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ゲームは下手だけど、世界一のチームを作りたい!!  作者: 龍崎
第2章 蒼き鷹の飛躍

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第14話 VTuberの華

STREAMER INVITATIONAL開催発表から三日。


SKYLINEでは毎日のように大会関連の話題が飛び交っていた。


初開催。


4チーム制。


STRIKE FRONTIER運営協力。


豪華ストリーマー陣。


それだけでも十分な話題だったが、BLUE HAWKはまだ隠し玉を残していた。


午後八時。


Shinの配信が始まる。


視聴者数は開始前から十万人を突破していた。


コメント欄も凄まじい勢いで流れている。


『今日は参加者発表か』

『誰来るんだ』

『有名人頼む』

『また驚かせてくれ』


Shinはコメント欄を見ながら笑った。


「今日は一人目の参加者を発表します」


その瞬間。


コメント欄の流れが少し落ちる。


みんな待っていた。


誰が来るのか。


どれだけ豪華なのか。


画面が暗転する。


静かなBGM。


そして一人のシルエットが映し出された。


長い髪。


小柄な体格。


その姿に気付いた視聴者たちがざわつき始める。


『まさか』

『嘘だろ』

『いやいや』


続いてシルエットの横に数字が表示された。


――登録者数100万人


その瞬間。


コメント欄が爆発した。


『うおおおおお』

『マジか!?』

『本物!?』

『来るの!?』


そして名前が表示される。


――Luna


画面が見えなくなるほどコメントが流れた。


『ルナきたああああ』

『個人勢最強』

『100万人VTuber』

『豪華すぎる』

『初回大会やぞ!?』


映像が始まる。


雑談配信。


歌配信。


ゲーム実況。


イベント出演。


様々な映像が流れていく。


その中心にいるのは一人の少女だった。


企業所属ではない。


個人勢。


それなのに登録者は100万人を超えている。


配信界隈で知らない人間はいない。


まさにトップVTuberの一人だった。


映像が終わる。


再びShinの画面へ戻った。


「一人目の参加者はLunaさんです」


コメント欄は相変わらず大騒ぎだった。


『マジで来た』

『豪華すぎる』

『初回大会で呼べる相手じゃない』

『どうやって呼んだ』


その頃。


別の場所ではLuna本人も配信を行っていた。


「みんな見たー?」


いつも通り明るい声。


コメント欄は祝福と驚きで埋め尽くされている。


『出るの!?』

『楽しみ』

『絶対見る』

『頑張れ!』


Lunaは楽しそうに笑った。


「実は結構前からお話もらってたんだよねー」


コメント欄がざわつく。


「最初はびっくりしたよー」


「でも面白そうだったから!」


シンプルな理由だった。


配信者らしい理由だった。


数字でもない。


肩書きでもない。


面白そうだから参加する。


それだけだった。


「それにね」


Lunaは続ける。


「STRIKE FRONTIER好きだし!」


『知ってる』

『配信してるもんな』

『FPS大好きだもんな』


実際、Lunaは昔からSTRIKE FRONTIERを遊んでいた。


ガチ勢ではない。


プロを目指したこともない。


だが、このゲームが好きだった。


だから今回の誘いも迷わず受けた。


その夜。


SKYLINEのトレンドは大会関連の話題で埋め尽くされる。


――1位 Luna


――2位 STREAMER INVITATIONAL


――3位 BLUE HAWK


――4位 STRIKE FRONTIER


競技シーンだけではない。


配信界隈まで巻き込み始めていた。


BLUE HAWKが作ろうとしているのは、ただのチームではない。


ただの大会でもない。


競技と配信を繋ぐ、新しい文化そのものだった。


そして。


一人目の発表だけでこの反響。


まだ参加者発表は始まったばかりだった。

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