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カエルのリビング

ポイント増えました!ありがとうございます!

「カエルのリビング?」


 なんじゃそら?と思うだろうが、これは世間でひそかなブームが起きたゲームだ。

 このセンスの無い名前から初期はダウンロード数が少なかったようなのだがハマる人が続出し、どんどん売れていった。

 ルミアは友人から聞いてプレイを始めたのだ。


 この、ハマる人というのはルミアも例外ではなくカエルの装備を貯めるためによくプレイしていたのである。

 どうでもいいことなのだが、ルミアのお気に入りは眼鏡をかけたカッコつけているカエルである。

 アイテムは本だ。

 カエルもリアルで無いので可愛いとさらに人気が出たのだ。

 他にも、体操服を着たカエルや、おしゃれしたカエル、セレブ風カエルなどいろいろあった。

 

 そして、なんといっても敵にぶつかられたカエルがシュールにぐえっと鳴くのが人気だったらしい。

 あるユーチューバーはカエルを何度もぶつけた動画でいいねを獲得しまくっていた。

 コメント欄には可哀想とのコメントがあったのだが。

 

 それはともかく、カエルのリビングの二期が始まる前にここに来てしまったのだ。

 ケータイが手に入ったらカエルのリビングがプレイ出来る!

 

 ひそかに楽しみになった。


 ルミアがカエルのリビングに想いを馳せていると、ぐいっと肩を掴まれた。

 

 え?何?


「ルミア様、カエルのリビングを知っているのかい?」


 そこには驚いたフォンさんとヤスシ様の顔があった。


「フォンさん達、知っているんですか?」


「「俺たちも愛好者だ。」」


 そういうと、二人同時にケータイを掲げて見せる。

 ちなみにフォンさんは魔女のカエルが、ヤスシ様はシンプルなカエルが好きならしい。


「あ〜確かに、シンプルなカエルもいいですよね。」

 

 シンプルはシンプルで可愛いのだ。

 結論、全部可愛い。


「「そうなんだよ。」」 


 二人が目尻を下げた。

 とくにヤスシは画面のカエルにメロメロだ。

 アイテムは一番弱小のリボンだった…

 

 いいな!私もカエルのリビングを久しぶりにしたい…


「懐かしい…そういえば私の前世の弟子も、よくこのゲームをプレイしていたな。」 


 そうなんだ。お弟子さんがいたんだね。

 気が合うかも。


「あっ、そういや、カエルのリビングに新キャラ、ギャル風のカエルが来たらしいよ。」


 ヤスシ様が言う。

 そういえばガチャにバチバチまつげのカエルおったな。


 途中で思い出した。

 あれは、笑った。

 そして、疑問を思い出す。


「そういえば、フォンさんやヤスシ様は前世、何をしていたんですか?」


 

 

 

読んでくださりありがとうございます。

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