無
すごい!
すごいけど…
ヤスシ!少しぐらい心構えのために教えてくれよ!
どう考えても遊んでいたようにしか見えなかった(し、実際そうだろう。)
フォンさんがこうなるなんて知らなかったから、驚いた。
ん?
え?
ふと、ヤスシ様の手元が目に入った。
「ケータイ?」
そこには、四角の薄っぺらい物体があった。
「「あっ!ケータイですよ。」」
フォンさんとヤスシ様が一気に言う。
「「すごいだろう?えへへん。」」
胸を張るな。
すこし、いらっとする。
いつもならイラっとするのだが…
そんなことより…
「ケータイ、どうしたんですか?」
「「聞きたいですか?聞きたいですかぁ!?」」
「近い!近い!」
二人が目を輝かせて近づいてくると少し威圧感がある。ヤスシ様まで!てか、これの答えは一つしかなくない?流石にここまで、期待されると…
「聞きたいです…」
「「そうですよね!」」
「はぁ。」
適当に返事してしまったが、ケータイ大好きの人間としてはやはり気になる!
「「実は…魔法で出したんです。」」
「え?」
魔法便利過ぎだろ?
「my、ケータイです!」
私の少しだけ(ほんとに少し!)羨ましそうな視線に気づいたのか,得意そうな顔をするフォンさん。
子供に大人気ないです!
…まあ、中身は子供じゃ無いんですけど。
my、ケータイ。
だが、それはオアシスである。
主に心の。
そんなことはともかく、だ。
「なんの属性で出すのですか?」
「聞いて驚け!」
なんなんだろう?
「すべての魔法を一気に作動して新しい属性を作り、それを使って作るのだ。」
なんじゃそりゃ?
ルミアはそんなもの知らない。
「この状態を無と言います。」
無?…
なんか、こうもう一捻り欲しい。
「で、どうするんですか?」
それを練りながらケータイを鮮明に思い浮かべたら出来ます。
「ちなみに使い方は全くの同じです。ショップでアプリを購入できます。」
ゲームとかも?
え?ゲーム?
やりたい!
「かえるのリビング」がまだ途中だから。
ちなみに「かえるのリビング」とは、かえるのご飯を手に入れる日常を闘いながら進めるゲームでルミアが一時期ハマっていた。
世間でも、ひそかなブームがあったのだ。
読んでくださりありがとうございます。




