プレゼントの中身
宝石のようなものがそこにあった。
どこかで見覚えがある気がしなくもない。
「アクセサリー?」
「そう思いますか?」
パルティアがニコニコしながら聞いてくる。
「え?違うの?」
そう聞くと、パルティアは無言でアクセサリー?を取ってその粒を左右に引っ張って…そして、そのまま無言で私の唇に押し立てた。
思わず、口に入れると、
!?
ごくり
「なにこれ!美味しい!」
パルティアが私の反応を見て、目を細めてフッと笑った。イケメン…まあ、女子だけどね。
とはいえ、フィルラス学院の女子たちがこの光景を見ているの沢山の被害者が出ていたであろうが。
「でしょ!」
パルティアが嬉しそうに破顔する。こういうところは女子だな。可愛い。
「ありがとう。でも、なんで?」
私は気になったことをパルティアに聞く。
こういう風にプレゼントを貰うのはこの世界に来てからあまり無かったので嬉しいが、なんでかが分からない。
「そうですね…日頃の感謝です。あと、ルミア様のファンクラブ結成日なので。」
「あ、そう、なんだ…」
なんだか、知りたく無いことも知ってしまった。
最近できたと思ってたのに一年前からあの、あの、悍ましい正式クラブがあっただなんて。はぁ。
「そうです!」
パルティアとその後ろにいるブーの無邪気な笑顔に批判する気が失せてしまった。ここまで良くしてもらって批判するのは…流石にね。
「ほんとにありがとう。嬉しかった。リクト王子とブー、アンノとロイジャもありがとう。」
「「「「はい!」」」」
ルミアは胸が温かくなった。
「それにしても…」
「なんでしょう?」
「もしかしてなんですけど、この前会った時って私のプレゼントを選んでくれていたんですか?」
「はい。我敬愛する方の為に。」
…!
その言葉でルミアは気づく。
「これももしかしてだけど…」
「?」
パルティアは首を傾げる。
「会ったときにロイジャが言ってた我らが敬愛する方って…?」
「あ、ルミア様です。」
まじかーーーーー!
ルミアは思わず心の中で呟いた。
ぐほっ!精神的ダメージ!
「あ、あの、ルミア様、大丈夫ですか?」
魂が抜けている状態の私をアンノが心配してくれる。神様…天使がここにいます。
「あ、うん。大丈夫。」
「ほっ、よかった〜」
もう言いたいことが頭から抜けるルミアだった。
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