↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
9/25

閑話 特殊部隊 Part1

バララララララ!


ヘリコプターが病院屋上のヘリポートに着陸し、10名の覆面を被った男たちが降りてくる。


「作戦通り、私含むA班4名は『抗体保有者』の保護。B班3名は医療従事者の保護。狙撃班3名は周囲の監視にあたれ。

 この病院からの連絡は、我々の到着30分前を最後に途絶えている。

 何が起きているか分からん。注意してかかれ」


A班・B班が階段へ向かい、狙撃班だけ屋上に残る。


「『抗体保有者』は3階のBブロック、3号室に収容されている。

 連絡がないことから感染者からの襲撃があったと予想される」


「「「了解」」」



狙撃班の3人は屋上の縁へ移動し、周囲の監視を開始する。


スコープを覗き、病院周辺を見渡す。


「……異常なし」



その頃、A班とB班は階段を下りていた。


――3階。


「……静かすぎるな」


先頭の隊員が足を止める。


廊下には人の姿がない。


ナースステーションにも、患者にも、医師にも会わない。


ただ、床には血痕が残っていた。


「警戒しろ」


隊員が銃を構える。


その時――


ガタン!


廊下の奥から物音がした。


「……誰かいる」


ゆっくりと近づく。


角を曲がった瞬間、


「グルああああ!」


顔が血まみれの男が飛び出してきた。


「ッ!」


バァン!


頭に向け発砲し、男が床に倒れる。


「こちらA班。感染者と思われる人物と接触。現在、排除した。どうぞ」


『了解』


隊員たちは再び歩き出す。


目的地は3階Bブロック3号室。


――抗体保有者の確保。


その頃、屋上。


「……ん?」


遠くに、人影が見える。


「人間か?」


再びスコープを覗く。


「隊長、こちら狙撃班。逆光のため、よく見えないが銃や鈍器で武装している3人組を発見。どうぞ」


『自衛官や警官ではないか?どうぞ』


「一名は明るい髪色、鈍器を所持。銃を所持していると思われる人物については逆光のため詳細不明だが、小銃らしきものを所持。残る一名が病院内を双眼鏡で確認している模様。どうぞ」


『脅威となりえるようなら排除せよ。どうぞ』


「了解。制圧する」


バァン!


銃を所持している人物の右脚に命中し、標的が銃を落とす。


鈍器を所持している2名へ威嚇射撃を行い、落ちた銃に近づけないようにする。


その時、パァン!パァン!


2発の軽い銃声が聞こえ、シュウウン!という近くを弾丸が飛んでいく音がした。


一瞬身をかがめるも、再度照準し銃は拳銃であることを確認。


脅威となる反撃はないと判断し、銃に最も近い人物をスコープに捉え、再度発砲。


その時、視界の端で発砲した人物が銃へ走る。


銃を構え、銃口が光った。


くそ、油断した――


【あとがき】


狙撃手から見た3人組の特徴


・逆光で詳細不明、小銃らしきものを所持 → 班長

・明るい髪色、鈍器を所持 → 山岡

・病院内を双眼鏡で確認 → 佐藤


佐藤たちの視点では分からなかった、特殊部隊側から見た状況でした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。