スキル
「え?」
「あなたにも、同じスキルがあるかもしれないの。というか、ほぼ確実にあるの。」
「はひ?」
ちょっと待て、こんがらがってる。頭を整理しよう。
・フォンさんは前世がある。
・魔術師で特殊スキルがあった。
・抑えきれなくて小さなきっかけから、世界が滅びた。
え?
なにこれ?
なんのやばいゲーム?
あっ、現実か。
で、私と同じスキルがあるって言ってたな?
ん?
同じスキル?
ええええ!
「すごく驚いた顔だね。」
「もちろんですよ‥、だって特殊スキルが無いって言われたら昔、世界を滅ぼした人と同じスキルですっていきなり言われたんですから。」
「確かにそうだね。」
うんうん。じゃない!
ほのぼのとした空気出すな!
ん?でも、そういえばヤスシも同じって言ってた?
「あの、ヤスシ様も?」
「うん。まあ、公的には一応なしってことになってるらしいよ。あっ、これ国家機密ね。」
こっか、きみつ、だと…?そんなの知りたくなかったよ…!
「知りたくなかったって思ったでしょ!でも、残念..。知っちゃったからね。」
イラっとする。言ったのお前だろ!
「あっ!そういえばスキル鑑定祭の神官さんがなんか私のスキルに驚いてた気が…」
「ああ。リオンでしょ?あの、能天気な。アホの。」
「あ、はい。知ってるんですか?」
「うん。知ってるも何も、子供だからね。」
「はい?誰が、誰の?」
「リオンが私の。」
ふぇぇぇ!
思わず変な声が出た。
ど、どういうこと?
でも、だから、詳しいのかな。ヤスシ様とかと…
「前王ヤスシは私の父。」
ん?ヤスシが父?
ヤスシは元王で。その子供..。
もしかして…王の姉妹!
「姉妹いいい!?」
「まぁね。公的には、いないことにされてるけど。幼い時から前世の記憶で頭ひとつ飛び抜けてたから君悪がられちゃった。あとは娘が一人いるわ。そういや、同い年ぐらいの年だったね。あなたと。」
娘さんがいるんだ。じゃなくて、
「王の妹?」
「厳密には姉。」
「そーゆーことじゃなく。」
「まあ、これは事実。」
これも国家のね。
ヲイ。今、余計な一言が聞こえた気がしたんだが。
気のせい?気のせいですね。もちろん。
「でも、そのスキルと世界になんの関係が?」
「世界を滅ぼしたことには残念ながら関係が大あり。だって、あれには無駄な効果がついてるから。」
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