陽炎-艶
千早です
学生の頃はそれなりに友達と海にいったものですが社会人になるとそうもいかないですね
水着着たのは何年前だったかしら
月曜8:00
先輩が学校に出てきたが体調不良で保健室に直行していた。
「先輩大丈夫ですか?」
「ちょっと鈍痛が続いていてあまり寝れていないのです」
本当に顔色が悪い。
「この鈍痛を消すのが修行なので心配しないでください、死ぬようなことはありませんので」
でも2週間以上ですよね。
「とてもすごい方から頂いたもので、解除が厳しいんですよ」苦笑する。
師匠じゃないの?
「解除するまでお暇をいただきましたので、というか痛くて向うに行けません」
「先輩無理しないでくださいね」
そばに付き添ってましょうかとは言えない。
「ありがとうございます、登校したのは良いのですが即保健室では来ていないと同じですね」
「私が居るから彩香ちゃんはちゃんと授業出なさいよ」
しゃーない行ってきま。
「朝礼終わったらすぐ戻ってくるけど、スポーツドリンクでも買ってくる?」
久しぶりに顔を見れてうれしい。
「すみません、お願いします」
それほど痛いのだろう、額に汗がにじんでいた。
ハンカチで額の汗を拭く、少し手が震えてしまう。
「それじゃ行ってくるわね」
匂い付ハンカチget!冗談よ?冗談よ!!
12:00一年教室
さっちゃん霞の3人とランチタイム。
「校舎新しいのに冷房付いてないんだよねぇ」
「汗でるよねー」
「風呂はいりたい」
だぁるいよぉ、暑すぎない?しかし流石はさっちゃんだぜ。
「どうしたの?彩香ちゃんじっと見て」
「いや、さっちゃん男子の注目の的だなーと」
「そだな、女子からも注目されてんな」
「?」
薄着の夏はすごいんだけど。
凝視してしまう貧乳同盟。
「そんな事言われても困るんだけど」
と猫背になっても隠れてねーぞ。
「週末プール行こうよ、海でもいい」
「急にどうした、この前嫌がってたろう!」
「さっちんのビキニが見たい」
「負け戦だぞ!それでもいいのか!」
「いや、指定水着もすごかったが、ビキニもすごいんだろうなぁって」
凝視する貧乳同盟。
「何故ビキニ指定?!それなら鬼塚先生に着せれば良いじゃない!」
両手で胸を防御する、がこぼれてる。「おい野郎共見るんじゃねえ、これはあたしの物だ」
「姉は家族だから余計負けた気になるんだ、しかもさっちゃんよりすごいし」
「でも本当にどうしたの?彩香ちゃん」
「合宿前にちょっと遊んでおこうと、わたしの場合2週間全部つぶれそうだし...」
コーチ側だからフル参加に決まってる。
「それじゃ彩香ちゃんの為にもプールいこ」
「隣街にウォータースライダーのあるプールがあったなーそこにすっか」
声が大きくなってきていたらしい。
「伊万里さんたちプール行くんだ?一緒にいこうよ」
突然誰だ?さっちーを呼ぶ時点で乳ねらいってのがわかるんだよお!
クラスのスクールカースト上位の仲良し男女6人組か。
「皆で行った方がきっと楽しいよ」
サッカー部の高橋か、うざぁ。
テンプレ的6人組なんだけどどうしたもんかなー?
退魔士の事は内緒にしているのでわたし達の事は知らないはず。
実力排除するのは簡単なんだけどね。
「ごめんね、私達3人だ「なになにプールに行くの、わたらもいくー!」
別の女子グループも乗ってきたのに合わせて高橋が、
「それじゃあみんなでプール行こう、土曜日の9:00現地集合で」
『おー!』
勝手に話を決めてしまう。
クラス中が盛り上がる中、渋い顔をする退魔フレンズ。
「あとで話し合おうか」「うん」「了解」
3人で顔を寄せ合っていると、仲良し6人組のギャル系川原が。
「なに?せっかく誘ってんのにこねーの?」
はっきり言って一緒に行きたくない。
どうしたものかおもっていたら幸が助け船を出してくれた。
「家族も一緒に行く予定なので私達は遠慮しますね」
「クラスと友情ふかめようっていう気がねーの?」
さすがにイラっときたので少し脅してやる。
術式発動、感覚強化、精度上昇。川原にだけ全力全開で殺気を当てる
『殺すぞ』と。
「ひぅ・・・」
川原が涙目になってその場に座り込む。
「おーこわ、鬼塚やめたれよ川原こわがってんよー」
霞がおどけた調子で煽る煽る。
殺気を解くと逃げるように教室から出て行った。
漏らした?漏らしちゃった?ざまーみろ!
川原に居なくなり解散となった。
16:30保健室
先輩は授業終了とともにすぐ帰ってしまったらしい、上手くいかないもんだ。
「しゃーなし、今回は参加しよか」周りがうるさいからなーと。
霞は優しいよね。
「そうそう、霞ちゃんは意外にやさしいよね」
「意外はよけいじゃね?」
水着か、中学の時の水着は胸がきつい(願望)ので新しいのを買わねば。
「金曜半日だしちょっと水着買にいこうよ」
「手持ちがちょっと...」「あたいもあんまないなー」
こうみえて勤労学生のわたし。
「ふっふっふ、このわたしに任せなさい」
「え?まじか!」「ほんとに?いいの?」
「いいよいいよー」
「おーさすが働く女はちがうな!」
「ただし」
「ん?」
「わたしの意見は100%取り入れてもらう」
「なん...だと...!!」
金曜14:00
お昼も食べ終わって水着を選ぶ。
「昨日ね、もってる水着あわせてみたんだけどほんの少しだけ合わなかったの」
「胸がきつかったんだね幸様。本当に少しだけか?」
「そうだぞ、あたいらに気を使わなく...っても..いいんだ、ぞ...」
わたしも合わせてみたが変えた方が良いと判断した。決して腹部ではない、腹部ではない!
「幸様はビキニで生地が少ないのな、霞はうーんなんでもいいや」
「扱いがひどいな!」
「私はどういうの、もっと地味目なのが良いんだけど」
そんなでっかいの付けて何が地味なんだよ!定番のメガネ巨乳じゃない爆乳しやがって!
「メガネはコンタクトがどうしても好きになれないからかけてるだけなんだけど」
そのでっかい脂肪をわたしにもわけて頂戴!腹ではなく胸に。
お、この水着は。
「か・す・み・ちゃーん、これ着てみない?」
取り出したのはふりふりのワンピースタイプ。
「まじ...か」
よし、試着行ってこい。
わたしはどうしようか、よし、これだな。
タンキニの下はショーパンタイプで全身が隠せるな。
「ちょ!きたねえ!」
「霞ちゃんかわいーよー」「よし、霞はそれね」「ひでぇ」
幸様はどうしようか、これが良いんじゃない?
面積が少なくヒモタイプを渡す、しかも赤。
「彩香ちゃんさすがにゆるしてくださいー」
半泣きになってしまった、幸はかわいいから何でも似合うと思うんだけどなぁ。
「んじゃこれは」
「うっぐ、これならまぁ...試着するね」
渡したのはビキニタイプではあるものの、面積はそれなりにあって紐ではなく色も白。
胸元と腰の左右に結び目を模した物がある。
「どうかな?」
うーむ、やはり面積が大きいが谷間はきっちり見える。
これくらいで許してやるか、しかし...
「意外とウェストが細い...だと」
そういってウェストを掴む。
「ちょ、くすぐったいからやめてぇ」
ここか、ここがええのんか。
「お客様?」
17:00自宅
自宅に戻って3人でファッションショーだぜ!
「霞ちゃんかわいいよ霞ちゃん」
「わざとらしくハァハァいうんじゃねー!」
その時だった。
「ただいまー、今からご飯作るからちょっとまってねー」
姉が帰ってきた、珍しく今日は自分で作るというのだった。
「おかえりーお姉ちゃん」「お帰りなさい先生」「おじゃましまっす」
姉が買い物袋を持ってリビングに入ってくる。
「あら、みんな可愛いわね」
だが予想外の来客に間抜けな声をだしてしまう。
「は?・・・はぁ?!」
「具合悪いっていうのに、ちゃんとしたもの食べてないっていうから連れてきたんだけど」
なんで先輩が...
「...お邪魔します」
「みんな水着来てるし、ラッキースケベって奴とは違うわよね?」




