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世界の始まり

 ルミアは謎すぎると思い…

 そして思い当たる。リクト王子パルティアを褒めて、ご自分で作られたのですか?と聞いていたがよく考えると王は自分で作っているかどうかぐらい分かるはずである。


 つまり、王子はすごいと知らせるためのものなのではないかと!


 素晴らしい考察だとルミアは納得したが後々聞いたところによると、単純に王がプライベートでなかなか会うことが出来ないので気になって聞いただけのようだ。

 

 いやいやいや、ちゃうんかい!


 と思わなくもないが、取り敢えず王ということが分かったのでガリオス先生には特段丁寧に接することとする。

 

.....階級によって態度を変えるというわけでは断じてない!この国ではそうしないと生きていけないんだ!ゲスいわけではない!


 心の中でそう言い訳をしてガリオス様への態度を決めた。


「さあ、今日は世界の始まりについてです。」


 王の授業はこの一言によって始まった。

 それからはもう夢中だった。

 話すのにプレゼンの能力が必要だからかどうかは分からないが、とにかく面白くて引き込まれる授業だった。


 眠そうにしている人なんて一人もいない。(貴族だからかもしれないが。こんなところで寝ると汚点になる。)


 それぐらいに楽しかったのだ。

 

 雑談も混ぜながら話してくれるのでスルッと頭に入ってくる。


 王の話した内容を簡単に言うとこうだ。

 

 この世界は土以外何もなかった。そこにふと現れたのが巨人だ。彼は土を丸めて人間を作った。

 だが、いつの間にか巨人は消えて人間だけが残った。そのまま、今に至る。


 こういう伝説。さらには


 この世界は一つの種から出来た。

 種は大きく成長して人という芽を芽吹かせた。

 その植物は北のどこかの山に生えているということだ。

 

 という伝説。


.....、へ?


 前者も後者もめちゃくちゃじゃねぇか!

 ただただ、ありえない眉唾物語が王の口から出てくる。


 は?


 そして、三つ目を話し終えた時に王は言った。


「と、こういう眉唾ものもありますが、主に崇拝されているのは、神がキャンパスに絵を描いているのが今の世界というものです。」


 うわぉ!すっごいまとも!


 小学生でも思いつくようなものだった。

 よく、これを知っていながらあの謎話を話せたと思う。

 私には無理だ。


 てか、世界がキャンパス…キャンパスにいるの?

読んでくださりありがとうございます。

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