ヤスシはやっぱり…
「ヤスシ様!」
フォンさんが驚いたように声を上げた。
すると、ヤスシが不満そうにすかさず言う。
「ここは公的な場でも無いんだ、父様と読んでくれ。」
フォンさんはぱちぱちと瞬きをすると元気よく、はいっと笑顔で頷いた。すぐに真顔に戻ったが。
「それで父様、なぜここに?」
フォンさんが聞く。
「なぜ、とは?お前がここに呼んだだろう?」
二人で、ん?と首を傾げるフォンさんとヤスシ、様。こうやってみると親子だ。うんうん。
「呼んでませんが。」
「だって、20日にここに来いと…」
「「20日明日ですよ。」」
見事に二人の声がハモった。
え、え?という顔でヤスシ様が時計らしきものを見る。この世界にもあるんだ…
「20日だ…」
今見つけた新事実、といったように言うヤスシ様。
いや、日にちは覚えよ?気持ちすごいわかるけど…
「父様…」
フォンさんが心底呆れた声を発する。
「ヤスシ様…」
「まあ、いいです。」
空気を切り裂いたのはフォンさんだった。
「この際ですから、ルミア様の魔法を見てください。」
「わかった。」
素直にヤスシ様が頷いた。
今のは…うん、オーラが出てたね。
「ルミア様、まず制御の方法は…」
取り敢えずポイントを言っていくようだ。
「ふんふん。」
「とにかく、煩悩を考えない。もちろん、日常的にではなくて…スキルを使う間は。それ以外はとくに注意はない。ヤス、げほん。父様は同じスキルでかからないから私を実験にしてね。父様はいざとなったら止めて。ちなみに、すとっぷ!と祈ればスキルは止まるから。」
「え!?フォンさんを、じ、実験台ですか…」
「そんなもんだから。」
フォンさんはいった。申し訳ない。いいのかなぁ…?
隣を見るとヤスシ様がなぜか笑いを堪えるような顔をしている。
ごほん、とフォンさんが咳払いをした。
なにか、気まずいこもでもあるのだろうか?
「じゃあ、どうぞ。」
遠慮なく、いくことにしよう。
「はい!スキル友好」
その言葉を聞いた瞬間、フォンさんが一時停止ボタンを押されたように止まった。え?あれ?
え?何?
ど疑問を覚えるのも束の間。
そして、ヤスシ様はすでに悟ったような顔をしていた。笑いながら…
なんだろう?とフォンさんの方を見る…と…?
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