陽炎-夏(休み)の終わり
千早です
お弁当作るのって面倒ですが彩香ちゃんもお料理出来るので助かってます
あー仕事したくなーい
さあ夏休みも終わりに近づきましたが皆さんいかがお過ごしでしょうか。
「誰に向かって言ってるの?彩香ちゃん」
「鬼塚は時々異世界と会話するからな」
ちょっとどきっとするような事を言われたがなんだそれ、わたしは普通ですヨ?
「でもこのトースト美味しいわねー、メアリーどこで買ったの?」
たしかに美味しい、うちでも買おう。
「娘達が作ったノヨ、美味しいでショ」
まじか、ヒルド今度うちにも分けて。
[好きな時に遊びに来てください、歓迎致します]
「お金払うから朝ご飯にくるのも良いかもしれないわねー」
メアリーが役に、いや役立ってるのヒルド達か。
「ヒドイワ、ワタシはこの子達のママなのヨ」
という訳で最近はメアリー宅に駄弁っている、だってこっちの方が広いんだもの。
さらには戦乙女達が9人フル稼働していてご飯からお茶まで準備してくれるっていう...なにこれ堕落しちゃう。
そうか、メアリー実はメイドロボ作るのが目的だったんだな。
「違うワヨ、メイドは武力は必要ナイでショウ?」
え?今時のメイドは戦闘力無いとやってけないんだよ?
「ホントウに?」
「そーだぜ、メイドはパワーだぜ」
「メアリーさん嘘だから真に受けちゃだめだよ」
材料は買いに行ってるんだよね?その恰好で?とヒルドを指さす。
赤ベースの白ライン入りのワンピースの水着のような物に手足にアーマーっぽいのが付いている。
今日はバックパックは背負っていない。
「今はネットで何でも揃うワヨ」
なるほど、って冷蔵庫バカでかいな。
勝手に冷蔵庫を開ける、突撃隣の冷蔵庫。
む、アメリカ式ガロン牛乳じゃないのか。
「日本のがオイシイネ」
アメリカのは消費期限がおかしいんだよ。
んじゃヒルド達は外にあまり出ないのか。
[庭で作業と運転位で出ることはあまりありません]
ふーん勿体ないね、日常生活の経験値取れるのに。
「メアリー、服買ってあげたらいいんじゃないかしら?」
「装備外せば人間とかわらないですし」
「そーそー、人間と比べても全然綺麗だよなー」
「ウーン...デモ...」
何か悩む所があるんだろうか?
「メアリー大丈夫よ、武装が無くてもその子達は強いわ」
「この子達には世間でいうトコロの三原則を全く適用していないノ、それを見た人間がどう思うカシラ?」
大丈夫だよメアリー。
「サヤカ?」「彩香ちゃん?」
ちょいちょいとヒルドを手招きする。
寄ってきたヒルドのアーマーをすべて外して横に並ぶ。
メアリー、あなたの創ったこの子たちは人間以外にみえるだろうか。
それはそれで問題なんだが。
この数日過ごしてわかった、優しいこの子達と街に出るのは問題ないと思えた。
「鬼塚はおっとこまえだなぁ」
失礼な、この中じゃ一番背がちっちゃくて可愛いのがわたしだぞ。
「でも全員連れて行くの?えーと5人と9人で14席分か」
「バスとか乗れば良いんじゃない?」
おいおい、田舎の交通事情をなめちゃいけねえぜ。
バスなんて街中でも30分~1時間に1本くらいなんだぞ。
「メアリー今度大型バンでも買っておいたら?」
「必要そうネ、考えておくワ」
そういえば皆背が高いけど、一緒?
「そうネ、身長は大体一緒ネ」
ほうほう、おっぱいは?
「3サイズは3パターンに分かれてるワ、近遠防御型ネ」
戦闘パターンで別れてるのか、わかりやすいっちゃ分かりやすい。
「一番上は防御型ネ、次に近遠でJ~Iネ」
今なんつった?
「おう鬼塚、今意味の分からん単語が出たぞ」
人類の敵だ!
「さっきまでのムードが台無しだよ彩香ちゃん霞ちゃん」
し、しかし!でかいのはわかってたけど...
「圧倒的な戦力差があるな...」
「それじゃあ3人だけ連れて行くの?」
それもちょっと可哀想だよなぁ、って悲しい顔してるし。
「そんな顔しないで、でもちょっと可愛い」
んじゃ今日は近場ですませちゃおう、1人2着で回し着すればいいんじゃない?
「ほうほう、でどうする?」
歩ける距離の所にいこう。
「あ、わかった」
主婦のミカタ、ファッションセンターうえむらだ!
「一応気を使ったのね」
という訳で皆の服を一通りかいました...が!
「やっぱりあんなサイズのブラなんて普通の店にはねーよ...」
「専門店にいくしかないわねー」
しっかしプロポーション良いよねぇ...
「足長いよねぇ、羨ましい」
よし、この調子で食料品も買いに行こう。
[リクエストは有りますか?]
おお...メリケン式ピザとか食べてみたいな。
[生地の準備が間に合いません。冷やし中華/海藻サラダ/カボチャの冷スープでいかがでしょうか]
おいしそうだね、でもアメリカンな感じしないね。
[次回まで材料を揃えておきます]
「いやー優秀ねぇ、うちにも1人欲しい位」
「ダメヨー、そうだワタシの家に住めばいいのヨ」
それもアリと最近は思えてきてるのが怖い。
学校いきつつだと料理は簡単なものになってきたりするからねぇ。
「なにより料理が上手なのがずるいわー」
14人の団体で通り掛けのスーパーマーケットに入っていく。
「グリムとヘルムがかごをもってネ」
というかすごい注目されてるな、店員さんがこっちみてるわ。
「まあ、美人さんだし明らかに日本人じゃないし」
「すごい背が高いしね」
2mあるからな...あと14人が団体でぞろぞろ歩いてるからな!
レジのおばちゃんも驚いてたぞ。
美味い、というかドレッシングも手作りなんだな。
「え?結構作るよ、彩香ちゃん」
もう青じそドレッシングで良いじゃない。
「キッチンに3人も立ってるとすごい早そうよね」
ねーメアリー、メイド服も作ろうよ。
「鬼塚は流石だな」「色んな意味で流石だねー彩香ちゃん」
クラシックメイドとミニスカメイドと、複数作ろう。
[メードは日本で一般的な物ではないと検索に出ています]
チッ最近嘘を通すのが難しくなっている。
一般的では無いから求めてしまうものなのだよ。
「鬼塚はそんなにメイド服着せたいのか」
だってこんな美人さんだぞ、着せてお世話させたいに決まってる。
[男性でもそう思うのでしょうか?]
男の方が美人にお世話されたいと思っているに決まってる。
審議中...審議中...審議中...
[マスター材料の購入許可をいただければ製作可能です」
[マスター裁縫の経験値を溜める事が出来ると思われます]
[マスター来客用の衣装として使用可能かと思われます]
提案の嵐だな、これは本気か戦乙女達よ。
腕を組んで考え込むメアリー。
「では材料の購入を許可するワ、まぁ人数分揃えていいわヨ」
あ、ロングとミニスカの2種類お願いします。
「いいワヨ、2種類分を購入ネ」
[了解しましたマスター]
[14人2パターン分を購入致します]
おい?
「最近この子達変な気の使い方をするのダケド、サヤカ?」
わたしは何も教えて無いです、本当です。
とらすとみー




