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アイテム交換

 残念ながらアイテムは正規の本ではなかったが、机でも十分である。


「おぉ!ルミア様、好きなインテリカエルじゃないですか!」


 覗き込んできたフォンさんが驚いたように画面を見つめた。

 

「本当だ!すごい!アイテム、机なのか..、」


 師匠も同じく覗き込んできて、アイテムの机を物欲しそうに見つめた。

 そういえば一番普通のカエルに相性がいいのはこの机だった気がする。

 

「確か、普通のカエルは机と相性がいいですよね?」


「そうなんだよ..、正直、アイテムはリボンと人形と本だけなんだ..!」


 え?本?

 今、聞き捨てならぬ言葉が聞こえた気がする。


「もしかして、本といいましたか!?」


「言ったが?」


 それがどうしたと言うふうに首を傾げる師匠。

 本持ってるならなんで弱小のリボンをつけてんだ?


「あのー、なぜリボンを?」


「なぜ?可愛いからだ。」


 さも、当然と言うふうな顔で答える師匠。

 でも、あまり本にこだわりがないのなら


「師匠!お願いです!本と机、交換してください。」


「いいけど。」


 へ?

 余裕な快諾に思わず変な声が溢れた。

 本当に?本いいの?


「本当にいいんですか?」


「机の方が欲しいからいいよ?」


 師匠もなんでこれが欲しいのだ?みたいな顔で答えている。

 そうとなれば、


「あの、コードは?」


 交換するためのコードが必要だ。

 繋げないとアイテムはもちろん、なんだか密輸みたいだが、カエルの交換も出来ない。

 ていうか、


「コードある?」


「ある!」


 フォンさんが答えた。

 心配は杞憂だったようだ。


 コードをもらって繋げた。

 

「えーと、アイテムはっと、」

 

 師匠には机を送った。

 すると、本がきたのだが、なぜか前世で持っていたものとは違う黄金だった。


「なんか、色が違いますね。」


「なんか、カエルの探検リビング捜索で手に入れました。」


「えええええっ!」


 カエルの探検は、年に一回のプレミアムイベントである。ここではアイテムが手に入ることは難しく、逆に手に入れたアイテムはかなりいいものが多い。


「ほ、ほんとうにいいんですか?」


「別に。普通カエルにはあんまり黄金が合わないから。可愛くなくて、興味が惹かれなかった。」


 やった!

 ルミアハ、オウゴンノホンヲテニイレタ!


 これで強いはず。

 インテリカエルに本を持たせてゲームをスタートする、というボタンを押した。

読んでくださりありがとうございます。

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