光の魔女7
その日の夜、クロスは執務室に毛布を敷いて寝そべっていた。
今日はエントランスでの衝突以降、魔道士会と"光の魔女"との対決は無く、比較的平和に就寝まで時間が過ぎて行った。
しかし今は事前使による準備段階なのである。
本番は明後日から本格化する監査であり、全ての人々がそこへ向けて用意を重ねるのだ。
そしてクロスも、皆が寝静まった頃に用意を始めていた。
カンテラを傍らに置き、相互紙を広げているのだ。
その相手は、
『要するにキルデンザックとやらが信用出来んのだから、そいつより先に動かなきゃならんのだろう?』
エルガン・ナッカランだ。
『そうなんですけど、"光の魔女"さんを説得するには時間が足りないんですよ。ただの魔女の弟子、それも初対面の男が、あの強い自意識を彼より先に崩せるとは思えなくて』
『お師匠様には内密に』と前置きした上で始めた議論は、平行線を辿っていた。
自らが知っているだけの事情は全てエルガンに伝えたのだが、明確な打開策は結ばれていない。
『人を崩せんのなら、物から崩していく他なかろうが。プリズムを壊すか盗むかして、ひとまず魔道士会の手に渡らんようにしてみたらどうだ?』
『それじゃプリズムは最終的に世に出てしまいます。"光の魔女"さんは同じものを作るでしょうし、ますます意固地になるだけですよ』
先ほどからずっとこの調子だ。
エルガンが提案し、クロスが却下する。
建設的な議論ではなかったが、却下の理由が論理的なだけに、前進が阻まれていた。
取るべき策は思いつかず、取るべきでは無い方法ばかりが俎上にのぼる。
紙と文字越しに、お互いのため息が聞こえるようだった。
クロスの羽ペンは止まり、紙の隅を叩き続ける。
方策を練りながら、己の思考と書くべき文面を共に整理しようと項垂れて呻る。
そうしている間に、新たな文章が紙に浮かび上がった。
エルガンが、新たな方法を提案したのだ。
『"光の魔女"が心を開くはずが無いというならば、もう殺すしかないではないか』
初め、それを冗談だと思った。エルガンは陽気で豪快でやや無神経な男だ。
しかし直ぐに思い出した。彼は朗らかな男であると同時に、躊躇いなく人を殺せる死人の軍団長でもあるのだ。
殺人があらゆる選択肢と常に同居している、健常な武人なのだ。
役目として魔女の幸福を尊重する立場にあっても、一人斬り捨てることで多くを生かす、活人の掟に従う者でもあるのだ。
彼は本気だ。
クロスは慌てて、文面を整える余裕もなく書き殴った。
『絶対ダメですよ彼女を殺すなんてとんでもないことです。プリズムが発表されるとしてもそれだけは絶対にダメですからね。誰も死なないし殺させもしませんから絶対』
形の乱れた文字が紙に染み込む。
一体どのような返事が来るのか、クロスは息を呑んで待った。
やがて、少しずつ言葉が送られ始めてきた。
『三角連衡の乱の時、俺はあいつに会ったことがある』
クロスとは違って、その文字は常からのものと全く変わっていなかった。
平常通りの、角ばった強い筆圧の文字である。
『先代の"腑の魔女"に連れられててな、今よりも更に幼い少女だったが、俺を見つけるなり走り寄ってきた。
肩車でもせがむのかと思ったら、俺の顔を真っ直ぐに見上げて、いきなり各文化ごとの鎧の違いと歴史を延々と語り始めたのだ。俺にとっては興味深い話でもあったからずっと聞いていたのだが、全く途切れなくてな。
そのうち、見上げ続けるのも辛かろうと思ってしゃがんでやったんだが、ずっと見上げ続けてるんだ、何もない天幕をな』
アッサルートによって、単なる操り人形ではない、自我と魂を保った死人を作る屍術が開発された。
しかしそれでも、生前の記憶を失ったり、人格が変容してしまう。
エルガンの場合は記憶の喪失だったが、不思議と記憶はなくとも人格は確立していた。
それは魂の全域に染み付いた、個人としての"同一性"そのものであり、魂が魂として存在する限り決して消えぬものであった。
彼は自分自身というものを、それほどまでに深く魂に固着させていたのである。
『あの目は何も見ていなかった。あの言葉は誰にも向けられていなかった。
あれが、あいつの本質なのだと思う。お前はさっき自意識が強いと言ったが、逆だ。あいつには自意識と呼べるものが何も無いのだ。
故に、狂おしく求めるのだろう』
己が無い者は何を求めるだろうか?
答えは一つだけ。己という存在に対する、他者の認識だ。
自分を他者に捩じ込み、刻みつけ、その他者を以って己を定義付けようとする。
『なあクロスよ、あいつは生き続ける限り永遠に苦しむぞ。壊れているだけで、心根は優しい奴だ。止められない己が欲求のために世界を傷つけたならば、後々罪悪感に苛まれるだろう。あいつはそういう難儀な奴なのだ。
慈悲には様々な形がある。馬車が暴走した時、聞くべきは馬の願いか? 御者の願いか?』
彼の言い分はクロスにも理解できた。
ただし、最後の一行以外は、である。
『私たちがかけるべき最大の慈悲はたった一つです。絶対に彼女を死なせはしません。困難に立ち向かい、克服するために知を培ってきたというのに、ここで諦めてしまっては魔女協会も私も存在する意味が無いじゃないですか』
"眼の魔女"は決して諦めてはいなかった。
"石の魔女"は石に噛り付いてでも誓いを守った。
"胞の魔女"は見返りを求めず長年に渡って人々を救い続けた。
"鉄の魔女"は自身を蝕む恐怖と不安と自責を振り払い幸福を掴んだ。
それらを、クロスは見ていた。
彼女らの直ぐ傍で、彼女らの人生を共に噛み締めてきたのだ。
『同じ"忌み子"として、私は彼女に借りがある。
エルガン、どうか協力して欲しいんだ』
道理を説きながらも、実際には本音そのままに懇願するのみであった。
文字が紙に呑まれても、白紙は白紙のままを保ち続ける。
しかしクロスは待った。希望を抱きながら、エルガンの返事を待ち続けた。
例え夜が明け、空が白んでも、彼は待ち続けただろう。
それは願いであるのと同時に、信頼でもあった。
かくして、40分の後に、エルガンの文字は白紙の内より浮かび上がったのだ。
『鍵を握るはクリンだろう』
クロスは思わず、拳に力が入った。
同時に、絞り出すように「よし」と呟く。
どちらに転ぶか分からない、予測のつかない賭けであったからこその喜びであった。
『"光の魔女"が心を開きうる相手は、度々魂を繋ぐ従者か、無二の親友である当代の"腑の魔女"だけだ。アーゲルン人、殊に屍術で蘇った者の魂感応は、それ程までに深く相手と繋がる。己の魂の防御反応や拒否反応が無いわけだからな』
およそ半日間見ていた限りでは、クルーラーとクリンは単なる主人と従者の間柄にしか見えなかった。
だが、言われてから改めて考えてみると、あの"光の魔女"と主従関係が成立しているという時点で、それは特殊な事例ではないのだろうかと思い至った。
彼女は他者を見ていないが、それ故に他者に己を見させようとしている。
その歪んだ欲求の中で、あまりにも日常的な人間関係が結べているというのは、奇跡に近いのではないだろうか?
恐らく"光の魔女"は分かっているのだ。
クリンが全身全霊をかけて自分を守ってくれていることを。
『お前はまずクリンにあたって協力を頼め。俺の方は秘密裏に"腑の魔女"にあたってみる。"光の魔女"の説得に使える情報があるかもしれん』
やるとなったらば、やる。エルガンはそういう男だ。
武人気質の武骨者ではあるが、信頼し合ってさえいればこれ程頼もしい死人はいない。
クロスは息をつきながら、ペンをゆっくりと踊らせた。
『ありがとう、エルガン』
今度は素早く『礼には及ばん。ちなみに──』と返ってきた。
「私は光陽様に従います」
翌朝、まだ"光の魔女"が眠っているであろう時間を見計らってクリンに切り出したところ、本旨を話す前から即座にそう断言されてしまった。
死人は肉体を意識下で効率的に休息させられるため、熟練した者であれば睡眠を必要としなくなる。
クリンも、夜は"光の魔女"の寝床の横でじっと座り続け、主人の様子を見守っている。
睡眠中と言えど、悪夢のせいで魔力漏出が始まってしまう可能性があるからだった。
"光の魔女"の従者となってから、彼女は一度も眠っていない。
肉体は主人の寝顔を見ながらでも休息させられる。
脳は、日中より活動部と休息部を何度も交代させ、全体の疲労が閾値を超えぬよう管理し続けていた。
そのため、一睡もしていない朝であっても、彼女の頭脳は明晰であった。
「"光の魔女"さんの望みが分かるんですか?」
とはいえ、食い下がらぬ訳にはいかなかった。
たとえこちらが何を言うつもりなのかを、全て察知されているのだとしても。
「光陽様とは数え切れぬほど魂を繋いで参りました。望みも欲も、常に一つです」
四つの目で"光の魔女"の寝顔を覗き込む。
その言葉には有無を言わせぬ、異様な信憑性があった。
彼女の静かな口調を崩せるのは他ならぬ”光の魔女”だけなのである。
「クリンさん、一つ気になっていたのですが」
しかしクロスも退かない。
前置きし、クリンが「どうぞ」と応えるのを待って、問いを投げかけた。
「どうして"光の魔女"さんを『光陽様』と呼ぶんですか?」
四つの目全てが閉じられる。
クロスが見えているのはクリンの後ろ姿だけであったが、背中を通してでも、己の心が読み取られていると感じられた。
根拠や確信は無いのだが、沈黙から生じた、ひりつくような感覚がそう思わせたのだ。
そして、閉じられた目は再び開かれた。
「クロスさん、私を説得するのに、光陽様との関係を用いようとしていますね?」
やはり見透かされている。
魂に防壁を作る術を学んでおけばよかった、と悔いる心すら彼女にはお見通しであった。
しかし、気圧されてはならない。一番まずいのは、何をやっても通用しないのだと諦めてしまうことだ。
「確かに、その通りです。しかしお聞かせ願えませんか? あなたを説得する手順の一つに利用しようとしたのは確かですが、純粋な好奇心からのものでもあります。学びの徒としては、如何なることでも一度気になってしまったならば、答えを得たいと願うものです」
クリンのため息が響く。
それから、首だけを回して横顔をクロスへと向けた。
「いいでしょう」
諦めと呆れが混ざった様子ではあったが、承諾はしてくれた。
クロスは微かな笑みを投げかけると、手近な椅子を引き寄せて腰掛ける。
それを見届けてから、クリンは再び前方へ向き直った。
「光陽様をそうお呼びするのは、この世界でただ一人私だけがそうお呼びするのに、意味があるからです」
背筋を正し、"光の魔女"の寝顔に手を添える。
頬を軽く撫ぜてやると、昨日と同様眠りながら口をむぐむぐと動かした。
「このお方は太陽です。人々は太陽を気にかけ、祈り、願いを捧げます。しかし太陽は人間の願いなど一顧だにもせず、自ら気紛れに輝き続ける。何が起ころうと、彼らの身命を決して気にかけることはない。だというのに、彼らが自分を無視するのは断じて許さない。自分が彼らにどう思われているのか、病的なまでに心配しているのです」
矛盾した心理だ、と感じたが、口には出さなかった。
それでもクリンには直ちに読み取られてしまうのだが。
「矛盾しているとお思いになるでしょう。しかしその矛盾こそが、太陽の偉大な輝きを生むのです。願いを聞かず、視線を気にかけ、ひたすら偉大に輝き続けようとする意地と強迫が、光陽様を動かすのです」
人間を個別的に見ることが出来ず、常に何らかの塊の一部か、曖昧な虚像のようなものとしか認識できない。
その感覚に覚えは無かったが、同じ認識を持っていた時期は、確かにクロスにも存在していた。
物心つく以前の、治療中だった頃である。
「自分も見えず、他人も見えない。太陽は自らの眩さのせいで、常に盲目なのです。だから、私だけは、このお方にとって他者でありたいのです。曖昧な虚像ではない、数少ない実像としての人間でありたいのです」
"光の魔女"の顔に添えていた手を離す。
口の動きは止まり、再び安らかな寝息が勝るようになった。
クリンは、愛おしそうに、微笑んだ。
母親のように、親友のように、恋人のように、彼女を見下ろしながら微笑んだのだ。
クロスに見られていないとの確信があったが故の、死人らしからぬ表情であった。
「故に光陽様とお呼びするのです。私という寄る辺を知っていただき、私という他者によって光陽様が光陽様らしくあっていただくために」
背筋が冷えるような感覚が、クロスを貫いた。
アーゲルン人の魂感応は強力であり、死人となった今、力は更に増している。
その力で日常的に、長期間感応を続けてきたせいで──
(まずい、同一化してる!)
──魂が感化されてしまっている。
クロスは自らへの大きな負担を顧みず、己の魔力を溢れ出させた。
溢れた魔力を肉体に展開し、留め置き、魂を覆って感応を阻害する。魔力で作った、即席の防壁代わりだ。
毛細血管への負荷が重く、苦痛を伴う術ではあるが、ひとまずの間クリンに心を読まれずに済むのだ。
手足が震え、汗が滴り、痛みに奥歯が噛み締められようとも、この思考だけは決して読まれまいとした。
(かなり、まずい。同一化が、物凄く進行してる。重篤だ。自分と、相手の、区別が、なくなりかけてるんだ!)
急に心が聞こえなくなったのか「クロスさん?」と訝しみながら、クリンが振り返った。
それに応える余裕などなく、可能な限り素早く思考を巡らせる。
苦痛のせいで思考の動きが遮られていても、それしか手が無いのだ。
(どう、する? 本人を説得するのと、殆ど同じだ! くそっ、痛い。頭の血管が震えてる……思考を止めるな、何か絞り出せ! この痛みで、余計な思考は、踏み潰せ! 説得すること、だけを、考えるんだ)
時間をかけすぎると、クリンが立ち上がるか、クロスが倒れてしまう。
そうなってはこの場は終わりだ。再度の説得の機会はあるだろうが、時間を浪費してしまう。
だが、"光の魔女"とクリンの魂が同一化しつつあるとの事実だけは、何としても伏せておくべきだと直感していた。
必死に思考を巡らせる。それは最早走馬灯に近いものであった。
苦痛による思考の阻害は、ある程度の進度に達すると、むしろ思考の速度を速めた。
集中力が増し、周囲の世界が遅く感じる。些細な点にもよく気が回るようになり、クリンが腰を浮かせかけていることすら感じ取られた。
瞬間、クロスの思考が一つの答えを掴んだ。
いくつかの言葉が幾度も魂の内部で反響し、幻聴のように重奏する。
その直後、全身の防壁型魔力を右手にかき集めて、指先から放出した。
指先は咄嗟に彼のカンテラへと向けられており、放出された魔力は全てカンテラが吸収した。
弾けるように明るく燃え上がった火種にクリンが驚き、浮きかけた腰が再び椅子に沈む。
燃料が置かれておらず、魔力の継続供給も無いために、火は程なく消えた。
大きく項垂れ、荒く息をつく。
痺れるような痛みが手足に残っていたが、心を深く読まれる前に話し始めなくてはならない。
体を起こし、深呼吸で息を整えると、汗も拭わぬままに口を開いた。
クリンは驚いて、魂を読むのも忘れていた。
「クリンさん、それほど、までに、深く、繋がっていたの、ならば」
言葉の途中で、更に深呼吸を重ねる。
吸う息よりも吐く息に意識を集中し、両手を合わせて心を鎮める。
両の手に体温を感じさせて、安心感を芽生えさせるのが目的だった。
「深く繋がっていたならば、"光の魔女"さんがどのような方なのかも、わかっているはずです。心根は、優しい少女なのだと」
「それは」
クリンが言葉に詰まった。
一連の異変に動揺していたのも効いていた。
その隙に、畳み掛ける。
「知性を振り回し知識を投げ続けるのは、彼女なりの優しさの表れなんじゃありませんか? 今は欲と強迫が上回っていても、望みが果たされた時には、優しい心根が表に出るでしょう。そうなった時、自らの行いを悔い、苦しむのは彼女です。あなたも、わかっているはずです」
エルガンは言っていた。「壊れているだけで、心根は優しい奴だ」と。
キルデンザックは言っていた。「一対一で話して、説得を試みる」と。
そして、23代目"眼の魔女"ケイネリー・ガロウズ・ホルグラックは言っていた。
「私から言えるのは、彼女はいい人だ、ということだけです。それだけは決して忘れないでください」
クロスは忘れなかった。
クロスは信じていた。
あの寝床で静かな寝息を立てているのは、世界を飲み込もうとする怪物ではない。
普く地上を焼き尽くす第三の太陽、第四の光でもない。
天才的な知性で大発明を次々送り出し、まばゆい偉業を誇る魔女ですらない。
理不尽と苦痛に喘ぐ、哀れで、愚かで、優しい少女なのだ。
それを、クリンは知っている。知っているはずだ。
クロスはそれに賭けたのだ。
「彼女が傷つくのを、あなたは幾度も見てきたはずです。その傷を完遂の決意に変えて突き進んできた姿も」
それは、決して分の悪い賭けではなかった──
「私は、幸福になってほしい。彼女だけじゃない。魔女たちは、今よりも幸せになるべきなんです」
重要なのは正しさでは無い。
痛み、怒り、疲れ、涙の末に投げ捨ててしまったはずのもの。
それを再び取り戻すという、強い信念だった。
「もちろん、あなたも。クリン・ヴィ・カント、いえ──」
右手を差し伸べる。
握手のように。
奈落より引き上げんとするように。
「── 5代目”霊の魔女”トレライン・オーツフィッチ・ライランハンド」
その名に、四つの目全てが見開かれた。
弾かれるように椅子から立ち上がり、ゆっくりと、クロスへと歩み寄る。
右手が震えながら、躊躇いながらも、クロスの右手へと伸ばされる。
そして遂に、二人の視線がまともに交錯する距離となった。
二つの目は、疲労など跳ね返さんばかりの力強い決意に溢れていた。
四つの目は、戸惑いながらも二つの目の奥へ飛び込みたいと欲していた。
数秒の沈黙が流れる。
魂の表層を読むなどという小手先は使わなかった。
その必要が無かったからだ。彼女は既に決断している。
互いの右手が交わり、遂に右腕を固く掴み合う。
その瞬間、二人の意識と魂は交流した。
二つの精神、二つの意識は合体し、一つの魂となる。
そうして、互いは、互いの記憶へ繋がった。
記憶の世界へと、引き込まれるように。宙空へ飛び出すように。
全ての目が、全てを見出し始めたのだ──




