ノーリズ学院始まり
そして時は経ち、フィルラス学院授業はガリオス先生の授業で終えた。
何人かの先生から補講に来ないか?と聞かれたがノーリズ学院での授業もあり忙しいので用事があると断った。
別に食い下がられたりはいなかったので助かる。
…..まあ、貴族の中には触れられるといけない(無礼な)事情を持つ方もいるようなのでそれでなのかもしれない。
とにかく、助かった。
そこからは馬車(貴族ばかりなので当たり前)でロイジャに迎えに来てもらい、屋敷に帰るとランチを食べて豪華なドレスから一転、シンプルな装いへと変える。
やっぱり、ごちゃごちゃごてごてしたものよりも平民が着るさっぱりしたものの方がいいな。
ルミアはそう思うのであった。
ノーリズ学院の少し近くまでいったら後は歩きだ。ロイジャにはお父さん役として来てもらうことになっている。
父は俺だぞ?と脳筋のあの男が首を傾げたのは別の話である。
それはともかく、とても豪華なランチを食べ終えてキラキラなドレスから解放もされたルミアはご機嫌で馬車に乗った。
長い髪は後ろで結ばれて馬車が揺れるたびにぴょこぴょこと揺れている。
それを見て可愛いと悶えている隠れた隠密であったが全くもって気づかない(そもそもの存在)、ルミアであった。
ちなみにランチは鶏肉の天ぷら的なものとご飯などの日本風だった。
何はともあれルミアは馬車から降りて歩き出す。
残り時間を時計で見て時間がありそうなのでリンカのいろいろなお店を回ってみる。
学院より南側の店のジュースがめっちゃ美味しかった。
そこで、彼女と会う。
「あっ!一日ぶりですね!」
「いや、もう会っただろ?」
そういうと、パルティアは少しばかり憤慨したような顔で言う。
「それはあの姿でしょ!?」
「それはそうですけど、あなたには会ってるでしょ?」
「いえ!あなたが会ったのはほぼ別人です。」
パルティアからは頑なとして譲らないという意思を感じたのでルミアは折れることにした。
だが、冷静に考え直して思う。
一日と半日の大きな差ってあんまり無くね?
そこには関してはこれ以上踏み込まないと言うことにはしておく。
「それにしても全然!!気づかなかった。」
「同じ人ってことを?」
「そうですか?」
「はい」
パルティアは少しばかり肩を落とした。
なんとなく悲しげで哀愁が漂っている。
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