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アンノ視点 王子からの誘い2

 今日もアンノ編です。

 

 後日、またしてもリクト王子と会い…時間についても話し合って決めました。


 それにしても、なぜリクト王子は私がどこにいるのか知っているのでしょうか?


 疑問に思いましたが、知らぬが花というものでしょう。怖いので探索しないことにしました。


 予定は三日後の午後のお昼です。そして、なななななんと!ロイジャもいくことに決定しました。勝手に引き込まれたのに怒らないロイジャさんは優しいです。

 絶対に、待ち合わせ時刻に遅れないようにしなければ!

  

 その日は七日に一回、好きな日にもらえる休みです。ゆっくり寛ぐ予定でしたが偶にはこういう日もいいと思います。読書も楽しいですけど。


 ロイジャさんも休みを慌てて申請されたようですが、同日にルミア様のメイドと執事が休むのは…と渋い顔をされたので午前だけ働き、午後から休みをいれるそうです。大変です。ごめんなさい…


 メフィル様の専属メイド(数人の内の一人)で仲の良いノエナが私が来ていく予定の着たことがない新しい服をみて、

 

「デート?」


 とニヤニヤしながら聞いてきましたが


「いえ、ルミア様へのプレゼント選抜に行きます。」


 というと、


「休みの日まで主だなんてご立派なものだね。でも、忙しすぎて体調壊さないようにね。」


 と心配してくれました。とても優しい方です。


「それにしても誰と行くの?」


 ノエナに聞かれたが、素直に王子様です!とは言えない。仕方ない。


「ロイジャさんと、あと、二人同士と。」


「ロイジャさんと!あっ!他の人もついてくるんだ〜!気をつけてね!」


「ありがとう!」


 真実では一応、あることを言うと納得したように頷いてくれました。良かったです。


 それにしても、そういえば…ルミア様の好みってなんでしょう?


 最近は、ロイジャさんのお菓子をよく食べている気がしますが。あとはよく分かりません。あっ、散歩中、よくお花を見ていらっしゃるのでお花は好きそうですね。あとは…そうですね、青が好きと言っていた気がします。


 他にも、私はルミア様が喜ばれるもの、好きなものはないかと考えて、二日。ついに、この日がやって来ました。


♢♢♢


 どきどきしつつ、待ち合わせの広場まで行きます。いました。そして、正直、浮いています。カッコ良さすぎて。

 贔屓目ではありません。オーラが漂っているのです。流石、王子様。


「すみません。お待たせしてしまい。」

 

「いえ、大丈夫ですよ。」


 にっこり微笑む王子様。周りの女の子がひゅっと息を呑んだのを肌で感じました。

 

「さあ、行こう。」


 周囲の嫉妬を背に受けつつ、歩き始めました。途中、ブー様という方にも出会い相談をしながら歩きます。


 取り敢えずお花型の食べられるお菓子を買いました。他には、宝石の形をして魔法でコーティングさせているお菓子、首にもかけられる、というものを買いました。首にかける必要は特に無いですがなんとなく面白そうだからかけられる物にするそうです。

 それに、プラスでお金を高額支払うなんてやっぱり平民の私とは違うなぁと思いました。


 ついでに、ブー様は私にも一つ買ってくださいました。彼の方が年下なのに…奢られて奇妙な気分です。ここは、素直に喜んでおきましょう!嬉しいのですから…。

 ただ、羨ましそうな目で買えないお菓子を見ていたことが恥ずかしいのですよ…!


 遠慮すると、味見だぞ、と押し付けられました。美味しかったです。思わず笑顔になってしまい食べる様子を二人に生暖かい目で見られていました。もう一度いいます。私が一応年上なのです!


 その後はロイジャさんとも合流いたしました。その後、歩き出しましたが、ふいにブー様が振り向きます。


「誰だ!」


 気がつくとリクト王子が持っていたお菓子が一つ消えています。そして、それは他の人が持っていました。けれど、その奥にはルミア様がいらっしゃったそうです。驚きでした。


 とても焦りましたがロイジャさんが上手く誤魔化してくれて助かりました。


 ルミア様は喜んでくれるでしょうか?


 今から、楽しみです。

 今回で一旦アンノ視点は終わりです。次回からは再びルミア視点でお楽しみください。読んでくださりありがとうございました。

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