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ルミア、忠実な僕を手に入れる。

 登場人物野ところ、少しだけ、加筆いたしました。

 笑った私にみんなの視線が集中する。


「あっ、特になにもございません。」


「お前、笑ったな!俺は偉大なるノルマ家の長男だ!それを知っての対応か!お前、誰だ!」


「ぷっ、ひくっ。ノルマ、ブー、ぷくくっ!」


 ノルマのブーだって、やばい、おもしろすぎる。


「おい!お前、」


「ひぃー!ひっく。ぷぷっ!」


 笑いすぎてお腹が痛い。


「お前!」


「ぷっ。ん?何?」


 笑っていると何か声が聞こえた気がするので、そっちを見るとブー様が、


「ぷぷぷ、無理。やばい。」


「不敬だ!」


 顔を真っ赤にして怒るブー様。で?何なに?お前、誰だ?


「えーと、わたくし、ヴィズダム家長女、ルミアと申しますわ。」


 にっこり、営業スマイルを浮かべつつスカートを摘みお淑やかに返事をする。


「そうか。」


 え?何?今の何?

 さっきまで、顔を真っ赤にしていたのに、今は顔を真っ青にしてこっちを見ている。

 さっきまで、険しい顔をしていた王の右腕も少し青い顔をしている。

 

「あの、どうかされましたか?」


 空気が固まった。

 王の右腕様の言葉がやけに響く。


「この、国では身分は少なくすると言う傾向にあるとはいえ、さすがにただの弱小貴族ごときが王の信用を得る四大貴族に逆らうのはしかも喧嘩を売るなど…」


 へー。


「なんだか、反応が薄いですね。」


「別にブーっ様が絡んできた事ぐらいで罰は求めません。私にも非があったのですから。」


 しまった。みんなが固まっている。また、この場で笑いそうになったことがバレてしまったのだろうか。

 私、学びないな。


「ルミア殿…」


 ん?呆れた視線とも、恨みの視線とも、違う?

 これは…

 尊敬の目?

 周りを見渡すと王の右腕までもが頷いている。

 なんかした?

 ブー様が口を開く。


「ルミア殿。私が浅はかでございました。あなたの心の寛大さに触れ、とても感動いたしました。是非ともあなたの忠実な臣下とさせてください。」


 かしこまってる。

 こうしたら、不良から貴族に見えるようになったな。


…って私!?私に仕えるの?


「すみませんが、お断りさせていただきます。」


 なんと!という衝撃の顔をするブー様。

 お前、よく受け入れられると思ったな。

 頭、お花畑じゃないか。


「そうですね。では、臣下ではなくお手伝いぐらいの立場であれば許してくださるのでしょうか。」


「それぐらいなら…」 


「おお、ルミア殿は懐が深い。」


 いや、お前が押し付けたんだろう。


 

 何はともあれ、ルミアは忠実な僕Aが出来たのであった。

 読んでくださり、ありがとうございます。

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