リクト王子の正体。2
そんなことあっただろうかとルミアは首を傾げた。
だが、かなり考えても一向にわからない。分かる気配すらもない。
「分かりません。いつあったんですか?」
「いつだと思いますか?」
そう言うと、リクト王子はミステリアスに微笑みました。絵にはなる、絵になるけど.....。
いや、いつ!どこで!?
ルミアは心の中で叫んだ。
ノーリーズ学院以外であったことなど、全く記憶にない。
「本当にわかりません。いつ会ったんですか?」
もう降参することにする。
そう言うと、リクト王子はニヤリと笑った。
そして、答える。
「スキル鑑定祭の時さ。ルミア様の前に並んでました。記憶にはいないかも知れませんね。」
あー!って、分かるか!
納得しかけたが、思わず突っ込む。
これだけ変わっていたら全く分からない。
まじまじと見つめるとなんとなく似ているっちゃ似ているが。
「えーと、確か魔力Aの。」
「はい。そうです。今はSですが。」
「そして、今は学院のちょっとしたアイドルをしていると。」
「はい…..。」
リクト王子はなぜか気まずそうに視線を逸らした。
リクト王子は前世でも正直有名人になれると思うが。
ここでは、もう王子ということで有名だしね。
女性なのに男性のふりをするというのは、なんだかカッコいい!
「で、なんで、パルティアが。だいたい分かってるけど。」
そう、彼女(彼?)の正体は言わなずもがなパルティアなのだ。
自分で言うのもなんだが信者の。
「なんで、私が。というと、王族として広い世界を知るためです。」
「やっぱり。ていうか、パルティアは陸と王子として存在してるけど.....。」
そういうと、パルティアは言った。
「だって、女だったら争うが起こるから。男なら後継だとさっさと決まるでしょう?」
王族、というか貴族ならではだな。
「確かに。じゃあ、リクト王子バージョンで投げキスしてみて!」
私はパルティアに頼んだ。
最初は真面目にやっているのかと思い引いたが、今ならば別に中身も女で素の性格でもないのなら問題はない!
「分かりました。」
少し迷った様子を見せたものの、パルティアはバックからの....
投げキスをしてくれた。
ヒュー、ヒュー!にいちゃんかっこいいね!
久しぶりにアイドル(っぽい人)に会えてなんとなく楽しいルミアだった。
読んでくださりありがとうございます!




