パルティアの大暴走
だが、幸にもルミアは立ち直りが早い方である。
そうなのではあるが…途中で気づく?これはもちろんパルティアに見られてしまっている。
おそるおそる振り向いたが、振り向いて最初に目に写ったのは何故か呆れた表情ではなくプルプルと体を震わせたパルティアだった。
え?なんで?
調子が悪い、とか?
「神にも等しいMy女神、ルミア様でも失敗されるのですね…」
あれ?勝手にも謎に構築されていた私の像を壊しちゃったぽいやつ?てか、そんなことよりも最初の私が過剰評価すぎる。
「そんな、そんな、ことなんて…?」
流石にそこまで言われると可哀想に思えて来たりもする。夢を作りすぎた彼女が。
「素晴らしすぎるじゃないですか!!!」
へ?
パルティアの回答があまりにも意外すぎたせいかルミアの思考が停止する。
「え?どういうこと?」
勢いに乗って素の感じで返してしまった。
「女神のように美しくて優しいルミア様は、神すぎて接しにくいのかなと思いきや人間味までも兼ね備えているなんて。」
すると目がキラキラバージョンの興奮状態で返されてしまった。
いや、人間味って何?普通に人間なんですけど。
「はっ、取り乱してしまってまことに申し訳ございません。」
恥ずかしげに乱れた髪を直す様子はただの美人なお嬢様だ。まあ、少々動機が残念ではあるが。
「それにしても、リクト王子もパルティアも使い分けるなんてすごいね。」
これは紛れもない事実だ。
単純にこのパルティアの秘密を知っている者ならばこう思うことだろう。別に普通のことだ。だが、
「え?」
パルティアはとても驚いた顔になった。
そして、ポロポロと涙を流し始める。
はへ?
「私なんかしちゃった!?」
「いえ。感動いたしました。このパルティア、ルミア様について行きます。」
「ホワッツ?」
変な感じになった。
「ホワッツ!」
「知ってんの?」
「知りません!こんな、よくわからない言葉も扱われるなんて!?」
パルティアはよくわからないノリで騒いでいる。
けど、元気そうで良かった。
「元気そうで良かった…」
「ルミア様…」
パルティア、君はいつも楽しそうだね…じゃない!
でも、よく考えると私といない時に笑ってるところ見たことないかもな。
あ、そうでもないわ。子猫ちゃん言うて笑顔降りまいとったわ。
リクト王子の方を思い出すルミアであった。
読んでくださりありがとうございました。
そして本日は部屋の場違い工芸品という作品も投稿しています。少し不思議な現実作品です。
なろうラジオ大賞応募作品となっており短いのですが読んでくださると嬉しいです。
よろしくお願いします…!




