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パルティア視点 聖女様との邂逅2

 今回もパルティア視点です。

 

 ルル様!


 次会うことが出来れば何かすると約束したものの、どちらも合格できるかどうかは分からない。

 でも、できる気がする。

 

 だって、彼女は…


 スキル鑑定祭の時に見た女の子と似ている。

 周囲を圧倒するオーラととてつもない美貌が。

 初めて見た時の記憶は今も頭に鮮烈に残っている。

 

「本当にありがとうございました。」


 ルル様にはもう一度そういって頭を下げて分かれた。

 けれど、後からよく考えると試験のところにはルミアと書かれていた。

 隠れていない。

 貴族にはありがちな失敗である。


 本人は知っているのだろうか?冗談でしているのだろうか?


 まあ、良い。

 彼女、ルミア様とは別れて歩き出す。

 行く場所は一緒なのだが。

 体力試験は受かると言う程度の自信はある。

 王族にしては珍しく運動の才能があると言われたのだ。

 おそらく大丈夫だろう。


…そう思っていたが、ルミア様、もといルル様は私のことを何度も抜かしていった。


 え?


 私、遅い?


 じゃなくて…ルル様、早すぎだろ!?

 この調子ならば私が合格さえすれば会えるんじゃないだろうか。

 俄然やる気が出てきて私はスピードを上げ、また誰かを抜かした。


「ああ!」


 感情の出やすい平民ならでは、とてつもなく悲しそうな声が後方から聞こえた。


 だが、ルル様への恩返しのためにもここは譲れない。


 と、そこで!


 ルル様がゴールしたと騒ぐあのムッキムキの先生の声が聞こえてきた。ルル様は驕ることも特に無くすまし顔で歩いていく。


 なんて、謙虚で素晴らしいのでしょう!


 私も追いつかねば…

 さらにさらにスピードを上げる。

 腕を振り、腕を振りそれを繰り返すと気づけば二位でゴールしていた。


 やったーーー!


 と思う間もなく、私は走り出した。

 息はぜいぜいと荒いが別にいい。


 走った甲斐があったのか、後ろ姿だけ見ることができた。出来れば話したかったが仕方ない。


「お嬢様、早いね。」


「そんなことありませんわ。」


 後ろにいたフォンさんに挨拶をする。

 一応顔見知りなのだ。

 私は腐っても(自分で言うのもなんだが)王族なのでね!


 ちなみに笑顔を貼り付けた完全王族姫様型という漢字が多い形態で望んでいる。

 ですわ、ですわって、わ、つける必要あるのかな?


 試験は普通にAだった。


 帰りはユウと一緒に帰る。


「お嬢様、良き方は見つけられましたか?」


「ええ、とっても。」


 読んでくださりありがとうございました。

 次からは本編のルミア視点へと戻ります。

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