(ジェイ×ミチル)「自〇隊員の非番な日」
シーズン2の開始が遅くなって申し訳ありません!
今日から最終章が始まる頃まで月水金20時に更新します。
最初のテーマはシンプルにいつものイケメン順で更新します。
※チルクサンダーは加入したてなのでお休みです m(_ _)m
(あとで追加すると思いますが……!)
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オレの名前は坂之下ミチル!
平凡な大学に通う、平凡な大学生さ! だけど今、オレは都会のオシャレタウンでオシャレカフェバイト中!
ここで働いている時だけ特別な制服を着て、特別なオレになれるんだ!
特別なオレには、いつかきっと特別な「最愛」が……
「いらっしゃいませ……え、えぇぇ!?」
来客を迎えたオレはその姿に心臓が飛び跳ねた。
いやいや、知り合いではないよ。そういう驚きじゃなくてね。
「……一人、なのだが」
「イケメン一名様、ご来店!」
店に現れたのは、黒髪短髪の長身で涼しげな黒い瞳を携えた超絶イケメン(がっしり系)だった!
「む?」
「あ、いえ、おひとり様ですね、ご案内します……ぅうす!」
あぶねー。ドキドキし過ぎて本音を叫んでしまった。
でもこのヒト、そういうの鈍そうで簡単に誤魔化せてしまった。ラッキー。
「ごご、ご注文はお決まりですくわ、かっ、かあ?」
ちょっと待って!
イケメン過ぎて声が上擦る! 誰か助けてえ!
「む、では、カレーライスを……」
「か、カレーライスですか? すみません、当店にはございませんが……」
何故カレー?
そしてこんなオシャレタウンのオシャレカフェでカレーライスがあるわけないだろ!(※ミチルの偏見です)
「む、む。そうか。では……ええっと」
このヒト、こんなにイケメンなのに場慣れしてない!
ていうか着てる服も、オシャレとは遠い感じの迷彩シャツだし。大丈夫かな?
「……すまない。こういう洒落た喫茶店は初めてで。君のお勧めはないだろうか?」
おずおずと甘えたように聞いてくるイケメンにキューンです!!
なんてこと、こんな目の覚めるようなイケメンがオレの意見を求めるなんて!
「え、ええっと、そうですね。お腹が空いているならチーズ入りパンケーキはいかがですか? ソーセージが付いてて美味しいですよ」
「で、ではそれを。あとアイスコーヒーを」
「かしこまりました!」
ウッソー、オレのお勧めをこんなイケメンが食べてくれるなんて。オレが作るわけじゃないけど嬉しい!
オレはいそいそと出来立てアツアツのパンケーキを彼の元に運んだ。
「お待たせしました!」
目の前のパンケーキを見て、イケメンさんはキラキラ目を輝かせていた。
「ああ……世の中にはこんなに美しい食べ物があるのか」
「お、大袈裟ですね……?」
思わずつっこんでしまった。
でもイケメンさんは気分を害する風もなく、淡々と言う。
「いや、私の勤務する駐屯地にはこのような食事は出ない」
「ちゅっ……! もしかして自〇隊の方なんですか?」
「うむ、人々を守るべく訓練の毎日だ。今日は非番だが」
「ほえーそうですかーごくろうさまですぅ」
イケメン×アーミー=ワイルドイケメンの出来上がり。どうりでシャツが迷彩だと思った。
職業を聞くと、彼のかじるソーセージもなんだかワイルドに見えてくる。
「ああ、美味しい。君に聞いて良かった。ありがとう」
イケメンのキラキラスマイル攻撃が発射されました!
オレの心の駐屯地が爆撃を受けます!!
「いえ、その、あの、お疲れ様です!」
「……君の名は?」
「さっ、坂之下ミチルであります!」
思わずなんかそれっぽく答えてしまった。
目の前のイケメンさんは、オレをじいっと見つめてはにかむ。
「また、非番の日に来てもいいだろうか」
「も、もも、もちろんであります!」
大変だ、その日に備えて毎日シフト入れなくちゃ!
会計を終えたイケメンさんは、最後にオレをなんだか熱っぽく見つめて言った。
「私は……国民全てを守る責務があるというのに」
「ほえ?」
「今は、ただ一人を守りたいと思ってしまった」
「ぴゃっ!」
ちょっと、心臓に直接撃ち込まないでえ!
「では、また……」
去ろうとする大きな背中を、オレは思わず呼び止めてしまう。
「あ、あの! あなたのお名前は……?」
「……ああ、すまない。私はジェイ」
「ジェイ……」
心に刻みつけます、その名前。
「いつか君を迎えに来る男の名だ……忘れないで欲しい」
きゃあああああ♡
「またの御来店お待ちしていますぅうう!」




