入学式!
ptまた増えていました。
ありがとうございます!
「麗かな日差しが降り注ぐ、今日この日、ノーリズ学院に入学することができて本当に…」
ルミアは現在壇上で喋っていた。
もちろん、ロイジャの考えてくれた渾身の挨拶を、完っっっっっ璧に丸暗記して!
「…ということで、皆さま…」
長い!長い!
自分で喋りながらなんか、文句を考えてしまった。いけない、いけない。
表面上は穏やかだが、内心叫びながら暗記文をただただ、淡々と読む。
先生方も生徒もはふむふむと頷いているので、意味は分からずともいい挨拶というのは、分かるのだが…。
なににしろ、自分が書いているのではないのでそれはそれで、罪悪感が沸く。
ん?じゃあ、自分でやれと?やろうとしたが、無理でした。最初の一文すら、無理でした。はぁ、国語力が欲しい…。
でも、さすが、優秀な学院。生徒も真面目に聞いている。
七歳だよ?小学生で言うと一年生だよ?走りたくなる年頃だろうに、めっちゃ、真面目なんですけど!?誰も喋らない。凄く喋りやすい環境だ。
正直、なんだか社長会議(行ったことないけど)で喋ってる気分…。
「…新入生代表 ルル」
話をやめる。と、同時に拍手が降り注ぐ。
「パチパチパチ」
拍手をありがとう!みんな!とアイドルなら言うだろう。ルミアもいいたくなったので。
「いやはや、素敵な挨拶だったよ!」
壇上からゆっくりと降りると、ダンディなおじさんが話しかけてきた。茶髪の髪が右に撫で付けてある。
カッコいいが…誰?てか、何の用?
「はい。なんでしょう。」
お前誰だよ、オーラを出さずに笑顔で応対できたのはお嬢様教育の賜物だろう。
アンノ、ミモラ、ありがとう!
「君、名前、なんて言うの?」
「…ルル、です。」
さっき、いっただろうが!
またまた、笑顔で言…おうとするのだが、笑顔は凍っていたかも知れない。
だが、おじさんは話を続けた。
「そうか、私は筆記試験を担当してたコウリだ。ぜひ、頑張ってくれ。」
「は、はぁ。」
気の抜けた私の返事を聞き、大変満足そうにさっていく、ダンディなおじさん、もとい、コウリさん…。
彼は結局何がしたかったんだろう?
そう、思って、謎のおじさんを見送ったルミアは知らなかった。
筆記試験を主席で通ったある女の子がすごい鬼のような形相でこちらを鋭く睨んでいたことに…。
読んでくださりありがとうございます。




