↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
現界⇔異界  作者: MayaMaya
3/40

序-下

綾凪18歳です

人の名前を覚えるのが苦手ですクラスの名前を一人も覚えていません

他人に興味が無いから覚えないのよと怒られた事があります

日曜10:00

協会から連絡、功労者賞ボーナスを付けてくれたらしい。

それでも全く足りないが。

姉にコーヒーを入れる。

「でも30人以上もよくあの時間で集めれたね」

姉は少しまゆをひそめて、

「実は学校の怪異と似た時期に始まり、似た時間で化物の発生が起こっていたのよ」

なるほど時間が被っていたのか。

「でも30人以上も?多すぎない?」

「1年前から始まったこの現象は、最初は弱い化物だけだった。けどこの1か月特に強力な化物が続いて」

隠蔽も大変だわと大きく息を吐く、それで急に学校の本調査をしだしたのか。

「学校の怪異と化物の関連性は非常に高いと見ている、流石に同時期類似時刻というのはね」

「今回起こしているらしいものの顔を見れたのは大きい」

「学校の監視カメラは今日確認しているはず、綾凪のアパートには監視を付けた。まだ帰ってきていないみたいね」

一体どこへ行ったのか、それとも幻だったのか、神隠しか。

「お姉ちゃん、先輩帰ってきたらどうしようか」

「一応フル装備で行きましょう」

フル装備か、殺す事前提?

怪訝な顔をしていたのだろうか「身を守るためよ」優しい声音だった。

身を守るために殺す、まぁ死にたくは無いよね。




月曜6:00

姉が協会に連絡する。

家に帰ってないようだ、もしかして幻か神隠しだった?

監視カメラには映っていなかったらしい、屋上は常時施錠で立入出来ない為カメラは無い。

アパートの監視は継続させ、いつものように姉の車で一緒に登校する。

「彩香ちゃん悪いけど3年に確認いってくれる?」

「おk、居たらどうする?」

「進路指導の名目で1限呼び出しかな?連絡ちょうだい」

「付き合おうか?」

「ごめんねお願い、担任には私が言っておくね」

学校に到着、内履きに変えてすぐに3年A組に向かう。

居た...居るんかい。

確認だけをして姉に連絡。

部屋にも帰らず、どこから来たのか。


進路指導室にて。

「おはようございます先輩、金曜夜の屋上では何だったんです?」

「えーと彩香ちゃん容赦ないわね」

「おはようございます、何とは?」

あくまでとぼけるつもりらしい。

「先週金曜日の19時頃、東校舎屋上から飛び降りましたよね?20m位の距離から顔確認しているので逃げよう無いですよ」

「屋上から飛び降りたら生きていないと思うのですが」

「ここ1年で学校内で起きている異変は先輩なんじゃないですか?」

「いえ、何のことかわかりませんが」

「ちなみに先輩が金曜夜からずっとアパートに帰って無いことも確認済みです」

「金曜はすぐに部屋に帰りました、土日は外出せず今日は部屋から登校しました」

コイツは何を言っているんだ?不在を確認したと言ったのに。

「先輩の携帯電話も部屋の電話も通じませんでしたよ」

「面倒で出なかったんですよ」

話にならない少し脅すか、腰を浮かせようとするわたしを姉が止める。

「綾くんは手首の傷もあることだし、他の生徒より注目されているのは覚えておいてね」

「わかりました、お話は終わりでしょうか?」

「時間を取らせてごめんなさいね、ありがとう」

教室に戻ります、そういって早々に席を立つ先輩。

よほど怖い顔でにらんでいたのだろうか、わたしを見て苦笑する。

少しバカにされたようでむっとしたが頭を撫でてきそうな雰囲気を出してきたので立ち上がって回避する。

その間に失礼しますと一礼をして指導室から出て行った。

姉が大きくため息をついて、

「相手をする気が無いという事ね」

「どうする?お姉ちゃん」

うーんと腕を組んで考える。

「現場を押さえるしか無いかな?次回も金曜になるかな?」

1年も続けているなら金~日曜の間からの変更はしないのではないだろうか。

それとも中止か。

「んじゃ金曜までは監視を緩くしても良いかなあ?」


金曜19:00

今回は屋上に絞り2人で南校舎と東校舎に分かれる。

わたしは前回飛び降りのあった東校舎に陣取っている。

気配を薄くする術式を発動させ座禅を組むような体制で待つ。

時計に目をやる、20:45。

流石に前回と同じ時間には来ないようだ。

土曜01:00

恐らくは給水タンクの上、気配が生まれる。

目だけでそちらを確認する、綾先輩だ。どうやってここに来たのか。

術式の発動等そういったものは全く感じなかった。

突然目が合う、隠蔽の術式を解いた覚えはない。

先輩がフェンスに向かって走り出す、肉体強化の術式を発動しつつ追いかける。

待てなどと言わない、捕まえてそして尋問をする。

速い!だが今回は追いつけるーそう思っていると2.5mの高さのフェンスをひとっ飛び。

そのまま地上に落ちて行こうとする。

こちらもフェンスを飛び越え、地面に落下。

空中で術式を発動、落下速度を加速させ激突前に捕まえることに成功。

「なぜついて来たのですか!」

必ず助けてみせる。

術を編む、衝撃緩和、速度減衰...突然術が無産する、何故?!

そうしている間に嫌な音を立てて先輩が地面に叩きつけられる。




気を失った先輩に抱き着いたままで回りを見渡す、深い深い森の中。

ここはどこだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。