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パルティア視点 聖女様との邂逅

 本日はパルティア視点です。

 わたくしは、パルティア。

 親しいものはパルティと呼びますわ。


 という風に私は普段お嬢を演じていますが…


 次期王の使命、裏の顔で生活をすると言えば聞こえは良いのですがようは男装をしながら学校生活を送る、というミッションを達成するため、ノーリズ学院の試験会場に来ているのです。


 これは今に始まったことではなく、次期王となるものはさまざまな身分のものの立場にならねばと先代王が決めた取り組みです。

 

.....、全く余計なことをして。


 そう思わないこともないが、仕方ないですね。

 まあそもそもの前提で私は、王になりたかったというわけでも無いのですけれど。

 だが、そんなことは関係ない。

 人材がないのだから。


 そう思うとため息が出てきた。


 ぶっちゃけ仲の良い友達が出来たとしても、卒業したら、ハイさよなら、で終わりだと思う。

 お母さんは頑張って身分の壁を壊そうと必死で、その母は誇りだ。

 でも、貴族上という固定観念は大して変わってない。明確な差があるのだ。

 それを表すように、ノーリズ学院のフィルラス学院ではいろいろな差がある。


「ノーリズ学院に惹かれるものがないんだよな…」


 周囲に子供の時から知っているメイドのユウ意外の人がいないことを確認して愚痴をいう。


「それも仕方のないことでございますがね。」


「分かってるから、真面目に答えないで!」


「左様でございますか。」


 ユウは真面目だ。

 いい子ではあるのだが…


 そんなこんなで、ノーリズ学院の試験会場に入る。

 ユウはバスでお留守番。

 安全のための密偵はいるようだが。


 そして、まずは筆記試験を受けるようだ。

 そこで、気づく。


 ない!ない!筆箱がない!


 密偵は持って無いだろうし、試験官はそれをいうと恥になる。

 ユウは別れてるし…


 やばい!

 

 すると、コロコロと消しゴムの音がした。

 気を取られていると声がする。

 

「自分のって言って使ってもらってね。」


 どうやら、前の席の子は私が消しゴムを持ってないことに気づいてくれたようだ。


 神なのか!ありがとう!


「あの、消しゴムとってください。」


「はい、どうぞ。」


 彼女のおかげで私は無事試験を終えることができた。


「ありがとうございます!」


「役に立てて良かったです。」


 なんていい子!


 どうやら、名前はルルという名前ならしい。


 ルル様っ!!

 

 読んでくださりありがとうございます。

 なんだか、他者視点は新鮮で楽しかったです!

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