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現界⇔異界  作者: MayaMaya
36/40

夜長月-伏兵

彩香です

大丈夫だ まだ慌てるような時間じゃない

最終兵器戦がいるから大丈夫(獅子身中の虫)

「ではメアリーさんの所にお邪魔しても良いでしょうか?」

どうやら暫くわたしの近くに居てくれるらしい。

「え?綾くん私の家に来た方が良いわよー」

そうそう、うちの方が良いですよ。

「でもアパートだと、こう距離感が近すぎる感じがしませんか」

年頃の娘さん達ですし。

今更ですぜ先輩、それに姉も喜びますぜ。

「ソウネー、こっちの方が広いし此方に泊まりなサイナ」

いやそっちだと危なくないか?先輩の貞操が。

「流石に緊急時にはそういう悪ふざけは無いと思います....けど?」

目がギラついているヒルデ達を見ても同じ事が言えますか?

「...ちょっと考えてしまいますね」

[安心してください綾、私達も協力致します]

[各種センサーで監視もばっちりです]

[戦闘もこなせるので役立ちます]

なかなか頼りになる発言だ。

[なのでご褒美が欲しいです]

[前払いでも後払いでも構いません]

[ご褒美の内容は後で話し合いましょう]

先輩、搾り取られそうなのでうちに来ませんか?

結局先輩はメアリーの家に泊まる事になった。




月曜8:00学校

さて陰鬱な学校生活の幕開けです。

今日は先輩も含めた3人での登校です。

「おはよう2人とも」

「鬼塚おはよう」「おはよう彩香ちゃん」

HR直前まで保健室で時間つぶしてから来たので教室に人が多い。

鬼頭潤も席に着いている、契約鬼も一緒みたいだ。

(授業中ずっと隣に居るんだろうか、ヒマそう)

クラスからヒソヒソと先週よりは少なくなった...訳が無かった。

むしろ手を引かれて下校した事で学校中から見られてた気がする。

更には...

(3年生の綾先輩が横恋慕してるらしいよ)

(すでに付き合ってるって聞いたけど)

こんな感じである。


HRが終わるとさっそく鬼頭潤がやってきた。

「おはよう彩香」

鬼も一緒である。え、睨んでる?まぁ逃げたしね。

自然自身の表情が硬くなる。

「おはようございます」

「後で時間あるか?」

「あととは?」

「んじゃ昼休み一緒にたべようぜ」

「すみませんが姉と一緒の予定なので」

(鬼塚さん冷たーい)

(やっぱり3年生と付き合ってるからじゃない?)

(普段おとなしそうな子に限って実際は)

「んじゃ俺もまぜてよ」

ニコっと笑う。

めげないな、こいつ。


12:00保健室

保健室でご飯とかないわー、後で換気すれば良いんだよ!

メンツは姉わたし霞さっちゃん+鬼頭。

「宮路と伊万里の3人は仲いいんだな」

「彩香は弁当自分でつくってんの?」

「それ美味そうだなあ、1こくんない?」

色々とやかましい。

鬼の分の弁当もあるんだな、一緒に食べてる。

霞とさっちゃんはちょっと困った顔してる。

誘わなければ良かっただろうか。

何故保健室だったかというと...

「すぅー、すぅー...」

先輩が居るからである。

今は寝息が聞こえるが、午前は辛そうな声を出していたらしい。

おもーい空気の中、

「その鬼の人もご飯食べるんですね」

さっちゃんが気を遣う。

[化物つってもおらだも生き物だがらの]

[契約しでっがら人くったりしねげどな]

シャァベッタァァァァァァァ!!!

「・・・・・・」

霞さっちゃん、2人共口開いてる。


「ん...む...」

カーテンの向うから声が聞こえた。

先輩が起きたっぽい。

カーテンが開いて、

「おはようございます...もうお昼ですか」

「おはようございます先輩」 「おはよう綾くん」

相変わらず左肩を押さえている。

寝起きの先輩可愛いな」

「ちょっと飲み物買ってきますね...」

寝起きでぼーっとした表情のまま保健室を出ていく先輩。

「なかなか治らないわねぇ」

ほんと長いよね。

「あいつは彩香にとって何?」

すごい直球。

「仕事関係で知り合った先輩です」

「そうじゃなくて」

うるさい、すこし黙って欲しい。

顔に出ていたんだろうと思う。

さっちゃんが、

「そういえば綾先輩が何かしてるの見たことないね」

「そーだなー、どこで知り合ったんだ?」

いや、まぁ..先輩に迷惑をかけたくはないんで。

「戻りました」

先輩が戻ってきたがすぐにベッドに向かって、

「すみません、邪魔しないよう大人しくしてるんでベッド使わせてください」

横になってしまった。

「えーと綾くん、何か食べなくても平気?」

「あー、多分大丈夫ですのでお構いなく...」

本当に大丈夫なんだろうか。

土日で疲れたんじゃないだろうか。

それほどかからずに、寝息が聞こえてきた。

流石に病人が寝ているので、その後は静かだった。


午後一から体育か、だるいな。

熱中症を危惧したのだろうか、体育館でバスケットボールだった。

「元気なもんだ」

「まぁ彩香ちゃん」

「でもなあ、ちょっとはしゃぎ過ぎか?」

鬼頭潤はヒーローだった。

バスケ部の木村くん並に上手いっぽい。

「まぁ退魔士なんだし動けないとな」

「それはそうなんだけどね」

ちなみに鬼さんは2階から観戦中である。

大人しいので問題ない。

点決める毎にこっちにピースすんのやめてほしい。

するとスクールカースト上位グループの川原さんがにやにやしながら寄ってきた。

「鬼塚さあ、彼氏いるならいってくれればいいのに」

「・・・・・・」

相手したくねええええ、がまぁ仕方ない。

「親が決めたのでわたしはしりませんでしたから」

「へー、鬼塚の家って実はすごい?」

すごいかどうかは知らないが歴史はそれなりにあるっぽいな。

「農村の旧家みたいなもんです」

一般人に詳しくいう必要はない。

「ふーん。お、すごいじゃんまた決めたし」

そっすね、すごいっすね。

そういえば許嫁と言えば霞とさっちんにも居るっぽいんだよね。

ちらりと見る。

2人の家は有名で名前出せばすぐわかる位だからな...

退魔士の他に○○の社長さん家だからね。

「今度グループデートしよっか、鬼塚」

嫌だよ、高校3年間位自由にさせたってくださいよ。

「ほら、鬼塚って先輩の事どうおもってんの?」

霞とさっちんもこっち見てる。

「結構さぁ、人気あんだよね」

2/3年生からはハブられてるっぽいですけどね。

ってなんだって?

「うちのクラスにもさ、気になってるってやついるんだよねー」

...ん?

「なんなら一緒に呼んでさー、遊びにいかねー?」

気になってる奴ってだれだよ、誰だよ?!

どこから聞きつけたのか、クラスの女子6人が寄ってくる。

「グループデートするんだって?先輩呼んで?」

「楽しそうじゃん?」

「へーいいねー」

いや良くねぇよ?

(鬼塚、先輩の事言った方が良くね?)

(2/3年生が知ってる事は言っても良いんじゃない?)

「ほら、あの先輩ってリスカしてるっていう噂もあるし」

「そうそう、あんま良い噂きかねーみたいだぜ」

「それに、最近ずっと具合悪いみたいだよ」

その目はなんなんだ!獲物を狩る目をしやがって!

「じゃあ鬼塚、放課後先輩の所に一緒いこうぜ」

絶対にお断りいたします。

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