12. YUNー7
「おっ、と」
ふらっと倒れかけた姫さんを、慌てて支える。
口許に頬を寄せて寝息を確認して、安堵の息を吐いた。本当にこのひとは。
「あ、お、オリヴィア様は」
「魔力欠乏で眠っただけです。このひと、ここに来るまでも道々大規模魔法連発してたんで」
なにをそんなに急ぐのかと思えば、これが理由だったとは。
無駄とは思わない。伝聞だが、皇后陛下に出会う前の皇帝のやばさはオレも知っている。もし、皇后が死ねば、そのやばい皇帝に逆戻りする可能性は十二分にある。
まして、と顔色の悪い、光の聖女を見る。
聖女がついていながら死なせたとあれば、聖女が見殺しにしたなんて責任転嫁して、聖女全体の冷遇をし始めかねない。今ですら、聖女の待遇は良いとは言い難いのにだ。
心優しい姫さんは、それを避けたかったのだろう。それも、自分のためではなく、自分以外の聖女や、今後聖女や聖人になる者たちのために。それで自分が、命を落としていたかもしれないのに。
「あ、わ、わたくしたちが、不甲斐ないばかりに、オリヴィアさまに、ご負担を」
「そんな風に思う方じゃないから、大丈夫ですよ。ただ、早くちゃんと休ませてあげたいので、失礼します。あと、お願いします」
姫さんを背負って、頭を下げる。さっき運んだときも思ったが、軽い。宿も取らずに馬車で強行軍を続けたせいで、また痩せたのだ。
頼むからもっと、自分を労ってくれよ。
心の内で呟くが、おそらく叶いはしない願いだ。
このひとはきっとまた、誰かのために身を削る。
聖女で公爵家の姫で、皇族の血まで引いている。本来であれば深窓で、花よ蝶よとかしずかれ、なにもかも世話されて生きているべきひと。
だと言うのにこのひとは、いつだって誰かのために、狛鼠の如く働いている。
水の精霊王もよりによって、いちばん聖女にすべきでないひとを、聖女に選んでくれたものだ。
だって聖女になんてされたせいでいつかきっと、このひとは誰かのために死ぬ。
「あ、の!」
部屋を出ようとしたオレを、子供特有の甲高い声が呼ぶ。
「はい、なんでしょう」
答えてから、許しもないのに言葉を発したりして、罰されるかもしれないと思う。
姫さんは聖女だから許されているだけで、ただの従者でしかないオレは、不敬で首を飛ばされかねない。
「その、方に、お礼を伝えて頂戴」
生まれたばかりの赤子を抱いて、第一皇女はオレを見上げた。おくるみに包まれた赤子の性別なんて、オレには見分けがつかないが、姫さんが皇子と呼んでいたから、たぶん男なんだろう。
「お母様と、弟を、助けてくれてありがとうと」
「承りました。必ず」
姫さんはそんなものが、欲しかったわけじゃないだろうけど。
「それでは失礼致します」
「その方、疲れているのでしょう?良ければ部屋を用意させるわよ」
「いえ、外に馬車を残してあって。それに、皇都内に屋敷がありますから」
ついでに言えば、教会に部屋もあるはずだ。
皇都の宿が取れないひともいるからと、前に姫さんが言っていた。籍のある教会には部屋が用意されていて、それ以外の教会でも、頼めば泊めて貰えるのだと。
家出したくなっても困らないと、不穏なことを言っていた。その時はよろしくとも言っていたので、オレはお供にして貰えるようだが。
たぶん第一皇女は、姫さんを城に引き留めたいのだろう。だが、間違いなく姫さんは嫌がる。このひと、どうやら皇族嫌いだし。自分も同じ血筋なのに。
「自分の屋敷の方が、我が主も落ち着いて休めるでしょうし」
だからあえて空気の読めない、気の利かない従者の皮を被る。
オレの優先順位は、皇族よりも姫さんなのだ。
今度こそ、罰されるだろうか。
思ったが、それでも良いかと思ってしまった。
オレが皇家の怒りを買って逃げないといけないと言ったら、姫さんは一緒に逃げてくれるだろうか。
「あ、そ、そうよね。引き留めて悪かったわ」
けれど第一皇女は、思いがけずあっさりと引き下がった。言われてみれば、さっきもあっさりと姫さんを信じて手を取っていた。まだ、七歳だったか。地位的に英才教育はされているとは言え、中身は年相応の、素直な子供なのかもしれない。
「いえ。お心遣い、感謝致します。それでは」
頭を下げて、今度こそ部屋を出る。ここまで案内した兵士がまだ待っていて、門までの案内を請け負ってくれた。
いや、まだ、と言うか、姫さんが秒で事態終息させたから、それほど時間は経っていない。オレが門前に着いてから、半時間も経っていないのだ。ぶっちゃけ門からここまで走るのが、いちばん時間食ったくらいの。
「話し掛けても、よろしいでしょうか」
「……え?」
丁寧な言葉過ぎて、瞬間オレに向けた言葉とは気付かなかった。
「あ、ええ。この様子だと、話しても主は起きないでしょうから。それと、オレはただの平民出の従者なので、そんなに畏まらなくて大丈夫ですよ。むしろオレの言葉の方が問題ですかね?申し訳ありません、主に拾って貰いはしたものの、元々の学がないもので」
「あ、その、僕も騎士爵家の三男で、地位的には平民なのでそれは気にせず」
騎士爵家の息子が、皇城の門番に。
「それは、優秀で努力家なのですね」
たかが門兵。されど門兵。城が攻められた場合は敵を押し返す重要な盾になるし、平時ならば賓客に真っ先に相対する城の顔になる。腕も顔も地位も内面も立派な人間でなければ、任せられないはずだ。
「いえそんな。父が、勤勉だったお陰の信頼とコネで、僕なんか全然まだまだですよ」
慌てたように謙遜し、それより、とオレの背中に憧憬の眼差しを向ける。
「水の王の聖女様は、素晴らしいですね。まだそんなにお小さいのに、大人でも出来ないことを成し遂げられる。さすが、精霊王の加護を持つお方です」
「……精霊王の加護を持つからと言って」
背負っているから、背中越しに、姫さんの肺が動いているのがわかる。耳に、寝息も届く。だからまだ、姫さんは生きていると、死んでいないと、安心出来る。
「努力もなしになんでも出来るわけではありませんよ」
確かに、精霊王の加護の恩恵は大きい。その恩恵の大きさは、土の高位精霊の加護を活かして生きて来たあとに、追加で土の精霊王の加護を得たオレだからこそ、実感を持って保証出来る。
だが、姫さんの功績は、水の精霊王の加護だけで成し遂げられるものではない。
今回の、皇后の救命。たったそれだけのことを成すために、姫さんは二年以上かけて、綿密に下積みを続けて来たのだ。そして、そこまで下積みを続けても、より多くを救うためには命を張らなければならなかった。姫さんは、死んでいてもおかしくなかったのだ。それを、水の王の聖女だからで済ませられるのは、我慢がならない。
「水の精霊王の加護を得ようと、本人の技術と魔力がなければ加護の力は使いこなせません。加護の力がなければ、今回の奇跡のような治癒は成し得なかった。それは否定しません。ただ、加護の力だけあっても、皇后陛下は助けられませんでした。加護を得たことで慢心せず、努力と研鑽を続けた、我が主の努力あってのことです。加護を頂いても、勝手に魔力は増えてくれませんから」
魔力量は筋力と同じで、日常的に魔力を使っていれば少しずつ増えて行く。増加量を増やしたければ筋トレのように、使う魔力を増やせば良い。それは、一般的に知られている話だ。
かく言うオレも姫さんに付き合わされたお陰で、姫さんと出会った頃に比べて数倍に魔力は増えている。元々少なくはなかった魔力が、数倍にだ。
だが、姫さんの魔力量は異常で、齢六つでありながら、その魔力はおそらく魔法師団の正規団員に比肩する。否、下手すると凌駕するほどかもしれない。たった六歳の少女が、だ。
血筋が良いから元々高かったのだと姫さんは言っていたが、出会った頃と比べて、その魔力は十倍近くに増えている。絶対に、血筋だけが理由ではない。
魔力量は日々大量に魔力を使っていれば、だんだんと増えて行く。つまり、最も効率良く魔力量を増やしたいならば、毎日のように枯渇寸前まで魔力を使えば良い。
だが、わかっていても実行する人間はいない。魔力は血と同じで、失い過ぎれば死ぬからだ。枯渇寸前狙いのチキンレースなんて自殺行為をしてまで、魔力を増やす気狂いは、そうそういない。誰だって死にたくはないし、そもそもそこまで魔力を使い込んでしまえば、なにかあったときに身を守ることすら出来なくなるからだ。ゆえに職業で魔法を使う者ほど、魔力欠乏は避けたがる。魔法師団では訓練での魔力消費は多くても六割までにするよう、指導しているくらいだ。
その、気狂いしかやらない手段を取ったのが、うちの姫さんだ。日々大規模魔法を連発し、ぶっ倒れてはオレに背負われている。それも安全な場所ではない。いつ獣に襲われるかもわからない、山中でだ。
ユンがいるし、いざとなればマイムたんが守ってくれるから〜なんて笑っているが、獣の相手はそれで良くても、魔力が欠乏を超えて枯渇すればたとえ水の精霊王でも救えはしない。
なにをそんなに根詰めてんだとは、ずっと思っていたわけだが。
皇子の誕生日と言う、時間的制約があるからだったわけだ。
だったらどうして。
「あ、あの、聖女様が努力していないと思っていたわけでは」
兵士が失言したと思ったらしく、青ざめて言う。
「ああはい。すみません。八つ当たりです」
時間的制約があった。それは理解する。だが。
だったらどうして周りに頼らない?だったらどうして助けを求めない?
否。確かに姫さんは、親に頼っていた。水害対策が弱いと指摘し、母親を動かし自領とその周辺領地の、父親を動かし国中の、治水工事を推進させた。
加えて姫さんが木を育て、地下貯水池を造り、それらで土地の保水力を上げたから、ネーデルヴァルト公爵領周辺では、長雨の害が格段に抑えられ、聖女である姫さんが離れても大丈夫なほどになった。公爵領の下流には皇都もある。公爵領で河川の流量を絞ったから、皇都周辺の被害も減った。
だが、姫さんが特別手を加えた以外の場所は、治水工事が間に合っていないところも多かったようで、結局聖女は奔走させられていた。だから十分な猶予を持って公爵領から皇都に向かったはずの姫さんも、そこかしこで足留めを食らい、ギリギリの到着となってしまった。
極め付けは、皇都の火災だ。聖女が出払っていたなど、言い訳にもならない。皇都には騎士団も魔法師団もいれば、皇都警備の兵だっているはず。なぜ、ああも火災が拡がるまで動いていないのだ。魔法師団がいながらなぜ、鎮火すらままならないのだ。
この国は、ろくに聖女を敬わないくせに、聖女の力に頼り過ぎている。
「八つ、当たり?」
「ええ」
姫さんは、確かに水の精霊王の加護を受けた聖女だ。努力家で、能力も高く、子供とは思えないくらいに賢く理性的だ。だが、それでも高々六歳の子供なのだ。
「なぜ、まだ幼い我が主がここまでしなければならないのか。なぜ、高々六歳の子供に出来ることが、この国の大人には出来ないのか」
水の王の聖女?だからどうした。この二年、姫さんがやって来たのは、地下貯水池造りを除けば、地道な山地整備ばかりだ。山火事は仕方ないが、手入れと伐採計画が杜撰過ぎると、顔をしかめて山を歩いていた。
木が生えれば根が張り土壌が育ち、その根と土壌が山を支え、水を貯め、災害を防いでくれると語り、樹木万歳土壌万歳と、木と土を褒めそやしてそばにいたそれぞれの精霊王を喜ばせながら。
きちんと手を入れ、適切に山を管理すれば良かったと言うなら、それは聖女なんかでなくても出来たはず。否、むしろ、土地の管理者である、大人たちがすべきことであったはず。
「このひと、なんで今寝てるんだと思います?あなたオレが城に着いたときも見てましたよね?その時も、このひとは寝てましたよね?なんでだと思ってます?魔力欠乏ですよ!あんたら皇都の兵士がろくに火消しも出来ねぇから、長旅でやっと皇都に着いた姫さんが、火事の対応までしなきゃなんなくて、魔力枯渇しかけて、そんでも救わなきゃなんない重傷者がいるからって無理を押して城まで来て、城に着くあいだに回復したわずかな魔力で皇后と皇子救ってまたぶっ倒れてんだよ!!」
殺されるかな。そう思ったが、耐えられなかった。
「なんで子供がそこまでしなきゃなんないわけ?皇都が火災で大変なときに、城門にあんな人数詰めて、あんたらなにしてたわけ?各地や教会が長雨でおおわらわなときに、騎士団は魔法師団は国のてっぺんに立つ奴らは、いったいなにしてたんだよ!?」
「ユン」
鈴を鳴らすような声が、オレの耳を揺らした。
「なに怒ってるの。落ち着きなさいな」
「姫、さ」
「ごめんなさいね、わたくしの従者ったら、わたくしが倒れたせいで、取り乱してしまったみたい。よく言って聞かせますから、どうかいまの発言は、忘れて下さるかしら?」
姫さんの小さな手が、ぽんぽん、とオレの胸を叩く。
「みなさまが常日頃、国のために尽力して下さっていること、重々承知しておりましてよ。長雨で災害が起きたことは、誰のせいでもございませんし、聖女が民のために動くのは、当然のこと。ただ、ユンはわたくし第一ですから、わたくしが災害救助で、走り回って倒れたことが、腹に据えかねていたようね。だからって、お城の兵士さんに、八つ当たりしては駄目よ?ね?」
齢六つの姫さんが、もう十六になったオレを嗜める。
「従者が失礼致しましたわ。申し訳ございません。ほら、ユンも謝って」
ここで従わなければ、ただでさえ従者の失態で泥を塗り付けてしまった姫さんの顔に、泥を上塗りすることになる。
「主を心配する余り、大変な無礼を申し上げました。誠に申し訳ありません」
「ユンはわたくしの、手足にも等しい、大切な従者なのです。どうか、わたくしに免じて、お許し下さいまし」
ああまだ休んでいなければいけない姫さんに、オレの尻拭いをさせている。
我慢ならなかったとは言え、愚かなことをした。
「謝罪など。従者どののお怒りはもっもとです。国中が大変で、まして皇都で火災まで起きていたときに、呑気に城に詰めていたことは紛れもない事実なのですから」
兵士が恥じ入るように、視線を下げる。
「父の背を追って兵となった頃は、それでは駄目だと思う心があったはずなのに。知らぬ間に、周りに染まり切っていたようです。従者どののお言葉で、目が覚めた思いです。むしろ、お礼を言わせて下さい。ありがとうございます」
「寛大なお心に、感謝致しますわ。さ、早く帰りましょう、ユン」
「はい。我が主」
謝罪なら、本来背負われてするものではない。それくらいの分別は当然ある姫さんが、オレの背から降りようとしない。まだ、立てるほどの体力が戻っていないと言うことだ。
よりによってオレのために、姫さんに無理をさせている。
ぐ、と拳を握り締めたオレの頭に、姫さんかコツリと頭をぶつけた。
「お馬鹿」
「ごめん」
小声の叱責に、小声で謝罪する。
「あなたが死んだら、誰が倒れたわたしを運ぶのよ」
「いや、そこは直して。オレがいても倒れないで」
「仲がよろしいのですね」
小声の応酬の内容まで聞こえたかはわからないが、兵士がこちらを見て呟く。
「ええ。従者ではありますが、兄のように思っておりますの。ユンの方も、まるで兄のように、わたくしを心配していて」
だから先の発言も心配が行き過ぎただけで、決して国に剣を向ける気はないのだと言外に念押ししつつ、姫さんはオレの頭に頭を寄せる。
「彼は、平民出だと聞きましたが」
「はい。そうですが、それがどうかなさいまして?」
貴族令嬢には、平民を下賤な者と言って、蔑む者も多い。姫さんはその辺普通じゃないので、平民どころか家畜やその辺の虫ですら、避けたり蔑んだりしないのだが。なにせ馬糞や牛糞を、上質な肥料の素だとありがたがる人種である。
これが普通のご令嬢であったら、外聞が悪い縁談に響くと叱られるところかもしれないが、姫さんは聖女である。水の精霊王の姿が自分以外に見えないのを良いことに、わたくしの夫は水の王ですからなんて宣言して、縁談を断る気満々なのだ。水の精霊王側もまんざらでもなさそうなので、タチが悪い。
「あ、いえ。なんでもありません」
この兵士は、騎士爵の息子だと言っていた。騎士爵は一代限りの貴族位。つまり父親は貴族でも、この兵士は貴族ではない。そのことで、おそらくなにか言われたことがあるのだろう。
姫さんもオレについて、"親切な"第三者から"助言"や"忠告"を受けたことはある。だから世間知らずな顔をしたこの姫さんは、本当に世間知らずと言うわけではない。
ただ、そう言う身分差別的な考え方を、心底下らないと思って無視しているだけなのだ。
猫を被ればそれらしい立ち振る舞いも出来るが、この兵士に関しては世間知らずな振りで良いと言う判断をしたらしい。いや、単純に、眠くてめんどうなだけかもしれないが。
「眠いならまだ寝てなよ」
「大丈夫よ回復したから」
嘘を吐け。いや、目を開けていられる程度に回復したのは、本当なのだろうが。それにしたってまだ寝ていた方が良い状態なのは違いない。
「その、オレが言えた話ではないですけど」
なんせさっき盛大にやらかしたので。
「あなたもう少し、考えて喋った方が良いですよ。貴族社会では、少しの失言が命取りになるんですから」
おい、笑うな姫さん。わかってるって。オレに言えたことじゃないのは。
「黙って背負われてる時点で、主がオレに気を許しているのはわかるでしょう。そこでオレが平民なことに問題があるような発言をしたら、相手の気分を害しかねないことは、少し考えればわかることですよね?」
まして直前に、兄のように思っているとまで言ったのだ。従者を溺愛している部類の貴族だった場合、怒り狂って処罰を求めかねない。相手が相手なら物理的に首を飛ばされる。姫さんはその程度で怒ったりしないが。
「おっしゃる通りです。父や上官からも、度々注意されているのですが、なかなか直らず」
「悠長なこと言ってないで、すぐ直すべきですよ。あなた門兵でしょう。相手によっては、外交問題になりますよ。さすがに、戦争の発端にはなりたくないでしょう」
だから、笑うなって、姫さん。
「ね?兄のようでしょう?」
笑いながら、兵士に同意を求める姫さん。
「わたくしに対しても、万事この調子なのです。ですから」
姫さんの声が、オレの背後に向く。
なにごとかと振り向けば、そこにいたのは。
「さきほどの言葉も、普段の小言の延長線上ですわ。どうかお許し下さいまし。陛下」
拙いお話をお読み頂きありがとうございます
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