夜長月-空は晴れず
メアリーよ
ウカツに立ち入れない問題というものがあるワネ
手助けしたいのだケレド
結局...
[すみません、手が滑ってしまいました]
そういって先輩の手を胸に持っていく。
ラッキースケベかな?
[ごめんなさい、足が滑ってしましました]
先輩の顔に胸を押し付ける。
まだラッキー程度かな?
[申し訳ありません、ここを見てほしいのです]
ショーツを脱ぎだす。
何処を見せるつもりだ。
流石にそれはありえんぞ。
「いい度胸ね、メアリー」
「確かにワタシがメインをプログラムしたのだケレド、あの子達が選択したモノヨ」
今のあんたのプログラムかよ。
「そういう経験値を溜めたのハ、あの子達ヨ」
なにで学んだのかシラ?と。
[ジャパニーズマンガです、マスター]
[ジャパニーズアニメです、マスター]
[大人気だと聞いています、マスター]
どこぞのラッキースケベマンガか、あまり良い影響とは思えませんな!
「皆ほどほどにするのよ」
「でもまぁ、どこまで人に近づけて作られているのか興味は有りますよね」
「先輩?」「綾くん?」
「冗談ですよ。し、信じてください」
「調べてミル?そういう経験値も必要カモネ」
え?なんだって?
「実践ってコトヨ」
お姉様、呪詛付与しそうな目ですね。
「彩香ちゃんも人の事言えないと思うわー」
あらお姉様、そんな目なんかしてませんわ。
「そ、そろそろファッションショーも終わりですよ...ね?」
[まだミニスカメイドと別のセクシーランジェリーが残っています]
んっんー?まだ続けるというのかね?
[マスター/チハヤ/サヤカの分も用意してあります]
え?いつサイズ測ったっけ?
[採寸メジャーを直接当てなくても各種センサーで分かります]
[サイズは合っていると思いますが試着をお願いします]
(見せる良い機会だと思いますよ)
最後のは小声だったが。
「ンー、ついでだし試着するのもありカナー」
「そ、そうね試着は大事よね」
ちょっと2人共?!
[サヤカ、こちらです]
シャツのボタンに手をかけられる。
「おいいいい、ここでかよ!」
「ちょっとこれ透けてる!見えてる!」
[服を着れば見えません]
[チラリズムです]
[大事な所は隠れているので大丈夫です]
いやお胸の大事な所が見えてるんだよ!
「ちょっと大胆じゃない?メアリー」
「選んだのはこの子達ヨ、ワタシじゃないワ」
[綾、準備が出来ました。入ってください]
「失礼します...大胆ですね」
了解を得る前に入ってくる先輩。
わたしと姉が硬直していると、
「ホーら綾。触ってミル?」
といって先輩の首に抱き着く。
メアリーさんあんまり姉を刺激しないようにね。
一通り遊んだ後、ソファーに座らされる。
メイド服で。
話題の中心はメアリーの戦乙女達の事で、鬼塚の事には極力触れないようにしているのが分かる。
先輩には昨日の時点で姉が話しているだろうしね。
まぁ良くある話で、姉が早々に家を継がない宣言した為わたしが生まれたってだけ。
で、わたしが理由で姉がブチきれて5年前の海岸大破壊になったという。
「その為に作られたのだし、それが存在理由」
ぼーっとしていたのだろう、声に出した事に気が付かなかった。
右から姉、左から先輩に手を握られる。
大丈夫ですよ。
先輩から更に強く握られる。
「大丈夫ですから」
「そうですか?」
「大丈夫ですよ、それがわたしの役目なんです。それに卒業までは自由に出来そうでしたから」
「そうなんですか?」
「はい、時間はあるので色々遊びに行きましょう」
先輩に微笑む。
けど上手に笑う事が出来なかったみたいで、先輩の眉間に皺ができる。
「そうですね、色々な所に遊びに行きましょうか」
納得してもらえたのかな?
それ以上は何も言わなかった。
「それジャ、演習場でスカっとしナイ?」
おっけー、今日はやっちゃうよー。
「見学出来るなら付いていきたいですね」
「お姉ちゃんは?」
「それじゃ私も行こうかしら」
全員で行くのかな?
「エェ、全員で行くことにしまショウ」
[準備いたします]
「メイド服で戦うのですか?」
それはそれで面白そうだけど、先輩見たいんです?
「折角出来上がったばかりですし、勿体ないですね」
[では着替えます]
脱ぎだすヒルド達。
ここで着替えるんじゃない。
16:00演習場
「これだけやればもう良いでしょう?」
疲れたわー、向う9人だし多いっちゅうの。
「お疲れ様」
そう言ってペットボトルを渡してくれる先輩。
「夜はどうするの?」
「あぁ、良ければ山中の温泉街に宿取ったので行きませんか?」
「あらー、彩香ちゃんいきましょっか」
いいんですか?先輩。
「勿論ヒルド達も一緒に」
「アラありがとう綾」
ヒルデ達の装備はどうすんだろ?
[メイド服は持ってきております、装備はベースキャンプに格納し拠点に帰還させます」
便利すぎるなそのベースキャンプ。
わたし達の服はどうしよう?
「向うに着いたら浴衣に着替えて、服はクリーニングに出せば良いんですよ」
明日には綺麗になってますからと。
便利な世の中になったもんだ。
「で、ヒルド場所は~・・・」
[了解致しました]
「少し離れたポイントに降りて歩きましょ」
温泉街を歩く、周囲の観光客がざわついている。
[総員警戒]
「見られてるわねぇ...」
そりゃメイドが9人も付いて来れば誰でも見ると思う。
「土曜なので人が多いですね。着きました、ここです」
えーと先輩、老舗旅館って感じですねここ。
「そうですね、元々ここが歴史ある温泉街なので」
「その中でも一番の所ね、お値段も」
まじか。
「値段は気にしないでくださいよ。大体退魔士は高給取りでしょう」
姉はそうですにゃあ。
まぁ行きましょう、と歩き出す。
宿に入ると従業員からも驚きの声が聞こえる。
「予約した綾です」
硬直していた受付が声をかけられ動き出す。
「お待ちしておりました、お電話で~・・・」
3人×4部屋+1人と別れていた、がここでメアリーが。
「綾は1人ナノ?一緒の部屋にした方がイイワヨ」
確かにその方が良いと思うが良くは無い。
「もう部屋は取りましたので」
まぁ普通はそうだ。
「それにここは部屋に、プライベートの半露天寝湯なんてものが有るんですよ」
ほうほう、ちょっと楽しみかも。
「アメリカから来たばかりならそちらの方が良いかなと」
「ソウネ、そっちの方が楽しめるネ」
・・・・・・ん?何を楽しむって?
「温泉ヨ」
「メイド服はクリーニング要らないわよね、とりあえず着替えてって部屋に温泉有るんだったわね」
「えぇ、服だけクリーニングに出してくれればゆっくりしてください」
誰かがやってくれるのはやっぱり楽だねぇ。
「その分お金がかかるのよー」
奥にある場所の部屋に案内される、高い部屋だわこれ。
「ヒルデ達の面倒は見ておきますよ、メアリーさん」
「アラ?良いのカシラ?」
「えぇ、今日は横で見ているだけでしたので全く汚れも疲れも有りませんよ」
すいません先輩、そしてウキウキするんじゃないヒルデ達よ。
「ヒルデ」
[はい、マスター]
「記録は取るコト」
[承知しております]
変なことはさせねぇよ?!
「自分もしませんよ...」
わたしと姉とメアリーの3人でじっと先輩の目を見つめる。
「えぇっと...とらすとみー?」




