渡すと良いよ」


 食堂に行くとお昼だったらしく皆、食堂に集まっていた。そこにリュツィフェールではなく、ミカエリスが居たことに私は驚いた。そのミカエリスに魔剣を渡した。


「おや?珍しい。貴女が魔剣を作るなんて」

「ストレス発散の為に作ったからね。怒りに反応すると思うよ」


 渡された魔剣を受け取り調べるミカエリス。どうだどうだ。良いできだろー。ニコニコ笑いながらミカエリスの鑑定を待った。


「これなら大丈夫でしょう」

「やったー!!」


 ミカエリスからお墨付きが貰えた。それに次の剣を作るぞー!!と行き込んでいると少女組がやってきた。


「カイト様!!」

「はいはい?」


 女子全員が私の前に集合。何があったよ?女子全員居ると迫力あるな。


「私たちにもアクセサリー作ってください!!」

「アクセサリー?作るのは良いけど、ミーアとリーリナはこれから大きくなるからブレスレットとかアンクレットは作れないよ?」


 一人の少女が代表して言うと女子全員の目が輝いた。うん。女子って着飾るの好きだったね。私は魔力の制御装置として付けてるけど。でも、ミーアとリーリナもそうだが大半の子達がまだまだ成長する。少し大きめに作れば付けられないこともないがミーア達には大きすぎる。それを伝えると明らかに落胆した女子全員。ちょっと可哀想か。


「そうですの……」

「ん〜……あった。このカタログ渡すから皆でどう言うのにするか決めて私に渡してくれる?そうしたら作るから」

「わかりました!!」


 私は不思議ポーチを漁って昔に使っていたアクセサリーのカタログを取り出した。それと一緒に宝石の本やブローチ等に関連する本を取り出して渡した。少女達はそれを受け取り、早速話始めた。


「マルス、そっちはどうだ?」

「まだまだ全然。あの熊に投げ飛ばされてるよ」

「はっ!!口ほどにもない」


 少女達の話し合う声をバックミュージックにマルスに私に反発した野郎共の様子を聞いた。すると、マルスの顔には青筋が立っていた。まぁ、毎日の鍛練量をこなせていないんだろうね。一生懸命やればこなせる量をね。だから、嫌がらせで熊を使ってるんだろうけど。野郎共を見ると明らかに顔を歪めて敵意むき出し。これは一度、完膚なきまでに叩きのめした方が良いね。誰が主だかその体に染み込ませてやらないと。私はニヤリと笑い、マルスに言った。


「今日は鍛練じゃなくて、私がシメるよ。私専用の修練場を解放するから連れてきて」

「わかった」


 私の言葉に頷いたマルス。奴等の未来が消えたことに合掌していた。














 そして……。


「ギィヤァァァァ!!」


 野郎の野太い悲鳴が修練場に響き渡り、数日使い物にならなくなったのは言うまでもない。




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