陽炎-休
彩香です
夏の風物詩花火大会ですが人混みが苦手で会場には行ったことがありません
出店の食べ歩きとかしたいんですけどね
21:00宿泊所
ただいまーっと。
「おかえり彩香ちゃん、随分頑張ったのね」
三鳥様が意外にノリノリで頑張ってしまいました。
2人はもう寝てる、いや倒れてるのか。
「午後は散々走らせてみました」
にこやかな姉、どうせ追いかけまわしたんだろう。
「そういえば明日の夜は花火大会ねー、多分ここから見えるわよ」
結構離れてるのに見えるのかー、山の上だからかな?
「そうね、明日の午後と明後日は丸一日お休みにしてあげてるから」
半日は訓練なんですね。
「どうせなら一緒に花火見たいでしょ?」
だだだだだだれとでしゅか。
「お姉ちゃんはさっき予約してきたけどね」
すごい笑顔で言われたんですけど、って予約ってなんだよ?!
「もちろん三鳥様と綾くんと一緒に花火を見るための予約よ?」
あ、三鳥様も一緒なんですね。
「そうだから幸ちゃんと霞ちゃんもみんなでね」
13:00
「ではお疲れ様でした、再開は二日後の9:00時間厳守になります」
「「お疲れ様でした」」
花火は19:00からかー、時間までどうしたものか?
「なー鬼塚、時間までどうしよっか」
「18:00までは戻ってきなさいよー、おゆはんと着付けしてあげるから」
え?浴衣っすか、姉者着付け出来たんですか。
「三鳥様よー」
ですよねー。
「皆の分用意しているから大丈夫よー」
「それじゃあ神社の観光しようよ、小学校以来だし」
そういえばそうか、見て回ろう。
これが国宝ちゃんですか。
「そうだよー、小学校で国宝言われてもピンとこなかったけど今だとすごいよね」
「住んでる近くに有るって考えるとすげーな」
「夏も良いけど、冬も絵になるだろうねえ」
「そーだねー、大雪か吹雪でなければねー...」
「次いこうぜ...」
遠い流石に広いねぇ、休憩所も遠いんですけど。
「みんなは何食べるの?」
「ソバだな」「ソバが美味しそう」
観光客が多いなぁ。
「そりゃ周辺地域で数少ない有名観光地だからな」
そんな観光地で修行しているわけですね。
「修行地として有名な訳だしね」
「正しい使いかではある」
んじゃ食べたて他もまわったらいい時間かもねえ。
17:30宿泊所
「あら早いのね」
そんなに時間食わなかったよ...
「それじゃあちょっと早いけど行きましょうか」
三鳥様の入り口社に到着。
「失礼いたします三鳥様、少し早いのですが大丈夫でしょうか」
「三鳥様?」「え?」
そういえばこの2人は知らなかったっけね。
『お、おお?!すまんの。ちょっとだけ持ってくれんかの』
「失礼いたしました」
「あの鬼塚先生、三鳥様って....」
「三鳥様はここの主様なのよ」
あの、2人とも、こっち見ないで。
「彩香ちゃん、さっきから気になってたんだけどはじめちゃんのことだよね?」
言って無かったね、その通りであります。
「そういうのは早く言えよ...」
5分程経っただろうか。
『待たせたの、すまんかったの』
中に転送してもらうと妙に慌てた三鳥様がいらっしゃった。
少し上気した顔をしている三鳥様、珍しい。
「あの三鳥様、出直して参りましょうか?」
「だ、大丈夫であるの、ちょっと準備していただけであるの」
服も少し乱れていて慌てた様子がうかがえる。
「それでは着つけてやるのでこっちにくるかの、綾も手伝うのであるの」
ちょっと待ってください三鳥様、それは正直どうなんです?!
「ん?さっき着付けを教えておいたので役に立つの」
そういう意味じゃあないですよぅ、ほら皆固まってるじゃないですか。
「わ、私は大丈夫だから...」
お姉ちゃん?!
結局は肌着を着た状態からスタートした。
普段から着物を着慣れている方は違いますね。
「そうであろうそうであろう、もっと褒めるが良いの」
「三鳥様、でよろしいでしょうか」
「かまわぬよ、鬼塚姉妹にもそう言わせておる」
「ありがとうございます」
「でも今日は晴れて本当に良かったわねー」
「上空に多少風が無いと煙が晴れないので見辛いんですけどね」
先輩の着付け手伝いに、意外に拒否しなかったさっちゃんと霞。
「いやあ....肌着は着た訳、だし...」「まぁ...そ、そこまで気にしない...けど...」
いや、思いっきり気にしてますよね?!
三鳥様は浴衣じゃなくて着物なんですね。
「普段から着ておるからの」
先輩はスラックスと長袖のシャツで、変わりないですね...
「変えようがないですから」
で、どこから花火見るんだろう?
「移動するでのでの」
と言って転移される、便利だわー覚えたいわー。
「もう準備は出来ておるの」
山の中一部開けた場所に茣蓙が敷いてあり、お握りやおつまみが見えた。
蚊とか虫いっぱい居そうですね...
「神を崇めよ、舐めるでない。我の結界で排除してあるわ」
流石にございます。
「さあさあ、皆座ってそろそろ時間よ」
「酒もあるの、今日は我の社で休むが良い、の」
ありがとうございます三鳥様ってどうしたんです?
「な、なんでもないの!」
急によそよそしくなり先輩とコソコソと内緒話をする。
(どうしました三鳥様)(先程のがの、その...)(...1時間程度ですので)(そうであるな)
良く聞こえないけど、大丈夫ですか?三鳥様。
「大丈夫であるの、1つ目が上がったであるの」
夏の花火は少し遠かったが、人込みとは無縁だったので落ち着いてみる事が出来た。
小さいですけど、音聞こえるんですね。
「こういうのも良いな、鬼塚」「特別席行っても周りがうるさいからー」
さっちゃんは特別席買ってたのか...流石だな。
「毎年お父さんがね、あはは...私はこっちのが好きだな...」
そうだね、三鳥様ありがとうございます。
「風呂に入って汗を流すが良い、タオルや寝間着は用意してあるでの」
何から何まですみません三鳥様、というか神になにやらせてるんだわたしらは。
「好きでやっている事であるのでの、そなたらが可愛いでの世話をしているだけであるのでの」
いやもう本当すみません、ありがとうございます。
「それに準備は綾がするのでの」
なるほど、先輩の下男とかちょっともえますね。
「なんなら風呂の世話までやらせようかの?」
お風呂って、体洗わせたりですかー?!
あとはマッサージしてもらったりとかああああ。
「流石にそれは、セクハラというかこういう場合何になるんでしょうか。いけませんよ」
「わ、私は大丈夫だから...」
お姉ちゃん?!
三鳥様、みんな一緒の部屋で眠るんですね。
「こういう機会はあまりないのでの」
先輩も一緒なんですね。
「嫌か?では我と綾は向うでねるとするかの」
いやいやいや、大丈夫です大丈夫です。
「わ、私は一緒の布団でも大丈夫だから...」
お姉ちゃん今日飛ばし過ぎじゃない?!
16:00?????
2つの物体は垂直に、真っすぐに空へと向かって行った。
高く、高く、どこまでも。
そして高度10,000km。
『予定高度到達いたしました』
『異常は?』
『有りません』
『では予定通りに』
『了解、ベースキャンプは現高度にて待機、マスターには高度500mでドローンと共に離脱して頂きます』
『ヒルデ貴女の力を示すのよ』
『神の杖(Rods from God)、目標鬼束千早』




