お嬢様の悲鳴〜入学式〜
すごく遅くなってしまいました。
本当に申し訳ございません!
「只今より、フィルラス学院の入学式を執り行う。」
うわぁ!圧巻!
ルミアは心の中で叫んだ。
目の前にはすごい、人、人、人。
従者も隣に座っているので凄い人数だ。
そして、開式を宣言しているのは、なんと、なんと、王!
今日も麗しゅう顔でございますね。美人です。はい。
私は、普通かな?鏡がないのであまりよくわからない。髪は銀色。目はアンノによると黄色ならしいけど…。
まあ、王には負けているだろう。
流石、王家なだけあって顔面偏差値がずば抜けている。
もちろん、実母メフィルも美しいけどね。
あとは、あのキモい王子も…。
…この世界の貴族は美しい人ばっかり。目の保養だな。
まあ、そんなことはともかく王が前で話しているのだ。集中、集中。
「ということで、これからはともに技術を高めていって欲しい。これで話を終える。」
終わるんかい!
「続いて、王族であらせられるリクト様より、ご挨拶をいただきます。」
キモい王子か。子猫ちゃんとかいきなり言い出さないだろうか?リクト…またまた、ヤスシと同じ日本語系のお名前!
王族…もといリクト様が壇上にあがられた。
そして、喋り出す。
「麗かな日差しの中、この学校に入学できたことを心から嬉しく思う。」
ん?意外と普通?
「だって…子猫ちゃんたちに出会えるからさ。」
フッと爽やかに微笑みながら前髪をかき上げる王族…。普通じゃなかったぁぁぁ!うえええ!キモい。
ロイジャは、眉を顰めている。
「きゃあああああ!」
突如起こる黄色悲鳴。
そして…
「あら、レイノ様が倒れられましたわ!急いで救急のものを。」
「きゃあ!マリア様!大丈夫ですの!?」
「サラ様、お気を確かに!」
会場は錯乱状態となっていた…
急いでかけてくる救急隊の足音と、お嬢様方が倒れられる音、悲鳴が辺りを支配していた。
…いや、どんな悪夢だ!
リクト様は…はっ!気がつかなかったが、しゃべっていた!
え?なんで?先生方、頷いてるし。
あなた方、この状況見ていますか?
王が、なんだか遠い目をしている。
かわいそうに。
でも、なんだか、呆れてもいるような…。
それにしても、キモい王族のこの声、どこかで聞いた気がしないでもない。
まあ、気のせいだろう。
会う機会なんて、滅多にあるものじゃないし。さっきで初めてなはずだ。
…第一、あのキモい王族が話しかけてきたら、覚えているはずだから。
てか、この場、カオスすぎる。
どう収めるの?
よんでくださり、ありがとうございます!




