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バレた!

 

 なんで?


 私の頭の中は疑問符でいっぱいだ。


「かなり先に進んでいますわ。着いていきましょう?」


「そうですね。」


 ライラの言葉に頷き2人して荷物を持ったロイジャ、ブー、アンノ、パルティアを追う。不審者ごっこみたいだ。


「それにしても、どこに行くんでしょう。」


 4人は全く知らない道へと進んでいくのだが…


「そこにいるのは誰だ!!」


 急にブーが振り向き叫んだ。


 え?何?え?私?


 ライラと私は思わず顔を見合わせた。恐る恐る物陰から様子を伺う。ブーは真っ直ぐと私たちの方へ向かってきている。


 あ、やべ。


 これ、詰んだなと目を合わせる。もう観念して謝ろう。そう思ったのだが、


「この野郎!どういうつもりだ。」


「…ごめんなさいぃぃ!」


「買ったものを盗みやがって。」


「え?」


 またしても様子を伺うと、私たちの隠れている物陰の少し前にブーに首を掴まれている男がいた。どうやら自分たちでは無かったようだ。


 しかし、安心は油断とも言える。


「まだ、いるな。その後ろに隠れている貴様出てこい。」


 ひぃ!バレてた!


 こうなっては弁解のしようもないので仕方なく立ち上がる。ライラは顔が真っ青だ。怒られると思ってるのだろうか?


「…ごめんなさい。」


 物陰から顔を出して謝る。そこで、4人がひゅっと息を呑んだ。


 ん?まて。なんでだ!とか、勝手に見るな!とかなんかあるよね?その反応何?


「あ、ルミア様でしたら大丈夫です。それにしてもどこから見てたんですか?」


 ブーが伺うような顔で聞いてくる。


「アンノとパルティアが一緒にいた時ぐらいです。」


 うわっ、と声を上げてブーがしゃがみ込む。何か問題でもあったのだろうか?いや、見られてたこと自体が問題か。


「それにしても、4人は何をしていたのですか?」


 ぐっと息詰まる4人。ロイジャが代表として出てきた。


「私たちが敬愛するある方のために急遽、準備する必要がありまして。そのアドバイスを貴族視点でリクト王子とブー様にいただいていたのですよ。」


 残りの三人がぶんぶんと首を大きくふる。


 なるほど。確かにそれならこの面子も納得だ。それにしても…


「リクト王子やブーに頼むほどの方なのですか?」


「はい。素晴らしいお方です!」


 パルティアが目をキラキラと輝かせ教えてくれた。


「私は会えないんですか?」

 

「「「「まあ…」」」」


 私は気になって聞いたけど帰ってきたのはなんとも言えない返事だった。







 

 読んでくださりありがとうございます。

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