陽炎-遊
綾凪です
幼い頃休日ともなれば姉が良く遊んでくれました
最近の休日は・・・痛くてそれどころじゃないです
なんで先輩が。
「お邪魔します」
そういってリビングに入ってこようとして止まる。
「暫く外で待ってた方が良いです?」
「い、いいぇこのままでもダダダダイジョウブデスヨ」
おおおおおおい、さっちゃん混乱しすぎじゃないですかね!
「霞?どうしたの霞?」
だめだ息して...してるが動かない。
助けてお姉ちゃん!
「今日は豚肉のしょうが焼きに冷しゃぶサラダに豚汁に冷奴よー」
ぶたがダブってしまった。
「すみません鬼塚先生、下に自動販売機ありましたよね。ちょっと行ってきますね」
「いってらっしゃい、早く帰ってきてね」
余裕でありますな、姉君。
「さっさと再起動して誰か手伝ってくれないかなー?」
了解であります。
「ごちそうさまでした、鬼塚先生料理お上手なんですね美味しかったです」
「そんなことないわよー」よっしゃ!小さくガッツポーズ。
チッ、今度わたしもすごいの作ったるわ!
再起動したさっちゃん霞も満足だったようだ。
肉体労働の退魔士は体が第一なんだからきちんと食べないとね。
ふと思った、
「合宿って何が出るんだろ?」
「精進料理以外に何があると思っているのかね」「バーベキューとか出来る訳ないんだが」「豆腐うまいだろ」
肉を、肉をくわせろ!力出ないだろ!
「たまに別の所に食べに行くわよ」たまにか、信用出来んな。
(この前言ってた先輩って綾先輩の事だったんだね)
(なぁなぁ彩香、あの噂って本当か?)
ひそひそと話しかけてくる退魔フレンズ。
こ、こらこんな所でそんな話してくるんじゃない。
カウンターに座っていた先輩と目が合った。
「本当ですよ、見ますか?」
「え?」
「最近ようやく吹っ切れてきましてね、包帯も巻いてないんですよ」
そう言って袖をまくり始める先輩。
「それに常習では無いので結構目立たない事に気が付きまして」
内側をこちらに向ける、確かに内側だし一本線で長袖着てるなら大丈夫だろうけど...
手首の辺りから前腕の半分あたりまで線が続いていた。
「あの時は本当にどうでも良くなっていたんですよ、だからこんな所まで切り付けて」
袖を元に戻す。
「少し恥ずかしいのですけどね」苦笑する先輩。
「吹っ切れたの?なら今度じっくり見せて貰えないかしら」
おいおいじっくりって!きっとボディタッチしまくりなんでしょ、混ぜてよ!
姉をにらむ、ニヤリと返してくる。裏切り者かっ!
「ごちそうさまでした、先生食器洗いましょうか」
「体調悪いんだから大人しく座ってなさいな」
「先生私が手伝いますー」
アピールか、女子力アピールなのか伊万里幸。
そういえば、
「先輩明日プールに行く予定なんですが、一緒にどうですか」
「すみません、流石に肌を晒すのはちょっと」
即答されちゃったヨ...
「色々な所に傷がありまして、他の人が見ていて面白い物では無いと思うのです」
ちょっと見せてください、個人的に興味があります。
「じゃああとで保健室で見せてくれない?」
あねええええええええええええ!
「大半は師匠に付けられたものなんですけどね、修行を忘れないようにだそうで」
あの性悪そうな顔が目に浮かぶ、本当にそれだけか?
「そういえば先輩ってなにもん?鬼塚と親しいってことは退魔系?」
そうか、先輩の事を知っている人はあまりいなかったね。
「もぐりの退魔士みたいなものです、その関係で鬼塚さんと知り合いました」
「ふーん、んじゃ合宿来ればいんじゃね?鬼塚先生とも知り合いなんだし」
「それは良い考えであるの」
三鳥様いつの間に!
「あ、はじめちゃんだ」「はじめさん今晩は」
「どうだ綾よ、我なら場を用意してやる事が可能であるの」
すこし考え込む先輩。
「お願いします、実は停滞していた所だったんです」
おーう、合宿一緒かやったぜ!
「夕飯ありがとうございました」
「ああああの子達も泊まるのだし、ど、どうせなら一緒にとと泊まって行っても良いのに」
とととととと泊まる?!
「流石にそれは出来ないので」
ちょっと残念とか思ってないですよ?
8:30移動中
「朝は送ってあげれるけど帰りはバスでお願いね」
お姉様ありがとうお姉様。
「しかし意外ね、クラスの集まりにでるなんて」
「行きたくないっすけどねー、なんかかってに決まってたんすよね」
「鬼塚先生はどうだったんですか?」
「私はねぇ佐倉姉妹とかはよく遊んでたけど、クラスメイトとはそこまで遊んでは無いわね」
ちらりとさっちゃんを見る。
「面倒でしょ?そういうの」
「あ、あーそうですね面倒ですね」
ちくしょう、爆乳同盟だけの会話か!
「だが無意味だ、今日のさっちゃんは白のビキニなんだよ!」
「ま、ワンピースでもフリルとか付けて隠さない限り同じじゃない?」
「そういうのが良かったんですぅ~」半泣きだ。
「しっかし問題はウザそうなのが一杯いるってことだよなー」
一般JKと見せかけて全然一般人じゃないからね、わたし達は。
すこし他人とズレているのはしかたない。
「よくわからないけど手加減してあげてね」
「人間一生の内に殺らなければいけない時があると聞いたなあ」
「プール誘っただけでやられるのはどうなの彩香ちゃん」
到着してしまった、うーん面倒だなぁ。
「さー着いた、入口に待ってるのお友達じゃない?結構居るのね」
友達ではありませんお姉様。
皆の近くに停車してもらい降りる。
姉が窓を開けて、
「おはよう、あまりハメを外さないようにね」
と言って帰っていく。
「えー鬼塚先生一緒じゃねーのー?」という声が聞こえる。
何故貴様ら如きに姉の肌を晒さねばならんのだ。
「彩香ちゃん私は良いの?」
ホントはさっちゃんのも嫌だヨ。
「さあみんな今日は楽しもう!」
勝手にきめるなよぅ。
「まーまー鬼塚、適当に帰ろうぜ」
ソダネ。
女子更衣室
着替える、えぇ普通に着替えるだけですよ?
おや、結構ビキニタイプが多いな。気にすることも無かったか。
「さーっちゃん」
後ろから鷲掴みにする、えぇ生ですよ?
さっちゃんはピキっと固まってしまった。
「どうだ鬼塚!どんな感じだ!」
「...すごい...すごい」
「リピートするほどか!」
「彩香ちゃんいい加減にしようね」
はいすいません。
更衣室の出口付近にクラスの奴等が集まっていた。
他のお客さんの邪魔になるからどっか行きなさいよ。
「さっちゃん霞、とりあえず流れるプールにいこっか」
「あいよー」「はーい」
「あ、僕たちも一緒にいくよ」
別行動でもいいんじゃないですかね?!
その後ウォータースライダーや流れるプール等回っていたのだが...
「ねえ君、一緒に泳ごうよ」
さっちゃんがナンパされる、やっぱり乳か。
「やっぱりこの水着がいけないんじゃ...」
「そのでっかい風船は他のでも隠れねーわー」
「そうそうさっちゃんはわたしらが守るから、だいじょうー......んんん?」
変な気配がする、どこだろ?
周りを見回す、2人も気づいたみたいだ。
「鬼塚、これって?」
「うーん向うからなんだけど随分遠いのかな?微かにしか感じないね、取り合えず着替えて出ようか」
「りょーかい」「うん」
着替えてプールを出て時計を見る。
1時間も入って無かったか、仕方ないね
「彩香ちゃん今度は3人で来ようね」「そーだなまた来ようぜ」
2人は優しいなぁ、武器は何か有る?流石にないよね。
バッグに入れていたコンバットナイフを1本ずつ渡す。
「慣れてないと思うけど包丁気分で使って」
「持ち歩いてんのか、流石だな」「すごい物騒な包丁だね...」
静かに歩いて近づく、んんんん?餓鬼?なんでこんな所に?
3匹か、ってこれはまずい。
「ここで待ってて」
鞄からハンドガンを取り出し、サイレンサーを取り付ける。
もう少し接近して...術式発動、狙いを定めて...3連射する。
弾丸は着弾すると炸裂し敵の体を大きく抉る。
「終わった、けどこれはちょっとなぁ...」
「彩香ちゃーん大丈夫なの?」「鬼塚平気か?」
こちらに寄ってくるので止める。
「こっちに来ないように、犠牲者がいる」
取り合えず姉とこの街の退魔士に報告しないと...あと薬莢忘れないようにしないと。
そこから警察と退魔士が来て、1時間ちょっと説明やらなんやら...
姉も来てくれて送ってもらえることになった。
「犠災難だったわね」
「ううーん、なんとも言えないね」
2人は大丈夫だろうか。
「2人は気を落とさないでね、退魔士続けていればああいう事もあるかもしれないって事よ」
「鬼塚はすげぇなぁ」「彩香ちゃんすごいね」
慣れたくはないけどね、でも迷って怪我するようではいけないし。
「気分転換にいつものカフェ行きましょう、アイスと飲み物なら大丈夫でしょう?」
そうだね、気分を変えよう。
「それに来週から合宿よ」
思い出したくなかったよ。




